保育園の設立趣旨と歴史
アトムの3つの柱
アトムっ子通信

アトムっ子通信

2005年

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12月号 巻頭文

島根からのメッセージ 市原 悟子

10月29日、30日、島根の益田で行われたフォーラムにコーディネーターとして依頼され、行ってきました。フォーラムの実行委員をされたお父さん方は今年2月にアトムで行った「保育の集い」にも参加してくれていました。益田に行くのは昨年に続き2度目です。昨年はある保育園での学習会に招かれたのですが、その時の保護者会長が岩井さんという手作り豆腐を手がけているお父さんでした。岩井さんは今回のフォーラムの実行委員もされていたのです。

その岩井さんからのメールを紹介します。

益田市の岩井です。

先日は「とうふ」を食べていただきありがとうございました。

「ものづくり」をしている者として、人様によろこんで食べてもらえるということは、何物にも換え難い「幸せ」であります。

私自身、大変うれしく、またがんばろうという気持ちになります。

ありがとうございました。

今日は少し長くなりますが、実は先日のフォーラムの交流会に、私自身、市原先生とこのような話がしたかったのですが・・・

スタッフとして立ち回るなかで、そのことは実現できませんでしたので、以下記しておきます。

それは「真砂のとうふ」における「アトム」の影響についてです。

まず、最初に私の「とうふ」の造り方について少し説明します。

私は地元の大豆を使用して、昔ながらの方法で「とうふ」を造っています。

地元の大豆を使用する、実はこのことは「とうふ」づくりにおいて、その作業を困難にします。

益田のような山がちな地形では、畑の面積も小さく、立地条件もまちまちで、均質の大豆を生産することは困難です。

同一の生産者が同じ畑で作った大豆でさえ、土地の立地条件、たとえば、日当たりや水はけなどにおいて、大豆の品質は違います。

地元の大豆を使うということは、毎回品質のことなる大豆に対して、それなりの対処を行わなければ、均質の「とうふ」を造ることは不可能なのです。

さらに作業を困難にしていることのひとつに、ナチュラルな「にがり」の使用があげられます。

「にがり」は凝固剤ですが、容易に固まるものを使用すると、大豆本来の風味もなくなり、プリンのような「とうふ」を短時間に、大量に造ることが可能です。

市販されている「とうふ」はほとんどが、このようなタイプで、「とうふ」であって「とうふ」でない、造る側や流通の都合で生まれた歪な食品です。

例えば私が「こだわりとうふ」の造り手として認めてもらうには、厳選した材料を、たとえ取り寄せてでも使用することが求められます。

しかし、地元にある大豆を均質でないという理由で排除した場合、その大豆たちはいったいどうなってしまうのか・・・

食料として生まれ、私のすぐそばにある大豆、環境負荷もなく容易に手に入れることが出来る大豆が目の前にある以上、それを使わないというのは考え物だと思います。

地元の大豆を使うことは「手造りとうふ」の作業として困難なわけで、それを容易にするには、凝固率の高い、固まりやすい「にがり」を使用するほかありません。

でも、私はそうはしません。

昔ながらのナチュラルな「にがり」を使用し、自然にまかせて固めます。

そうすることにおいて、「真砂のとうふ」は大量生産は出来ないし、「とうふ」の質もマチマチで、ときには商品にならないものも出来てしまうし、おいしいときもあれば、ズバリおいしくないときもあるし、硬いときもあれば、やわらかいときもある、そして作業は困難である。

・・・それでも、スーパーで売っている。

困難な作業をしているからといって極端に値段を上げて、日常的に食卓で使うことが出来ないものになってしまったら意味がないと思うのです。

ですから、経営の観点から見ると、あまり儲からないことにあえて手を染めているということです。

長々と「とうふ」について述べましたが、どこが「アトム」なのかというと・・・

考えてみれば、均質の大豆を求めるという発想自体がおかしい。

同じような大豆の「つぶ」でも本当はひとつひとつ違うし、本来「食べもの」の本質は差異性にほかならない・・・

私は「アトム」の話を聴き、市原先生たちとお話をすることが出来、そして考えるうちに、大豆が「子ども」や「人間」と同じようなものだということに気づきました。

ひとつひとつの大豆の声に静かに耳を傾けると、いろんな大豆たちの声が聞こえてくる。

育ちのよい大豆、そうでない大豆、暑い場所で育った大豆、日陰で育った大豆・・・

その声を静かに聴き、彼らに合ったように対処してやること、それが出来れば立派な「とうふ」が出来る。

商品としての「とうふ」がおいしいだとか、おいしくないだとか、形態が均一でないとかいうことは、食べる側の一方的な都合でしかない。

本来食べ物は、そのようなものでしかないのです。

育った大豆そのままの姿を食卓に届けてやる、それこそ私がすべきことなのでは、と考えるようになりました。

最近では、品質が劣った大豆をみると意欲がわいてきます。

手のかかる子どもほど愛着があるのと同じです。

「大人」の都合で「子ども」の声を封印するごとく、「製造・流通・消費者」の一方的な都合により、「食べもの」の本来の声が抹殺されているように思います。

また「アトム」の子どもや大人がお互いの関係性の中で揉まれることにより成長していくように、差異性のあるはずの「食べ物」がお互いを主張しあい、認め合う、そういう空間を創出していく必要性を感じています。

このように「真砂のとうふ」は「アトム」を通じて変わりました。

「子ども」や「大人」だけでなく、「とうふ」も変わる保育所が「アトム」なのではないでしょうか?

長々と失礼しました。

岩井賢朗

みなさんの感想はいかがでしたでしょうか?

★11月の見学者は、奈良県家庭教育相談員の方25名、静岡県公立高校の先生、西宮公立保育士、南海福祉専門学校生の方々でした。その中で西宮の方から以下の感想が寄せられました。

職員会議の見学をさせていただき、とても感激しました。

見学させてもらった中で人と人とのつながり、人間同士のつながりを大切にしているのだな、と感じました。

それは「保育士と子ども」のつながりであったり「子どもと子ども」、「子どもと保護者」「保育士と保護者」「保育士と保育士」です。特に保育士同士のつながりにおいて私の勤めている園、また他の保育園にもないものを職員会議の最後の職員紹介から感じました。

職員紹介の30分という時間の長さにも驚きましたが、その内容にとても驚きました。人とのつながりということはいかに人を知るか自分を知ってもらうかであり、人とのつながりの仕事である保育士において今まで自分がその部分を重要視していなかったことを今回見学させていただいて認識しました。自分の勤務している保育園に戻って何ができるか分かりませんが、まずは自分という人間を知ってもらうことから始めたいと思います。

本当にありがとうございました。

又日報にでも是非感想をお寄せ下さい。最近アトムッ子の感想が少ないので淋しいです。

おしらせ

◆12月30日(金)~1月3日(火)までは休園日です。

12月初旬に年末年始のお休みアンケートをとりますので、ご協力お願いいたします。

◆冬時間でお迎えの時間帯はかなり暗くなっています。駐車場での子どもの飛び出しなど、事故のないように十分注意してください。

職員会議の報告 

  

11月職員会議の報告        岩木陽子

●11月の行事を振り返りました。

○子育て教室=大人18名、子ども24名の参加がありました。
○子どもまつりの感想=アトムの創作ミュージカルが毎年好評です。保護者有志の方お疲れ様です。台本作り、衣装作り、ダンスの練習とお疲れさまでした。
○12月18日に“子育てパーク“がオープンしたばかりのレンガ館で行われます。スタッフでアトムの保育士も頑張っています。多彩な催しがありますので皆さんも参加して下さい。
○消防署立ち入り検査、初めて夜間保育の避難訓練を行いました。
○名古屋の保育園に3人(吉本、上原、市原泉)が1泊2日の実習研修に行きました。保育方針、環境作りなど参考になる事を多く学習してきたようです、職員で協議しながらアトム流を作って いきたいと考えています。詳しくは来月に報告書を載せますので楽しみにお待ち下さい。

●各クラスの子どものようす

<子どもの指吸い>・・いちごぐみは、指吸いの子どもが多く、この年齢はよく見られることなのですが原因は色々で(退屈、緊張緩和、心の支え、吸いたい欲求)保育園生活で気をつけていくことは何か議論しました。
①退屈で指吸いしているのであればおもちゃの工夫が必要=手先を使って遊ぶおもちゃを作る
②心の支えで指吸いをしているのであれば辞めさせる事を無理強いしても効果がない
③吸い方がきつくて指が化膿していたら手当てをしてあげる
④家庭での状況を聞く

<ごねる子ども>・・ももぐみは思いどうりに行かないとごねたりする時期ですが、そんな時の対応をどうすれば良いか協議しました。自分で気持ちの建て直しができるように焦らせない。葛藤する、ごてる時期だと理解してやる。具体的に何が原因でごてているのか、子どもも分け分からなくならないように、丁寧に質問してやる

<靴隠し>・・毎年すいか、みかんでおこる靴隠しですが、今年も起きました。深刻な捉え方をしないで、イタズラなのか、メッセージなのか見極めているところです。

●11月の懇談を振り返りました。

★3回目の今回はグループ懇談を企画したクラスが多く、大人数だと話しが中途になって時間切れになるが話し込めて良かった。保護者同士の意見交換ができ良かった。

★バナナ、ぶどうは若い保育士に司会を任せ、梅本保は「司会をしながら話しを掘り下げたいと思ったけど、どう説明していいのかわからず流してしまった」吉本保は「いっぱい保護者にフォローしてもらったけど、いつまでも頼りない自分ではいられない」と気を引き締めていました。

★みかん組は初めて保護者の司会で懇談をしました。肩の力を抜いた、構えない雰囲気の司会振りに、中田保は、いままで自分がした懇談を振り返りつつ、今回の良さを実感し今後はそれが自分にもできそうな気がすると力強く感じたようです。

<三宅保育士理解>
子どもの頃は、おとなしく、目立つ事が嫌いで、運動会や発表会は大嫌いだったようです。ケンカもしなかったのが、中学校でケンカのできる友達ができて変わってきたようです。好き嫌いもはっきりしていて、お酒を飲む場所や酔っぱらいも苦手らしいです。はっきりものをいうようで、わかりにくい所もある彼女なのですが、今回は少し三宅保育士を理解することができました。

<ある会議に出ての感想>
先日「熊取豊かな子どもの育ちネットワーク準備会議」という会議に参加しました。
これは、子育て支援課、健康課、保育所、幼稚園、小、中学校、教育委員会など、熊取の子どもに関わる人が集まり、子どもの育ちでつながり合うための準備会議です。
そこで<現場で何に困っているか>という意見交流がありました。どの人もが共通して困っていたことは「親とのかかわり」でした。気になる親をどう支援していいのか困っている話しを聞きながら、「親のことで悩んでいる私達の意識改革が大事なことです」という意見に頷きながら、アトムの懇談会を思い返し、親理解をどうしているかなどを考えました。すると、懇談会の大事さが改めて感じられました。

<意識改革>とは、親ではなく、対応する私たちが変わることなのですよね!

アトム共同保育園を育む会からのおしらせ

11月19日に理事会・保護者会・育む会合同で「アトム説明会」を開きました。

参加してくださった、保護者の皆さんありがとうございます。

共同保育所時代は各クラスの運営委員が主となり保育所の運営状況や保育内容を、子どもを預ける保護者も子どもを預かる保育士も同じ立場で話し合っていました。「預ける預かる」だけでない関係はこんな流れからきているのです。

当日は保護者時代運営委員として力を発揮してくれたOBのお父ちゃんたちも参加してくれました。その後の話の中で、OB保護者と現役保護者の交流の場として来年には「バザー」をやりたいとの話も出て、「バザー実行委員長」なるものもその場で決まりました。(こんな事にすぐに力を発揮してくれます。)

また、例年2月に開催している「保育のつどい」も一から自分たちで企画する予定です。(来年2月の開催はありません。)これからも保護者会とは別のかたちでアトムを応援していきます。

3月で卒園される方「育む会」へのご加入をお待ちしています。

○夜間保育
  ☆子どもたちの様子

○給食室
  ☆感染予防について
  ☆給食試食会のご参加ありがとうございました。報告など
  ☆免疫力を高める食と生活について

○いちご組
  ☆新しいお友達の紹介など・おしらせ
  ☆グループがえのおしらせ・おもしろエピソード

○もも組
  ☆こどもたちのこんな一面ありますよ(○○で賞をつけました)
  ☆スキ・キライ、エピソード
  ☆チューリップの球根植えました

○ばなな組
  ☆チューリップの球根植えしました
  ☆みかん組と交流リトミック
  ☆ばななクラス懇談会の報告

○ぶどう組
  ☆ぶどう組初クッキング 白玉団子に挑戦だ!
  ☆ぶどう懇談会報告
  ☆こどもの大ゲンカ!
  ☆我が家の悩み

○すいか組
  ☆遠足に行ってきました!各グループの様子
  ☆子どもたちのおもしろ発言コーナー
  ☆スイカ組クラス懇談会の報告

○みかん組
  ☆主役になれる日、その子の日の紹介
  ☆こどものこんなつらい気持ち、みんなに話せてよかったエピソード
 ☆みかん組懇談会の報告

○保護者会だより

○親子レクレーションの報告

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11月号 巻頭文

子どもの風景 市原 悟子

先日園庭で、2,3,4,5歳児の子どもたちが入り混じり、「勝ってうれしい花一匁、負けて悔しい花一匁、どの子が欲しい」と大きな声で歌いながら花一匁で遊んでいました。とても懐かしい風景だなあと思いながら、作業の手を止めて見入りました。

一方には多数の子ども片方は今西兄妹だけになっていました。そして「なごみが欲しい」とコールされるとなごみは「いやや、たいっちゃんといる」とお兄ちゃんの手を掴んで離れません。すかさずみかんの子どもたちが駆け寄って「すぐに次はたいしを呼ぶから、すぐに呼ぶから。なっ、すぐやから」となごみをなだめ、たいしも「お兄ちゃんすぐ行くから」となごみを説得していました。なごみを取り囲んで説得する子どもたちの姿、その様子を心配そうに見ている他の子どもたち、なごみがたいしの手を離して片方に移ると一様にその場の雰囲気はホッと安堵が広がり一層元気な大きな声が響き渡っていました。他の遊びをしていた周囲の子どもたちも楽しげな様子に「寄して」と何人かの子どもが加わっていました。

私達の年代はこんな風景の中で毎日過ごしていました。周りには大人は居なくて、子どもだけで、かくれんぼ、石蹴り、缶蹴り、ままごと遊び、メンコ、ビー玉などをしていました。必ず妹、弟の面倒は見なければならないので、友達と遊ぶ時はその妹、弟の面倒もみんなで見る事が当たり前でした。かくれんぼの時など、兄、姉の隠れているとこに妹や弟が行くのですぐ見つかり「もうついてくるな!!」と怒る光景。兄弟が多いと、なんとか面倒みるとこから逃れようと、上の者だけでこっそり抜けて下の者に世話をさせていました。そんな時に限って1番下がこけて怪我をし、抜けて行った年長者がこっぴどく親から怒られる光景。家の手伝いができる小学生になると、ほとんど遊ぶ時間が無いので、友達同士連携プレーで手伝いをして、早く終わったら遊べる事を楽しみに懸命に割り与えられた仕事をする事もよくありました。

既成のおもちゃがないので、石や葉っぱがおもちゃになり、見立て、つもり遊びの世界ばかりでした。わらべうた遊び、石蹴り、缶蹴りは、おもちゃがなかったから生まれた遊びなのかなと思います。どの遊びも友達がいなければ成り立たないので、仲間が必要でした。仲間でのもめごと、けんかもしょっちゅうでしたが、双方折り合いつけないことには遊べないのです。長時間すねたり、ぐずったりは他の子どもが許しません。そんなことをしたら、次から一緒に遊んでもらえない=仲間はずれにされてしまうのです。子ども同士の暗黙のルールがなんとなく浸透していました。

大人が存在しない、大人の管理の無い、子どもだけの世界は厳しくもあり、面倒見合うやさしい世界がありました。

園庭での子どもの様子に自分の原風景を重ねながら、現在の子どもたちに不足している体験は単純な遊びを子どもたちで楽しむ事ではないかと強く思いました。

みなさんはどのように考えられますか?

おしらせ

11月19日(土)午後2:00~4:00
理事会+保護者会 共催で園の運営(経営、保育内容)に関する説明、検討会を行います。是非参加してください。

職員会議の報告

  

10月の職員会議            岩木陽子

今月は、テーマを一つに絞っての会議をしました。

★ なぜ<テーマを【懇談会】にしたか>
各クラスとも年に4回は懇談をしています。みかん組は毎月しています。もも、ばなな組は臨時懇談もしました。<子どものために、大人が語り、解り合う貴重な場>懇談会をそう位置付けてやってきました。ただ、職員は(そのことは解りつつ)懇談会を楽しむというより苦手としているようでした。そこで、懇談会についてじっくり時間をかけて話し合うことにしました。

★ 職員の苦手意識は何か
大きく分けて ①テーマ設定 ②司会進行 の二つでした。
①は、今親は何を話したがっているのか、このテーマは親の望んでいる事と一致しているか?とそんなことが難しい
②は、・しゃべりすぎる人、話がそれる人を止めたら気悪くされるかと思ってしまう。でも聞いてる人は何とかして欲しいとおもっているだろうしどうしたらいいか
・話がふくらまない時、どうしようと思う
   ・注目されて緊張するし、何を言われるか どう思われるかとそこが気になる
とこのようなことでした。

では、<懇談は必要ないのか?>という問いには、全職員が<懇談会は必要>という思いでした。

★ 苦手意識を克服する為には
<こんな苦手でしんどくなる所を、他の職員はどうしているのか?そこを聞けば、何かヒントが得られるだろう>ということで、質疑応答をしました。
充実した懇談の経験談や、今までに起きた親とのしんどいやり取りとその後のフォローをどうしたか?などが具体的に話されました。<手紙回し事件><机たたき事件>などがでました。アトムの本に書いていますので、興味のある方は読んで下さい。 

★ 岩木の感想
今回のように一つのことだけに時間をかけたのははじめてです。また、この報告は職員のありのままの気持ちです。親の立場で懇談を振り返ったら、なんとも消化不良のようなモヤモヤもあったかと想像します。私たちの未熟さで申し訳ないです。
ただ、職員全員が【懇談は大事で必要】と感じています。また、自分がする懇談をもっと充実させ、楽しみたいとも思っています。そのためにどうしたらいいのか?
わたしは、やはりその場に参加している保護者の方の力を借りるしかないと思います。

【大事な我が子のために、保育士にもっと力をつけてもらわねば!】という思いで、私たちに率直な意見を直接伝えて下さい。

これからも懇談会はつづきますので、どうぞ宜しくお願いします。

○夜間保育
  ☆夜間保育の子どもの様子

○給食室
  ☆給食試食会のご案内
  ☆朝食アンケートの結果
  ☆アトム給食室が表彰されます。(大阪府保健衛生優良施設として知事表彰されることになりました)

○いちご組
  ☆長池オアシスへお散歩の様子
  ☆給食を食べる子どもの様子

○もも組
  ☆保護者の人にご協力お願いします(紙パンツ・午睡用パジャマ・生活記録表)
  ☆お散歩に行ってきた様子
  ☆もも組臨時懇談会の報告(保育士の感想など)
  ☆友達同士、こんな関わりが出来てきたよー。

○ばなな組
  ☆保護者の人にお願い(午睡のお布団、長袖シャツの用意、ハミガキするのでコップと歯ブラシの用意お願いします)
  ☆ハミガキの様子
  ☆おいもほりしました。その様子など。

○ぶどう組
  ☆おもちゃのお約束
  ☆お箸の使用をはじめました
  ☆リトミックをはじめました

○すいか組
  ☆えんそくのお知らせ
  ☆お散歩の様子
  ☆こどもたちの面白発言

○みかん組
  ☆遠足・遠足エピソードのおしらせ
  ☆その子の日の取り組み 
  ☆掃除の工夫・生活習慣の見直し
 ☆みかん組懇談会のおしらせ

○保護者会だより

○親子レクレーションの報告

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10月号 巻頭文

アトムの保育とは? 何を大事にしているのか? 市原 悟子

運動会が終了した4日後にみかん組の懇談会がありました。私は新潟から帰ってきたばかりの日程だったので体力的にキツかったのですが、運動会の感想を直接聞きたかったので参加しました。

アトムの運動会も今年で3回目です。「運動会」と言っていますが、この表現は適していないと思いながらふさわしい言葉が見つからないので今年も「運動会」と行事には載せました。きっと初めてアトムの運動会を見た方はこれが運動会?と違和感があったのではと思います。大人にとっても、子どもにとっても生活の節目として行事は必要な事、大切なことだと思います。その行事をどのような内容にするか毎年考えますが、柱としている事、基本は変わっていません。①子どもたちにとって必要な事か?と問いながら中身を検討しています。

私は30年以上保育園生活をして、子どもの生活環境がどんどん変化しているのを感じます。その変化は人間が育つのに適した環境ではなく、むしろ人間をおかしくしてしまうような環境になっているのではないかと感じます。その1番は幼児期から大人の管理の元、大人の指図に動く事が当たり前になっているのではないか?大人の要求に合わせる事に頑張る事を強要されすぎていないだろうか?(特に0才時期から長期、長時間の保育園生活の中で、保護者、保育士の期待に答えようと頑張る)熱心な保育士であればあるほど、子どもに対して目的意識的に取り組もうとして頑張り、保護者はその頑張る保育士に期待する。その循環になっていないだろうか?

幼児期はもっと子ども自身の要求が大事にされなければならないと思うのです。子ども自身がしたいのか、したくないのか。したいことを「したい」と言えて、したくないことを「したくない」と言える。まずは思ったこと、感じた事を言える環境が必要だと思います。言えた後で、それができる状況なのかどうかを見極められる判断が自分でできるようになるのではないかと思うのです。

私は行事ごとに、大人が日頃の子どもとの生活ぶり、子どもへの見方を振り返る機会にして欲しいと望んでいます。運動会で保育士は日頃の子どもへの接し方を保護者に見てもらう機会にする。保護者には子どもにできる事のみを評価する見方になっていないかを振り返ってもらう機会にしてもらいたいのです。例えば出し物ができた子=頑張った子、取り組みをしない子ども=頑張りが足りないと評価していないか?場の緊張で動けない子どもに対して子どもの不安を汲み取って上げられているか?ひとり、ひとりの子どもの存在を認めてあげる。暖かい視線で子どもを包み込んであげられるそんな大人が増える事を期待しています。

みかん組の保護者の感想で「親が子どものできばえを気にしないアトムの運動会は親にとって気楽に見ていられる」「一度も練習しなくても、当日参加で楽しめるアトムの運動会」と言っていましたが、子どもの行事はこれに尽きると思います。

長い一生です。幼児期の大切な生活とは何か考えてみてください。

3年目の中間総括 市原悟子

今年の中間総括のテーマはみんなにとって難しかったかな?

どうして敢えてこんなテーマにしたのかには理由があります。一人ひとりの子どもに関わる原点はどんなものなのかを知りたかったのです。

文章化を求めるほど、私からはみんなの原点が見えないのです。何を大切に思い、何に基づいてしているのか?原点が見たい!それが1番の理由です。

数年前からアトムが全国的に有名になって、本は出版され、テレビ、ラジオで放送されました。保育の専門家からはあまり注目されませんでしたが、2003年のNHKスペシャルで話題に上り、全国から見学者も多く来ました。見学者の多くは、共同保育所時代の保育をイメージしているようですが、人が変われば中身も変わる。当然のことながら、新メンバーが加わった現在の保育を見学して、厳しい指摘の感想もいただきました。

認可1年目から私は「今の保育は今のメンバーでしか作れない。自分のやりたい事を、遠慮せずにそれぞれの持ち味生かしてやって欲しい。意欲的に取り組んで欲しい」とお願いしました。

2年目の混乱時期に意欲的に自分の持ち味生かす事は無理な注文かと思いましたが、自分のやりたい事はとにかくやったら良い。園長の目を気にしなくても積極的に取り組んで欲しいとの強い思いでした。3年目の今年に注目していましたが、

①クラスでの保育士間の話し合いも肝心な事が言えていない話し合いになっているのではないか?互いに不満を感じながらも触らないようにしている。
②各クラスとも積極的にレクレーションを取り組んでいるが保護者との関係が言いたい事がお互いに伝えられていない
③運動会の内容作り(オープニング、クラスの出し物)話し合いの回数は重ねているのに、昨年同様の中身(考え尽くしたうえでの結論のように思えない)安易に妥協しているように見えた。

この3点を感じて、このままでおくのではなく、何か積極的に取り組む必要があると強く思っています。

20年前、アトムの実践作りを『0からの出発』と認識してみんなで取り組んだ状況を再度思い起こしてやらなければと覚悟しました。

新しい職員は何が新たに起こるのか、不安に感じるかも分かりませんが・・・。

とにかく「わからないことは素直にわからない」と言うこと。していないことを誰かのせいにしたり、言い訳しないこと。自分ができない事は人に頼むこと。してもらった人にお礼を伝える事。自信のない人は人の言葉に耳を傾ける事。謙虚になること。以上の事をみんなでやる事が20年前に取り組んだ事です。これを実行する事で職員間の信頼関係が築かれ、保護者に信用されてきました。

さあー、後半力を入れてこれに取り組みます。こんな職場はイヤだと思ったらきっぱり早めに退職を申し込んで下さい。どちらかを決定するのは自分自身です。

(この文章は中間総括の巻頭文に書いたものです)

おしらせ

見学者・実習生の感想

*先生と子どもが名前で呼び合っていることに感激しました。『先生』と呼ばない事で、なにかへだたり(壁)のようなものが無いように感じました。又、自分の事は自分でしていてすごいと感じました。着替えはどこの保育所でも一人でできている子はいるけど、自分でこぼしたご飯もできる範囲で片付けるというのに驚きました。子ども達はみんな可愛くて今日は逆に遊んでもらった感じでとても楽しかったです。ほんとうにありがとうございました。

*4日間でしたが、すごく良いボランティア体験でした。子ども達はみんな元気で毎日家に帰ったらバタンキューでしたが、共に元気をもらえたし、楽しかったです。

先生方と子ども達があだ名で呼び合っているのにはびっくりしましたが、雰囲気がすごく良くて、初日は緊張しながらも楽しく過ごす事ができました。教科書を読んだだけではわからないこと(けんかした時、泣いてしまった時)も実際に体験でき、すごく勉強になりました。保育士への憧れが大きくなりました。良い保育士になりたいと思います。4日間お世話になりました。ありがとうございました。

*今回初めて保育園での調理の現場を体験しました。こまめな手洗いや消毒等を行う調理員の方々から、衛生管理の意識の高さを感じました。又、給食で使用する食器が陶器であることや、黒砂糖やオリーブオイルなど、様々調味料や食材があること、金石先生や大石さんの食育や給食のこだわり等の話を聞いて、コスト面以上に素材などにこだわりを持って仕事をしておられる事に尊敬の意を感じました。それと同時に自分の未熟さを強く感じました。私も2人に負けないくらいの栄養士になれるように頑張ります。3日間お世話になり、どうもありがとうございました。後、給食室と園児の距離が近いなあと思いました。3日間を通して保育士さんや栄養士さん「みんなで1つの保育園を運営している」ということを強く感じました。保育園児はとてもとてもかわいかったです。

*アトム共同保育園での、子ども達の生活の流れや様子が分かりとても勉強になる事が沢山ありました。子ども達のけんかが多くみられましたが、ケンカすることも大切で、一人ひとりの自己主張かな?と思い見ていました。お手伝いをできたかはわかりませんが、とても良い体験をさせていただきました。アトムの皆は、いつも元気で、明るくて楽しかったです。ありがとうございました。

*アトムでは本当に日々の生活や子ども主体での遊びを大切にしているのだと実感しました。広い園庭で小さい子も大きい子も一緒になってのびのびと遊んでいて本当に子どもにとって良い環境だと思います。又、送迎時の保護者同士でのおしゃべり、保育士との話、他の子を見て声をかけたり、叱ったり・・・保護者懇談会で、しっかりとお互いの事を知っているからこそできる事だと思いました。冊子などの文章だけでは見えないアトムを見る事ができて良かったです。ありがとうございました。

*ボランティアをさしてもらい、たくさんの事学ばしてもらいました。ありがとうございました。今、大学で子どもの事を学んでいますが、保育園で学ぶ事がたくさんあったと思います。2、3歳児は思ったよりしっかりしているんだなと思いました。でもまだ言葉では気持ちを伝えられずおもちゃの取り合いになってけんかになったりしていました。そんな時に保育士が必要だと思いました。お昼寝の時には保育士は親とのことやいろんな事を話し合って大変な一面も見る事ができました。子ども達はみんなかわいくてすごく楽しかったですよ。又、みんなの成長を見せてください。

* みかんぐみの子ども達と過ごし、2日間があっという間に過ぎました。子どもたち、先生から温かい気持ちをもらい、アトム共同保育園の良さを体感する事ができました。気持ちを正直にぶつけ合い、受け止めてもらえるような友達や大人は人生の中でそう得られるものではないと思います。そんなかけがえのない人間関係を作っていける子どもたちを私自身うらやましく思いました。又、アトムで2日間保育体験をさせて頂き、一番強く感じた事は、保育をする大人自信がゆとりを持っているかという事がとても大切だという事です。子どもたちを思うなら、まず、自分を振り返って見ることの大切さを学びました。貴重な体験をさせて頂き、埼玉から来て本当に良かったです。ありがとうございます。

* 友達にこのボランティアがあると教えてもらい、私も保育士になりたいのでボランティアを通じて色々勉強したいと思い、させてもらいました。

私は身近に小さい子どもがいないので、最初はどう接していいかわからなくてとまどっていたりしたけど、先生たちがとても優しく声をかけてくれたりしたので安心しました。子どもたちはとてもかわいくて「おねえちゃんあそぼー」とか言われるとうれしかったです。

私はこのボランティア活動をしてもっと今まで以上に保育士になりたいとおもいました。2回しか来ていないのでもっと保育園に来たかったです。先生方、お世話になりました。本当にありがとうございました。大変良い経験が出来て良かったです。

* 私は保育士の仕事を甘く見すぎていました。初日は本当にキツかったです・・・家に帰ってすぐ深い眠りに入っていました。でも何回かボランティアをさせてもらううちに子どもたちが「ねえちゃん、ねえちゃん」と呼んでくれるのがすごく嬉しかったです。そして先生方に「次これやってもらっていい?」と言われるたびにこんな私でも役に立てているんだと思う事ができました。このアトム共同保育園ではたくさんの事を学ばせていただきました。1日1日がとてもよい体験でつらいこと、キツイことがたくさんあったけどそれ以上の何かを得る事ができました。お世話になった先生方、ねえちゃんと慕ってくれた皆ほんとうにありがとうございました。私は保育士の仕事に関しては全くの素人ですが、これからめちゃめちゃ頑張って立派な保育士になろうと思っています!!8日間という短い間でしたが、本当にありがとうございました。受験が終わって落ち着いたらまたボランティアさせて欲しいです。できたらでいいんでよろしくお願いします。

* 初めて、このアトム保育園でボランティアをやらせていただいてとても楽しかったです。初日は本当に緊張してドキドキしました。皆と仲良くなれるかなとかちゃんとボランティアとして働けるか、先生方のお役に立てるか、色々心配しました。でも、先生方はとても優しくて、子どもたちは本当に可愛くて元気いっぱいで、すごく体力いったけど楽しくて仕方なかったです。それからどんどんいくたびに皆ともっと仲良くなって、外で山を作ったり、自然の中で遊んで、子どもたちの笑顔がキラキラしていて、おもしろくって、いっぱい勇気をもらった気分でした。プリキュアやマジレンジャーにも気づけば詳しくなっていました。子ども同士でけんかしているとき、保育士の先生方はしっかり教育していて、悪い事は悪いとしっかり怒っていて、褒めるときはすごく褒めていて、当たり前の事ですが、とてもかっこ良かったです。この8日間1日1日違っていて、いつもすごく楽しませていただきました。保育士になりたいという夢がよりいっそう増しました。ボランティアに参加して本当に思い出いっぱいのいい経験になりました。本当にありがとうございました。お世話になりました。

* 10日間の実習は疲れました。でもこのアトム保育園の雰囲気はとても良いと思います。子どもをフリーな感じでのびのびしているなと思いました。僕は今まで他の保育園に行った事がありますが、アトム保育園で実習させていただいてとても身に付いたと思います。特に3,4歳児のクラスは初めてで保育士さんの真似ばかりしていました。わからないことは聞き、先生方は親切に教えてくれてすごくうれしかったです。今までありがとうございました。これからもがんばります。

* 10日間の実習大変お世話になりました。以前からアトム保育所の保育は「すごく良いらしいよ」と聞いてどんなビシビシとしたお坊ちゃん、お嬢さま保育所なんだろうとおもっていたのですが、実際は全くの反対であり、大人と子どもが一緒にのびのびと生活している保育所でありました。子どもに教え込むのではなく、自分で「なぜ?どうして?」と考えさせる事の大切さを学べたと思います。そしてこの保育所独特とも言われる雰囲気です。大人が場の雰囲気を支配しているのではなく、子どもが場の雰囲気を支配していて、大人は少し後ろの所でしっかりと見守っている。そんな独特な雰囲気を感じる事ができました。10日間の実習ご迷惑をおかけした事もありましたが、ありがとうございました。楽しく学べる事ができました。

職員会議の報告   

職員会議の報告 岩木陽子

9月は中間総括をしました。テーマは「保育観」「子供観」「自分の持ち味と主体的に取り組んだ事」以上3つのことを文章にまとめました。また、会議では「アトムの保育とは」「大事にしている事」で発言しました。。

<報告事項>

総括前に9月に行った<個人懇談><家庭訪問>の報告がありました。

①子どものことで気になることがあり、家での様子を知りたい為家庭訪問をしました。担任2人は“目的は達せられた”と思ったのですが、親の方は逆に不安になったようです。親が安心できるためにした事が反対になったのはなぜか?を考えました。【何を目的で来たのか、そして終わったときには、その目的はどうだったかを親と確認してから帰る】このことがきっちり出来てなかった為でした。今後に生かします。

②個人懇談では、親と保育士がそれぞれに捉えている”子どもの気持ち”に違いがありました。どちらが合っているのかは今後の子どもの様子を観るしかないです。ただ、子どもが保育士に甘え過ぎているのでは・・保育士が甘やかせているのでは・・という親の心配には、保育士として明確に応えました。

また、“個人懇談後に気づいた事を保育でどう生かしているか?”という部分で、担任の報告が曖昧でした。【曖昧な自分を治したい】とその担任は総括に書いていましたが、明確な報告はできませんでした。

「”自分はこうありたい”と思っても、他人の厳しいチェックが入らないとそうはならないんや!」園長はそう言いながら、曖昧な所を突っ込みました。しんどいことですが、こんな経験がないと変われないのも事実です。お互いの指摘で保育の見直しもできます

“大事にするところはそこで、そのために、1人1人の職員にはパワーがいるけどやっていかねば!”とそんな思いで聞きました。

以上考え合う事の多い報告事項でした。

<総括> 

職員が「アトムの保育」「大事にしていること」を話し、それを受けて、”親の立場”で「アトムに入れたいのですが、他の園との違いはあるのですか?」というような質疑応答で始めました。

しかし、いざ始めてみると、「マニュアルがない保育」「1人1人に任されている保育」というようなわかりにくい説明がつづきました。「普段やっている事を話せばいいだけやのに」という助言も通じず、具体的なこと(食事の場面など)でも、すっきりと「ここを大事にしています」にはなりませんでした。

みんなには、「難しい事をいわなあかん・・」というような緊張があったのかもしれません。しかし、それにしても、全員3年目以上のアトム歴があるにもかかわらず、【アトムは何を大事にした保育なのか 】そんなことをあまり考えずにきたのかと思いました。私を含め共同保育所時代からの職員も曖昧なとこがあります。この現実に頭を打ました。アトムで働き続ける以上、自分で考え、体で感じ取っていかなければなりません。【そのためにどうするか?】その事を考えさせられました。

○夜間保育
  ☆静かに大粒の涙(ある子どものエピソード)
  ☆9月の夕食メニューの紹介

○給食室
  ☆アトム給食は秋の味覚がいっぱいです!
  ☆9月の新メニュー「南瓜の豆乳ポタージュ」のご紹介

○いちご組
  ☆いちごさんの遊びの様子(畳上りしたよ 小麦粉ねんど、ポットン落としなどなど)
  ☆いちごっこの今 子どもの噛む・ひっかくについてのトラブルについて

○もも組
  ☆クラス懇談会と、親子レクレーションのお知らせ
  ☆もも組観察日記(一人ひとりの姿を半年をおって掲載しました)

○ばなな組
  ☆カリキュラムのお知らせ、各種報告など
  ☆今月の子どものエピソード
  ☆ばなな組臨時クラス懇談会の報告
  ☆仲嶺の振り返り なぜ2回も臨時懇談会をすることになったのか

○ぶどう組
  ☆運動会の特集 練習中のエピソードと、子どもに運動会を終えて感想を聞いてみました
  ☆運動会、保護者の方の感想

○すいか組
  ☆子ども一人ひとりの半年の様子と運動会での姿を載せています

○みかん組
  ☆午睡なしのリズムになるお知らせ
  ☆運動会までのエピソード、子ども一人ひとりの姿を紹介
  ☆クラス懇談会の報告

○子どもたちを群れの中で育てよう 山本健慈 会長理事

○保護者会だより 今後の予定、予算の使い方、アトムより作業協力のお知らせなど

○育む会からのお知らせ  次回の育む会は11月19日(土) 15:00からです

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9月号 巻頭文

暑さにめげず多くの来園者(見学・実習・ボランティア)が来ました。 市原 悟子

昨年の夏は、毎週台風で夏らしい天気がなかったのに、今年は猛暑の毎日で、夏が大好きな私も吹き出る汗に1日何枚ものハンカチを使用しました。子ども達も熱中症にかからず、無事暑い夏を乗り切りホッとしています。

7月末広島で開催された全国保育団体合同研究集会に2名の理事(山本・瀧本)と私は参加しました。『民間保育園の経営と運営』の分科会でアトムの3年間を報告しました。この分科会は経営者の参加が多いのですが、要綱を見てアトムの報告と知り参加したという保育士や学生がいて、アトムの保育に関しての質問が相次ぎました。途中参加者から「この分科会は経営に関することの分科会なので、保育は別のところでしてくれ」と司会者は注意を受けていました。分科会が終わって「もっとアトムの事が知りたいのに、知る機会がない。アトムの事だけの特別分科会作ってくださいよ」と言いに来る人もいて、2003年に放送された(アトムの子ども達の1年間の様子)NHKスペシャル「裸で育て君らしく」の反響が今だにあることに驚きました。アトムに興味を持ってくれる人が夏休みを利用して全国から訪れてくれたのもうれしいことです。その中で「是非アトムで働きたいので欠員がでたら教えてください」と履歴書を置いていく人も数人いました。

関東からボランティアに来てくれた男性は、他にもいくつかの保育所や幼稚園、学童保育所を見学してきて、「アトムが際立って他と違う所は、他のところは保育所としての決め事がありそれを職員、子ども共に守っている。その園の方針、決め事に職員、子どもが従っているという感があるがアトムはそれが無い。最初に方針ありきではなくてその日起こる事に、大人と子どもが考えながら生活している感じがします。子どもも大人も活気があるのはそのせいでしょうか。子どもがとてもたくましく見えました」と感想で言っていました。1日居ただけでアトムの大事にしている事が理解できたようでした。

20年程前から子ども達のようすがおかしくなっている。体験がとても少なくひ弱になっている。コミュニケーション能力が落ちている。など等子どもの生活体験不足が問題になっていました。アトムの保育内容を考える時、生活の中での体験=子ども達だけで遊ぶ、それに伴うけんかを自分たちでなんとかする、困る体験から考える、工夫する、子どものペースに合わせてやる生活、こんなことを大事にする必要があると思っていました。それぞれの家庭を見ていて、どの家も時間に追われた生活をしている=子どものペースは守られていない現状でした。そして子どもへの声賭けで1番多いのが「早く・急いで」次に「頑張って」でした。保育士の言葉かけも「頑張れ」が日常生活に溢れていました。自分達の子どもの頃は周囲の大人は小さい子どもには「頑張れ」なんて使っていなかった。親も保育士も簡単に使う「頑張れ」の言葉に私はとても違和感がありました。「保育所の生活はもっと気楽でいいのじゃないか、何かをさせなければ育たないとの呪縛が保育士にはあるのではないか、人間が育つというのはそんな小手先の体験ではないのではないか」と職員会議で議論したのが、まだ2歳児保育しかやっていない17年前でした。それ以降保育内容に関しての議論は続き、子ども達のおかれている生活環境をみながら不足している体験を保育園でさせてあげようと実践しています。見学者が指摘したようにアトムは子どもと大人の生活の場なのです。生活の場は日々変化しています。だから活気があるのだと思います。

以下は 保育ボランティアの方、実習の方の感想です。

熊取近辺の方だけでなく 神奈川、埼玉、沖縄、京都からも来てくれました。

高校生=9名(貝塚、貝塚南、日根野、城南学園、砂川)

短大、専門学校、大学生=13名(常磐会短大、キリスト教短大、千代田短大、東大阪短大、樟蔭東女子短大、税理士専門学校、日本音楽学校、徳島文理大学、体育大学、梅花女子大、栄養専門学校) 

保育士(沖縄)=1名

主婦・社会人=3名(熊取町)

教師=5名(八尾養護学校、中央小、北小、北中、南中)

* 大変良い体験になりました。のびのびと過ごしている子ども達がうらやましいです。やはり、今の社会に大切なのはコミュニケーションだと思います。とくに、幼い子どもは素直で自分に正直だと思うのでとても参考になりました。笑顔で笑顔が返ってくるというのはとてもうれしいし、この気持ちを大切にしなければとも感じました。保育士は体力が本当に必要だとも思うし、何より、思いやりがないとこんなに良い雰囲気はできないと思います。本当に楽しかったです。ありがとうございました。

* 所属外の者を受け入れていただきありがとうございました。特にクラスの方々にはペースを乱したと思うのですが、私に良い体験になるようにと気を使っていただきました。又思いもかけず園長先生の話も聞かせていただきありがとうございました。今回実習させていただき①子どもの今の思いを考え引き出す②保護者に対して私自身さらけ出して接してみるということを学校に戻っても心がけたいと思います。

* 私は幼児教育を学ぶ学校に通っていますが、参加実習やボランティアもした事がなくて、こんなにも大勢の子ども達と接するのも初めてでした。5日間ボランティアをさせていただいて、保育士などの子どもと関わる仕事はとても体力を必要とし、責任も自分にあってとても大変な仕事だと実感しました。夏は特に暑くて大変でしたが、子ども達の笑顔で勇気付けられその度に頑張ろうと思う事ができました。私は今回のボランティアで、以前よりますます、子どもと関わる仕事がしたいと思うようになり、これから勉強してもっとしっかりした保育士になりたいと思います。アトムで過ごした5日間はとても充実していて有意義なものでした。ありがとうございました。

* 先生たちの事をニックネームで呼んでいるところにびっくりしました。けれど友達感覚で子ども達が先生と話などしていて良いと思いました。みんな素直でケンカもしちゃうけれどとても良い子ばかりでとても楽しい2日間でした。ありがとうございました。

* 初めて保育園に来て幼稚園との違いがわかって良かったです。短い時間でしたが楽しかったです。

* 短い時間でしたが、子ども達一人一人のかわいらしい表情やしぐさと接する事ができとても有意義な経験ができました。すいか組みでは、担任の先生が子ども達が話を聞く態度、聞ける環境作りを心がけていらした事に共感しました。私の学級でもまだ落ち着いて話が聞けない子どもが多いので日々その指導をどのようにしたら良いか悩んでいます。自己主張が強い子ども達が多い中、人の話、意見を聴く力は大切だなと改めて感じました。この2日間こちらで経験させていただいた事を学校で活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

* 普段、小学3年生と関わっているのが、今回研修をさせて頂いて2歳児と接する事になり、本質的に子どもはそ  んなにかわらないんだなあと感じた。思っていたよりもコミュニケーションをとる事ができるし、話す言葉が少な  くてもこちらの言う事を良く聞きとって動く事ができる。幼いうちから、できることは自分でさせようという先生  方の姿勢に共感をもてた。(小学3年生でも、自分の事をできなかったり、自分で考えて行動する事ができない子が多いので、不安に感じることがある。)アトム保育所の、子どもの主体性を重視した保育はとても魅力的だと思  うが、最近の親の傾向からすると親との関わり方が難しいのではないかと思った。(小学校でもやはり親の対応が  とっても難しいです。)2日間短い間でしたが勉強になりました。どうもありがとうございました。

* 毎日、中学校と過ごしていたこともあり、子ども達の反応のストレートさに驚き、うれしく思いました。その反  面“かまってほしい、かまってほしい”の対応がうまく(子どもが納得できるよう)できていたのか不安のまま、  終わってしまったことが少し残念でした。パワフルな子ども達と過ごせた楽しい2日間でした。

* 子ども達の元気さ、素直さに驚かされる2日間でした。中学生と普段接していても、出るか出ないかの差なのだ  ろうなと感じました。そう言った意味で中学校の子ども達が本当はどのように思っているのかということを知る良  い機会になったと思います。自分の受け持たせていただいたクラスの子ども達がどこに行くのかを尋ねてみると、  ほとんど北中に来る子はいませんでしたが、このように子ども達の素直さを大切に育てていってくださっているということはとても素晴らしいことだなと思いました。

* 1歳児クラスに入れてもらい、だんだん愛着もわきとても可愛かったです。皆さん一丸となって保育に取り組む  姿勢が明るく、楽しく時に厳しく子ども達と接しているのに感銘しました。忙しい中、貴重な時間を割いてくださ  りありがとうございました。

* 一週間、本当に楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございました。アトムでの生活は子どもも大人も  自然体ですぐ馴染めました。園長先生に親同士の関係や保育士との関係を大切にしていると聞きどうしたらそうい  う関係が築けるのか疑問に思ったんですけど、そういうざっくばらんな園の雰囲気が大人同士の距離を縮めるのか  なと思いました。禁止の言葉も少なくて楽しかったです。又いつかお邪魔する機会があったらよろしくお願いします。

8月の職員会議                  岩木陽子

職員会議はいつも4時間びっしりやります。今月は協議事項がなかったので、報告事項と職員理解を2.5時間して、1.5時間は各クラスで総括やアトムっ子の話し合いをしました。

<報告事項では子どもの様子とばなな臨時クラス懇談会の③の報告がありました>

①みかん組のHちゃん(軽度の聴覚障害)の個人懇談の中で、母の話から、アトムで見せなかったHちゃんの思いがわかり、さっそく対応をしました。その後の変化や新たに理解できたことが報告されました。母からの話しをきっかけにHちゃんと友達とのつながりを深めることができました。

子育ては、保育園だけ、家だけと分けてできるものではないですよね。

いろいろな場所で見せる子どもの姿を知ることがポイントだと思います

今後も懇談や日報のやりとりで子どもの事を知らせ合い、対応を深めたいので、宜しくお願いします。

②すいか組のN君は、大好きなY君をめぐってのトラブルが毎日のようにありました。Y君がN君に顔をひっかかれ、少し間違えれば目に大けがするぐらいの出来事がありました。Yに対するこだわりの強さと怒りが爆発すると手加減をしないはげしさが気になって担任も困っていました。事務室は保育室とは違う空間子どもにとって時には癒される場・時にはきつく叱られる場・時には誰にも邪魔されずに遊ぶことを保障される場です。今回N君には「大けがになるような乱暴はやって欲しくないので、腹立った時、引っ掻いたり、パンチしたり、蹴ったりしないとわかるまで事務室組や」と言い、3週間すごし「オレはもう大丈夫、引っ掻いたりせえへん」と宣言してすいかに帰りました。クラスに戻って自分の手がでることをとっても意識しているNくんです。事務室はもう一つの保育室、事務室職員はすべての子どもの担任と考えて保育しています。

③ バナナ組保育士がうまくいかなかった臨時懇談会の原因を報告しました。引き続き9月13日に臨時懇談会をしますので、詳しくは10月のアトムっ子で知らせます

<職員理解>

上原保育士の職員理解でした。松藤保育士と同じで、生粋の熊取っ子です。小、中学校時代にいじめに合い、その後の人間関係に大きく影響したようです。アトムで働いて少しづつ人を信頼できるようになってきたということでした。彼女はソフトな雰囲気でそこが持ち味です。ただ、批判や指摘をするのが苦手です。それが必要なときは、それができるようになりたいということでした。

○夜間保育
  ☆夜間保育子どもたちの様子

○給食室
  ☆給食では夏野菜をいっぱい食べました
  ☆調理の砂糖はどんなお砂糖を使っていますか?
  ☆保護者にお願い(子どものおみやげについて)

○いちご組
  ☆いちごさんの夏の思い出(家族でどんなふうに過ごしたか?を聞きました)
  ☆保育士の夏休み
  いちご組クラス懇談会

○もも組
  ☆持ち物の名前の記入漏れ、気をつけてください
  ☆夏休みの思い出

○ばなな組
  ☆ばなな組クラス懇談会の報告
  ☆8月の子どもの様子

○ぶどう組
  ☆お休みしてる時、楽しかったことなーに?子どもに聞いてみました
  ☆最近の我が子の悩み(保護者の悩みを載せてみました)

○すいか組
  ☆9月の取り組みのお知らせ
  ☆夏休みの思い出

○みかん組
  ☆運動会の取り組みについて
  ☆さびしい気持ち、そして皆の思い、こんなやり取りしました。

○学校体育研究同士会での報告 山本保育士の報告

○アトム共同保育園保護者会だより

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8月号 巻頭文

大学生に励まされる  市原 悟子

和歌山大学の学生に話をしてほしいと頼まれ引き受けたのは1993年でした。

当時ボランティアで所長を引き受けてくれていた現山本会長理事から「アトムの若い職員が悩み、苦しみながらも、職員集団づくり、保護者との信頼関係づくりに取り組んでいる様子を話してほしい」との依頼でした。それから毎年大学に行くことになり、現在非常勤講師として、『教師のための社会教育特別講義』の時間(土、日集中講義)に、主にクラス懇談会づくりをメインに講義をしています。12年間学生を見てきてその年によって随分、授業風景が違うなあと感じます。

最初、遅刻、私語、居眠りはごく当たり前のような光景を見て、このような態度から社会人になってどのように切り替えられるのだろう?と不安になりました。義務教育ではなく、主体的に来てる大学で、居眠りすることが信じがたく、その感想を述べると「恥ずかしく思う」という人と「なにを偉そうに言ってるの?」との学生からの反応に又驚いたものです。しかし今年は遅刻が少ない、私語がないので授業がしやすい。居眠りも数人程度で随分例年と違います。当たり前のことなのに、異常な光景に慣れると、当たり前のことに感激する自分にも『変』と感じてしまいました。

授業ではアトムの話を学生にするだけでなく、学生から幼児期、小、中、高生時代の話、親との関係の話などを聞き参考にさせてもらっています。特に保育所、幼稚園時期の思い出、保育内容への感想等、幼児期の体験がどのように影響しているのか、記憶に残っているものかなど、とても参考になります。

数年前から、山本先生の案でグループで懇談会のシナリオを作り、15分間でシナリオの1部をみんなの前で演ずるという授業を行っています。教師をめざしている学生が多いので、大人の共同学習、問題解決能力を養う場としての懇談会の重要さを認識してほしいので、学生に自分が教師として、又は保護者としてのシュミレーションをしてもらっているのです。

親の立場になって、シナリオを作ることに、かなり苦戦しているみたいです。グループ作業なので、それぞれの日程調整から、意見交換、シナリオ作り、劇の練習までの共同作業を最初は面倒だと敬遠する学生が多いのですが、最終の劇を演じた後の感想は「この作業が当に共同学習だった」「大学に来てやっと授業をした気になった」「先輩からこの授業は過酷だけど、為になる授業と聞いていたけど、そのとおりだった」と好評です。

授業の中で、5歳児の子どもの感性、表現の話もしますが、自分の意見を述べる事に慣れていない学生がアトムの子ども達に影響されて家でバトルした=『アトムした』(との表現)とか大学以外でも波及効果があり驚いています。

毎回授業が終了した後に必ず《心の風景》という感想文を書いてもらいます。その1部を紹介します。

7月10日の授業ではわがママに先生困ったという6月27日の朝日新聞の記事を参考資料にしました。皆さんも読んでみてください。

この日の授業の感想です。

* もし将来自分の奥さんが「わがママ」だったらという話がでたが自分なら、ただ否定するだけでなく、何故母親がそのような行動をするのかを理解してあげたうえで、それは行きすぎた行動だと言うことを指摘すべきだと思った。

* 母親が自分の意見を通そうと考え、自分で言うとマズイと思うからか、夫にその内容を言ってもらうという形であった。そもそも自分で言えないということは明らかに一般の常識から外れているということを密かに自覚しているということだと思うし、夫も夫で駄目かどうかぐらい判別できないものであろうか。仕事に就いているなら、それぐらいわかりそうであるが…。少し落ち着いて自身を考えてみる必要があると思える。

*「母親の過激な考えを父親が止めることができるか」ということが心に留まった。

確かに大事な子どものことなので父親をけしかける母親も多いと思う。そして言われるがまま従ってしまう父親もまた多いのだろう。ここで必要なのは相談するに値するかを決める判断力と家庭内で子どものことを考え合うコミュニケーション力ではなかろうか。母親に子育てを任せ、子どもに関心をあまり示さないような父親では意見する立場もなくなり、結果として問題を生むのではないだろうか。

新聞記事に関して、こんな非常識なことを言ってくる保護者に自分は対応できるんだろうかと多くの学生は不安を抱えたようでした。

大人が非常識を非常識と考えられなくなるのはどのような経緯があるのか?

自分の考え方がおかしいと気づくためには、自分と他人の考え方の違いを発見する場、比較する場が必要だけれど、日常生活で、自分の考えを話す、他人の考えを聞く場はあるのか?無かったとしたら、気づきようが無いのではないか。アトムで懇談会を重視するのは唯一懇談会の場が考える作業のできる場なのです。

どんどん考えることを面倒くさいと避ける傾向があり、他人とのやりとりは邪魔くさいだけ、自分のことをとやかく意見されたくない。子どものことよりも自分のことで精一杯だからお金を支払うのでサービス提供してくれたら良い。との要求に応じて子どもを預かるだけ、面倒なことはいっさいありません。という保育園もあると思いますがアトムは、保育料を受け取ることで、職員はサービス提供者、保護者はサービスを受ける者という2極の関係ではなく、職員も保護者も子どもを育てる者同士として、対等に考え、問題解決を探っていこうとする保育園です。懇談会も保育士の一方的な考えに保護者が従う形ではなく、主体的に物事考えられるように司会者は心がけていますが、司会ぶりに苦労しています。との私の話に

* 最も印象に残ったのは懇談会における主体性について説くところだった。私は懇談会というものは、皆が参加しなきゃ駄目だというのはわかっていたが、それは何故か、言葉で説明できなかった。だが、今回の説明で非常にスッキリした。サービスという名目での受け側と提供側の関係を崩し参加者すべてが主体であるということ。そしてわたしたちの身の回りの生活、例えばしゃべっている人に注意しないのも、主体的でないということは本当に納得できた。

他にもたくさんの感想を書いていました。

未来の先生、市民としての自覚をもってもらえればと願いながら講義を引き受けています。

そして、学生からは、これからもアトムのような子どもの立場に立った保育を続けてください。とエールをもらい、大いに励まされている私です。

アトムの保育についての意見もレポートにたくさん書いてくれていますがその報告は9月号に載せようと思っています。

職員会議の報告

7月の職員会議
<各クラスの状況・様子>
① 5歳児の表現、様子で7月に気になった事。6月に「お腹痛い」といってたのが言わなくなったのはなぜだろう?
② 手を焼かせる子どもの対応
③ 慣れにくい子(登園時に泣く事)への配慮
④ クラス担任コンビネーションはどうか(いちご、ぶどう)
⑤ 各クラス懇談、個人懇談、父親懇談、父親飲み会、各レクレーション、お泊まり保育などの報告
⑥ 保護者からの保育に関するアドバイス
<①~⑥で話し合った事>
①・・・「お腹痛い」という様子を親に伝え、今までとは違う配慮が必要と投げかけました。具体的な対応は分からないが、考えてもらった事がよかったと思います。7月になり気になる様子の子どもには、今後を見ていきます。例えば、「○○ちゃんきらい!」という時、具体的に睨み付けるような目がいやなのか、大声を出す口がいやなのかと聞いてやろう。そうすることでその子は何が苦手なのかが解ってくるし、相手も自分のどこが嫌がられているのかが解るだろう。とそんな対応で子ども理解を深めるやり方も考え合いました。
②・・・子どもの生活状況、背景を理解しないまま、漫然と子ども対応に悩んでいることが担任の話で判明しました。会議でみんなに協議してもらいたい時には、担任はどんな準備や心構えがいるか、そこをきびしく指摘されました。聞いているみんなも、その事の重要性を共通認識できたと思います。
③・・・4月から6月にかけて登園時に泣く子が何人かいました。3ヶ月間の間、そのことが一度も会議の議題に上がらなかったことが問題となりました。受取り時の保育士はどう思っていたのか、すぐ泣きやむので慣れっこになっていたとしたら、保育のマンネリにつながりかねないことを、それぞれの保育士が考えました。
④・・・7月より3才児は2人担任になりました。今のとこ順調のようです。
    0歳児は松藤保が増え4人の担任です。慣れない事もあってか、4人の息が上手く合わない事がありました。それをそのままにせず本音で話し合えたようでよかったです。人と人が理解し合うには、“トラブルがあって話し合って、またトラブルがあって話し合っての繰り返しなんだろう!”となり、しんどいけどやっていこうとなりました。
⑤・・・親に子どもの事をどう伝え、理解し合ったらいいのか解らないときに個人懇談をしました。親の生活状況や価値観がわかり、今後子どもの事をどう伝えたらいいのかヒントが得られました。                     
⑥・・・子どもの対応で、やり方がおかしいのではないか?というアドバイスがありました。これは“子どもによりよい対応をしてほしい”という親の願からです。今回の事で保育士もずいぶん悩みました。“より良い対応”は保育士もやろうと思うのですが、なかなか迷うのも本音です。また、よく”何でも思ったことは伝えてきてな“と私達は言いますが、そんな時に自分の気持や保育に、装わないで正直でいられるかどうか、そんな私達の”聞く姿勢“も考えさせられました。今回のようなアドバイスをひとつひとつ謙虚な気持で考える事が安心した大人の関係につながり、そして、その見返りはすべて子どもに返っていくのだと思います。そのために今後も宜しくお願いします。
<職員理解>
田丸あけみ・・・無認可のアトムに9年間(内2年間は育休)勤め、今年から復帰しています。まだ半年しか経っていないのに、彼女の明るさはずいぶん存在感があります。実家は自営業をしていて両親共多忙で手をかけてもらった事は少ない分、地域の人に沢山声をかけられていたようです。               
明るさはみんなの認めるところですが、実は仕事の事を毎日考えていて悩む事もおおいようです。寝られない日もあるとか・・・・・・意外な一面もありました。ちなみに、趣味は“仕事”と言い切ってました。
“第1子の親は神経質にならんとこと思ってもなるんやでなぁ”
これは母になった彼女の感想です。親理解につながる名言!でした。

父親懇談

7月15日午後7:00~9:00で24名のお父さんの参加でおこないました。

7:00からは2グループ(0~1才と2才以上のお父さんグループ)に別れ保育士からの質問に答えてもらいました。☆お父さんの子どもの頃はどんなだった?☆育児参加どんなことしてる?などを質問しました。

8:00からは全体で集まり、保育士に質問を受けました。☆仕事についたいきさつとやめたいと思うとき?☆中年保育士から見た子どもの変化などを聞かれました。

今までで一番多い人数でどのお父さんも正直(?!)に答えてくれ、私達も率直に言えてよかったです。感想は、 “来てよかった““”もっと聞きたいことあったのに・・“などから、具体的に良かった所、気になった所をていねいに書いてくれるお父さんもいました。来年にいかせる所はそうしたいと思います。

父親懇談を終え、うれしかったことは、新しいお父さんの参加が多かった事です。寂しく思ったこともありました。それは今までのながーいつき合いで気心のよくしれたお父さん達が今年5才児で、卒園してしまうことです。ベテランお父さんの発言を聞きながら、積み重ねの大切さを感じました。この先も“父懇”をつづけながら、新しいお父さんとも仲良くなっていきたいと思います。

○夜間保育
  ☆夜間保育子どもたちの様子

○給食室
  ☆熱中症にご用心(防止対策など)
  ☆夏場の室温調節について
  ☆夏場の栄養

○いちご組
  ☆水遊びをしています
  ☆一人ひとりの様子

○もも組
  ☆こどもたちの水遊びの様子
  ☆懇談会の報告(かむ・ひっかくについて)
  ☆懇談会にむけての事前アンケートの結果について

○ばなな組
  ☆子どもたちの変化・言葉の表現おもしろ特集
  ☆ばなな組クラス懇談会の報告

○ぶどう組
  ☆あたらしいグループになってのこどもたちの変化
  ☆カリキュラムを元に日頃のエピソードを拾ってみる

○すいか組
  ☆今月のおしらせ
  ☆みんなで育てた野菜を食べたよ
  ☆カリキュラムをのぞいて見ましょう!
  ☆子どもたちのおもしろ発言コーナー
  ☆すいか組懇談会の報告

○みかん組
  ☆いろいろないろいろなお願いについて
  ☆年間カリキュラムと今の時期を比べて
  ☆おとまり保育の報告!

○アトム共同保育園保護者会だより

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7月号 巻頭文

>祖父母交流会を終えて 市原 悟子

今年で3回目の祖父母交流会、今年も大勢の(86名)祖父母の方たちに参加していただきました。

遠くは三重県から来ていただき、みなさんの孫に対する熱い思いを感じました。

各クラスでお孫さんと遊んでいただいた後、ホールで全クラスの子どもの様子のビデオをみていただきました。テレビの画面が小さいので後ろの方には見えにくくて不自由おかけしました。プロジェクターが必要だと実感したのですが・・・。その後私はアトムの生活で大事にしている事の説明をさせていただきました。

『他の園との違いは、子どもにあまり頑張らせない保育をしています。遊んで、お腹空いて昼食食べて、午睡して、おやつ食べて遊ぶ、この繰り返しの生活です。もっと何かをさせて欲しいという要望があっても、何かをさせて頑張らせる事に大きな意義や子どもにとって重要とは考えないので敢えてそのような取り組みはしていません。子ども時代は遊んで、自分の身体から学ぶ、友達とのけんかからお互いを知っていくその過程を大事にして、毎日それを繰り返す、無駄な事のように思う繰り返しを焦らせないで、じっくり時間をかけて体験させてやる必要があると考えています。もう一つ大事にしていることは子どもは周囲の大人の言動を取り入れて、学習するので、親や職員が大人としてのモデルを見せているかは大事な事です。子どもにとって、こんな大人になりたいと思えるモデルになれるように努力していきたいと思います。私たちのこの実践が、どうなのかは外からの評価も必要と考えていますので、年1回「保育の集い」を開催して、外からの評価を受けています。それを冊子にまとめて、実践の振り返りを行っています』との説明をしました。その後数人の祖父母の方に交流会の感想をお聞きしました。

どの方もこの企画を楽しみにしていただいているようですので、又来年も行いたいと思います。

祖父母交流会の感想

*祖父母交流会に参加させていただいて大変楽しい時間を過ごさせてもらいリフレッシュできました。保育園の先生方、優ちゃんのおかげでございます。感謝しております。今後もよろしくおねがいします。ありがとうございました。

*保育士に見てもらいたい為一人で行動するのが気になるけど実際に見て安心した。

*祖父母交流会ありがとうございました。祖母はニコニコして帰ってきました。「又、このような行事があったら呼んでね」と言ってました。

*祖父母懇談参加できて良かったです。じいちゃん、ばあちゃんもアトムに行けた事が嬉しかったようで遠いとことか全然気にならなかったようです。小旅行ぐらいウキウキして参加していました。

* 暑い中、祖父母交流会どうもありがとうございました。お母さんが「とってもいい保育所やね」と喜んでいました。お父さんはたくみとドッジボールをするのを楽しみにしてくれていたのに、あまりのたくみの姿に“ガックリ”していたようです。たくみも行くまでは張り切っていたのに・・・やっぱりいざとなると恥ずかしかったのかな?

*1年に1回のこの行事で、娘、婿双方の親が顔を合わせて色々話す機会にしています。楽しみな行事になっております。

*普段は脇役の私達をメインで招待してもらい、ワクワクしながら、参加させてもらいました。先生方が少し緊張しながら自己紹介、子ども達はおかまいなしに「あそんで・・・」と寄っていったり、ほほえましく感じました。ゆうが出す表情、泣いたり、笑ったり発見した事を細やかに、暖かく受け止め関わってくれている様子日報を見て伝わってきます。娘の家に行った時は真っ先に読ませてもらっています。食事や遊びのビデオ、年齢順に見ていて、その年齢の特徴が出ていて“ンーン”感心しながら見入ってしまいました。そしてどの子ども達も生き生きした表情をしているのが印象的でした。最後に園長先生の話があり、当たり前の生活を心がけている。何も特別な事はしていない。ただ子ども達はすぐ傍の大人を見ながら育っている。大人の役割、職員集団としての押さえがしっかりしているんだなと思いました。アトムに預けるにあたり、子どもの人数を見て、こんなに大勢の子ども達をこんなに大きな集団で、先生方の人数は少ないしと不安もあったのですが、この交流会に参加してすっきりしました。普段の生活の中で子ども自身が、けんかやいろんなぶつかり合いをしながら、自分で考えて、答えを出して・・・。そういう事が小さい年齢から積み重なって、みんなの中で育っていってる。年長さんの自己紹介のビデオの姿・・・優もあんなおねえちゃんに育っていくんだろうなと・・・今から楽しみです。

*ぶどうぐみは、祖父母と手をつないで近くのライオン公園までお散歩をしました。孫と何をするでもなく時間まで遊ばせてそれを見守ると言う感じです。その間隣り合わせたクラスの祖父母とまるで「井戸端会議」はスムーズに始まった。本来「井戸端会議」なるものはそのほとんどが時間を構わず延々と続くもので、今回の「井戸端会議」はわずか20分ほどのものであった。が、しかし中身はかなり濃いものであったと感じたのです。お話を聞いて安心したり感心したり。若かりし時のようなけん制は無く競争も無く。とてもすなおな「井戸端会議」だったと思います。孫と何かをするのも楽しいけれどこんな機会をいただいたことに今回はとても感謝しています。

以上の感想はお手紙、日報、当日の発言などからまとめました。ありがとうございました。

6月職員会議の報告

《6月の子どもの様子》
*4歳児の男の子グループの遊び方が、イタズラ的な遊びから発展させるには、どのよう にしたら?
*5歳児で何人かがよく「お腹が痛い」と言う。背景に何があるのか?
*クラス懇談、個人懇談の報告から、保育士の司会者としての振り返り
*保育士の言動のチェック=日報での表現。子どもの様子の伝え方
以上のようなことを議論しました。
特に子どもが身体異常を訴えてきたときの見極めが難しい。友達の真似しているようにも見えるし、今までそんなこと言わなかった子が言い出すととても気になる。大人へ何かの訴えをしているようにも思えるので、家での生活も聞きながら、配慮が必要か考えようと言うことになりました。子どもが今まで我慢できていたことが、もう出来ないということもあると思います。担任から、投げかけられたら、一緒に考えて下さい。よろしくおねがいします。
《その他》
(1) ”子どもまつり”について
毎年11月に子どもを中心にした”子どもまつり”が開催されます。アトムは、協賛をしています。職員は自主的参加で、昨年今年と積極的にそこに関わった職員から「やりがいは感じるけど、会議が夜遅くなったりすると正直しんどい・・・・みんなは”子どもまつり”をどう感じているか知りたい」と投げかけ、全員が「参加はしたい、自分のできる事で参加する」というみんなの気持ちでした。今年も楽しいステージ作り保護者の方も一緒に
作りましょう。
(2) ”父親懇談会”について
 7月15日19:00から”父親懇談会”をします。(この日はみかん組のお泊まり保育です) 過去2年間は男性保育士が中心になって行ってきました。今年は”もう一歩深めたい!”ということで、職員一人一人が具体的にお父さんに聞きたい事を考えて、クラスごとに”案内文”も作りました。クラスの特徴がよく出た文面で担任の気持ちがギュッと詰まっています。また、それを会議に参加してくれていた理事でお父さんでもある原田さんと滝本さんに聞いてもらいました。当日は一人でも多くのお父さんをお待ちしています。
(3) ”保育士の研修への思い”について
6月~7月にかけて研修がつづきます。”研修にはどんな気持で臨んでいるのか? また、研修以外でも自分の力量を高めるために何かやってるか?図書館に行っている人、本を読んでいる人、手話を習っている人、自分の書いた日報を読み直し、書き直した人、などがありました。外での研修も積極的にやっていますが、目前の子どもと、保護者理解が最重要点だと思います。
(4) 職員の理解
 松藤保育士(通称まっちやん)の話しを聞きました。生まれも育ちも熊取、学校もその周辺で就職もフレンド幼稚園と生粋の熊取っ子です。性格は、気が強くて熱しやすくさめやすい、コツコツタイプでは無いということです。ちょつと意外でした・・・・・。

○夜間保育
  ☆小松保育士より、懇談会時の夜間保育の様子
  ☆夜間保育子どもたちの様子

○給食室
  ☆みかん組の梅干ぼちぼちできあがります
  ☆アトム給食の素材は出来るだけ国産のものを使用しています

○いちご組
  ☆新しいお友達の紹介
  ☆祖父母交流の様子
  ☆最近のいちごっ子たちの様子
  ☆お父さんへのプレゼント作りました

○もも組
  ☆かむ、ひっかくについて
  ☆もも中グループでの遊びについて
  ☆この年齢の子どもたちの特徴がみられるエピソードを載せています

○ばなな組
  ☆水遊びなどのそしらせとお願い
  ☆2つのグループの報告
  ☆歯科検診、内科検診の様子

○ぶどう組
  ☆よっしーグループの子どもの様子
  ☆ぶどう組懇談会の報告
  ☆避難訓練の様子

○すいか組
  ☆おじいちゃん、おばあちゃんと遊びました
  ☆父の日の製作
  ☆ちょっとのぞいてみよう、スイカ組さんの世界
  ☆子どもたちの面白発言コーナー
  ☆ともっきー、ゆみこちゃんのハッピーウェディング

○みかん組
  ☆図書館へ行ってきました!
  ☆大型バスでわんぱく王国へ遠足
  ☆トトロがみかんにやってきたストーリー!
  ☆食後の掃除の仕方の工夫について
  ☆子どものイタズラ事件?!
  ☆みかん組クラス懇談会の報告

○アトム共同保育園保護者会だより

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6月号 巻頭文

JRの事故から考える 市原 悟子

数年前から、事件や事故のニュースを見るたびに、こんなことが起こるのか?と信じがたい気持ちになりました。残酷な痛ましい事件は特に、他所のところで起こった事で、熊取には関係ないこととは思えなくて、どうしてこんな事件になったのか、背景がとても気になっていました。それに関する本を読んだり、取材した人に意見を聞いたりして、二度と起こらない為には何が必要なのかとよく考えます。

今回のJRの事故は改めて、自分の電車に対する意識、マスコミ、会社組織、管理職責任についてなど毎日、テレビ、新聞を読みながら考えました。

私は誰かと待ち合わせる時、その時間丁度に行く方です。(早く行くのも、遅刻するのもイヤ)飛行機は時間に誤差がありがちだけど、電車は線路の上を走るだけなので正確に到着、出発するものだと思っていて、遅れていたらなんかイライラしてしまいます。正確が当たり前と思っていたことがプレーシャーを与える一員になっていた事を反省しました。 

マスコミの取り扱いはどの局も同じ扱いになるのはどうしてだろう?その局のスポットの当て方は違ってもいいのにそこには何かが(しばり)があるのだろうか?情報操作されているのだろうか?事故が起こる前のJRに対しての評価と事故後の評価が180度違う事に事故が起こったから当たり前だでは済まされないものを感じてしまいます。マスコミのチェック機能は全てにおいて無くなり、集中批判だけを繰り返しているように思えてなりません。事件や事故がおきるとそれ見た事かと叩くだけで、その事故を未然に防ぐ為にマスコミの力は無かったかと反省する事が全くないのがなんとも気持ちが悪くなります。一般市民の知りえない情報は沢山持っているのではないだろうか?と思っているだけに・・・。

会社の体質、組織力、管理職のあり方などアトムに置き換えればと考え、職員会議で、この事故についての感想を一人一人話してもらいました。

①運転手の個人的な責任とは思えない。
②社員の悩みの共有なし、上司に言えない。そんな会社の体質だったのか?
③人命尊重よりも利潤追求の結果がこのような事故に繋がったのであれば、その方針に批判的な社員は意見を言えない、言わない状況があったのだろうか?
④乗り合わせた車掌が上司の命令どおりその場から離れた事について、大きな組織の中では、個人の意識、自分の位置など分からなくなり、自分がその場の判断で行動するより命令に従うべきが優先する感覚は?
⑤同僚が悩み、苦しんでいる時ほっとけない。まして事故をおこしたことがわかれば平気で親睦会などできない。大きな職場の中で、社員同士お互いに理解できあうような仲間意識が全く無いような職場だったのか、アトムの職員会議のような場がなかったのだろう

要約すれば以上の意見が大半でした。

私は、会社の体質や、管理職の問題は、雪印、三菱、西武等の大手の相次ぐ事件の時にモラルの欠如(当たり前の事が当たり前でなくなる。その事を批判する人を排除する)、社長一人の問題というよりそんな社長に追随する重役たちの責任、そんな重役を支持した人たちの連帯責任なのではないかと強く思っていました。しかしこれは会社だけの問題でもなく、全てのことにおいて言えることだと思います。

問題起きれば、責任者だけが責任追及され、(もちろん責任はあると思います)その周りの人たちは何も責任を感じなくてもいいような処理のしかたは、又同じ事を繰り返す事になると思います。

アトムに置き換えれば、理事長+園長の私を作るのは、みんな(職員+保護者)の総意と思っています。私の言動に疑問や異論があれば是非、その理由を聞いて欲しいし、教えて欲しいと強く思っていますのでよろしくお願いします。

アトムッ子の感想

5月号のアトムッ子「ぶどう組の感想」を読んで数人の方から感想をいただきました。

(紙面の都合上、一部削除しています。重複しているものも省いています。お許し下さい)

・『旧アトムの保護者の人』という表現に違和感をおぼえました。

・ 新しいアトムになって3年経つのに旧アトム、元第6と2分して考えている人もまだいるのだなあ。新しいアトムの保護者としてスタートした人もいるのでひとくくりにして欲しくないと思いました。

・個人懇談の良さ、クラス懇談の良さ、同質ではなくどちらも貴重な場なので回数減らさないで欲しい。

・居心地の良さをみんなで考えて、作っていける場として懇談会は貴重です。その懇談会の場を軽い雰囲気にするのか、重い問題を考えあう場にするのかは自分たちで決める事だと思うので、無くなった方が楽では?(きっとそんなに懇談会がしんどいのであれば失くしてもいいのではと提案してくれていると思うけど)となくす方向にいくのでなく是非みんなで考えましょう。

*このように今後も感想を載せていくつもりです。どんどんお寄せ下さい。(市原)

5月職員会議の報告     岩木陽子       

(1)今年度の研修・見学について
   ☆6/5【みんなで保育・子育てを考える集会】
   ☆7/30~8/1【全国保育団体合同研究集会】山本理事・園長が提案します
   ☆8/7~10【学校体育研究同志会】山本保が実践報告をします。
   ☆6月~ 月【テーマ、領域別保育講座】
☆夜間保育所の見学
   上記の予定です。結果はそのつどアトムっ子で報告します。読んでくださいね

(2)祖父母交流会の内容確認
2才以上のクラスは外遊びを予定しています。雨天決行ですが当日晴れる事を願っています。

(3)職員理解
亀地保の話を聞きました。小さい時の事はあまり覚えていないようなので、職員が質問しました。島根生まれでおとなしい性格が、大阪に出てから変わってきたようです

(4)クラスの様子
   ばなな、いちご、みかんのクラス懇談会の様子とばなな、もも のレクリェーションの様子が報告されました。いちご組は初めて参加の人が多い中、良い感想をもらえました。また、みかん組では4月から持ち越しの”安全管理”というテーマで話し合いました。2ヶ月同じテーマでするにはそれなりの意図があり、結果”やれて良かった”という思いを司会をした園長や担任から聞きました。

”ごりえ” が花婿に?!・・・・

5月21日に行われた”アトム子どもまつり”は事故もなく無事に終われました。保護者会の劇も楽しく、さわやかな天気で本当にやれて良かったです。

ところで、フィナーレにでたあの”ごりえ”にはびっくり仰天!!!!でしたよね

新しく入園された方はもっと驚かれたでしょう・・・ 誰だかわかりました?・・・

金髪、超ミニスカート、豊かな胸、真っ赤な唇、なぜかそこに濃いひげとすね毛が目立っていて・・・笑えるやら胸悪くなるやら・・・(見てない人も想像してみて・・・)

みんなに注目され、子ども達にからかわれながら、最後までポーカフェイスのごりえでした。

そのごりえちゃんが6月18日に結婚します。もちろん相手は女性です!おめでとう  当日はすました花婿なんでしようね・・・!

○夜間保育
  ☆夜間保育の利用増えています
  ☆夜間保育利用の連絡はお早めに

○給食室
  ☆今、食育が叫ばれています
  ☆年長の子どもたちの取り組み

○いちご組
  ☆新しいお友達の紹介
  ☆こんなことしているよ
  ☆普段の遊びの様子
  ☆いちご懇談会の報告

○もも組
  ☆クラス全体の取り組みの様子
  ☆5月のおもしろ、かわいいエピソード(一人ひとりを紹介)
  ☆お友達同士のかかわりがちょっとづつみえます、その様子

○ばなな組
  ☆この時期の保育内容のおしらせ、遊び、生活習慣について
  ☆給食・トイレ・衣服の着脱エピソード
  ☆クラス懇談会の報告

○ぶどう組
  ☆水やり当番、ヨッシーグループの報告
  ☆まっちゃん・あけみちゃんグループの様子

○すいか組
  ☆初めてのリトミック・ビワとり散歩の様子
  ☆ヨモギ団子作りクッキングの様子

○みかん組
  ☆遠足のお知らせと5月の保育の様子
  ☆お手伝いに行く時間、各クラスによって違いがある事を子どもに知らせました
  ☆こどもの感じ方、いろいろあります
  ☆お家でこどもの話す内容から
  ☆こどもまつり当日までのエピソード
  ☆おにぎりクッキングのエピソード

○アトム共同保育園保護者会だより

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5月号 巻頭文

大人も子どもも新しい環境に慣れてきましたか? 市原 悟子

4月スタートして2週間はいちご、もも組の部屋からは大泣きの声が響き渡っていましたが、3週間目ほとんど泣き声は聞こえなくなりました。

その代わり、新入園児3歳以上児の子どもの中には、最初変わった環境に物珍しく興味があり泣かないで過ごしていた子、泣く事を我慢していた子が、「イヤや」と登園拒否気味になったりしていました。ゴールデンウィークがあるので、落ち着くまでには時間が必要のようです。大人の方はいかがですか?

第1回目の懇談会いかがでしたでしょうか?

いちご組を除いて1回目の懇談会が終わりました。いちご、もも組=栄養士・副園長の金石 ばなな、ぶどう組=主任の岩木 すいか、みかん組=園長の市原が懇談会に参加しています。3人が参加している理由は、①担任が司会進行に行き詰った時のフォロー②経験年数が長いので、担任ではできないアドバイスをする③日頃保護者と接点がもてないので懇談会を活用する。主な3点の理由です。

クラスによっては、午後4時~、6時30~と2部制にしています。2部制の理由はお迎えに来る時間が早い保護者が参加しやすいようにと考えてこの時間帯を作りました。

1回目の懇談会を終えどのクラスの感想も「他の保護者の発言を聞き、勇気付けられた」「親同士顔を合わせるのが懇談会しかないのでもっと話を聞きたいし、自分の話もしたいのに時間がいつも足りない」「子どもの話も良いけど、大人の話もしたい」「懇談会に出るまでは気が重いけど、出た後は良かったと満足する」「家庭事情を話しても理解してくれる安心感があり、ありがたい」等が多くありました。

参加者が多いので、参加人数の多いクラスには今後全体懇談とグループ別にするなどの工夫が必要だと感じました。

懇談会は保育士が司会進行で行っていますが、その進行をスムーズに運ぶ為には保護者の協力なくてはできません。①事前に出欠アンケートに記入する②資料に目を通しておく③的を絞って発言する④進行を妨げるような私語はしない等です。懇談会を充実させる司会者の役割はとても大きく、2時間枠で参加者全員が満足できる内容を作る進行はそんなに簡単にできません。保育士も一番悩むところです。司会者の力量をつけるために、保護者からの率直な感想が必要です。懇談後は必ず感想をお寄せ下さい。保育士も保護者も懇談会を満足いくものに作っていければと思います。

よく「人前で話すのは苦手です」「何を話して良いか分かりません」と言いますが、回数重ねていけばみんなの中で話す事も慣れてくるものです。その成果を4月15日のみかん組の懇談会で実証していました。その日の6:30~の参加者は16人、保護者の自己紹介が時間どおりに進み、進行役の私としてはとてもありがたかったのです。6年間の蓄積だなあとつくづく思いました。

6年間の懇談会の中で自分の子どもがどんな子どもかを理解し、我が子とのやり取りのコツをつかみ、年齢の成長の特徴を理解しておけば、子どもの問題で思い悩む事は、ぐっと少なくなります。保育士や保護者から親が知らない我が子の一面を教えてもらうことで、対応のヒントにもなります。こんな機会を逃すともったいないですよ。

子どもの怪我、事故への恐怖

懇談会でも、子どもの怪我や安全面に対しての、疑問、質問が出ていました。

いつ何が起こるかわからないような現在です。園庭で遊ばせていても、午睡中でも、散歩に行く時は特に職員には緊張があります。そんな緊張を持ちながらの毎日です。もしもの時に備えて避難訓練や、対策は考えています。しかしそれで万全とは思えないし、私の中には常に怪我や事故の不安が付きまとっています。保育士の仕事は本当に楽しく素晴らしい職業だと思いますが、子どもが怪我をするたびにもう続けられないと思います。

「子どもは怪我がつきもの、怪我をしながら賢くなっていくもの」と考える人がどのくらいいるのだろう。保育園の安全管理どこまで求めているのだろう。今年はこんな事も具体的に話し合っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

職員会議の報告 

4月の職員会議 岩木陽子

新年度が始まり、新しい人との出会いや、今までとは違うやり方がスタートしています。職員会議では、そんな4月を振り返りました。

グループ別保育では、1歳児と3歳児が、別の部屋(フリールーム)を使っての状況を聞き、小人数の保育が子どもにとって”何より落ち着くのだな”とあらためて感じました。4月にこんな形の保育にして良かったと思います。

また、新しい担任のコンビネーションも気になるところです。今の所、”バッチリ上手くいっている”というより、これからいろいろな問題を話し合って、時には衝突もしあいながらコンビネーションを作っていく感じです。話し合う為の時間の工夫は、どのクラスもしています。

昨年に引き続き、”職員理解”を今年度もやります。その人を理解する事は、コンビネーションにつながる大事なことで、全員が済んでおらず、引き続きやることにしました。4月は”谷野(タニやん)”の話を聞きました。ちょつと話がこんがらがったので、5月にもう一度”タニやん理解”を深めたいと思います。

○夜間保育
  ☆各クラス懇談会の間の夜間保育の様子
  ☆新年殿夜間保育の様子

○給食室
  ☆アトム給食にもなれました?
  ☆あゆみちゃんのコーナー(新人栄養士のコラム)

○いちご組
  ☆5月の取り組みの紹介
  ☆離乳食進行の様子
  ☆こどもの体調について

○もも組
  ☆グループ分けしたその後について
  ☆4月スタートしてからのもも組全員の子どもの様子
  ☆懇談会の報告

○ばなな組
  ☆1年間通しての保育の諸説明
  ☆ばなな組こども全員の様子
  ☆散歩にでかけました

○ぶどう組
  ☆33人いろんな子がいるよ!全員の紹介
  ☆クラス懇談会の報告

○すいか組
  ☆赤すいか、黄すいかグループ別の様子
  ☆お誕生日の日の取り組み

○みかん組
  ☆懇談会日程変更のおしらせ
  ☆4月の保育の様子
  ☆クラス懇談会の報告

○アトム共同保育園保護者会だより

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4月号 巻頭文

2005年度子ども156名でスタートです。 市原 悟子

認可3年目やっと160名を切るスタートになり、ホッとしています。アトムに入園希望者が多いのはとても嬉しい事なのですが、保育室に子ども達が詰め込まれているような環境だった1年目の180名、昨年も170名と、人数の多さに頭を痛めていましたので、今年の人数がやっと150台に下がり安心しました。(しかし0歳児は毎年のことながら緊急途中入園が多くありますので今年もいちご組は増えると思います。)

今年の体制を紹介します。  *=新入園児  (担任)

いちごぐみ  9名 *8名   (上原峰子・林美智子・三宅祥子)

ももぐみ  24名 *10名  (鳥羽美奈子・岩出京子・亀地亜由美・上野由美子)

ばななぐみ 22名 *6名   (仲嶺真弓・川中三和・梅本あゆみ)

ぶどうぐみ 33名 *6名   (田丸あけみ・松藤美和・吉本忍)

すいかぐみ 37名 *2名   (市原泉・山本知輝)

みかんぐみ 31名 *1名   (谷野則文・中田真紀)

休暇代替フリー保育士      (小松純子・赤坂恵子・中川知子)

夜間保育            (大浦由美子・野沢早苗)

給食室             (金石愛子・木場浪子・大石あゆみ)

事務              (林明子)

主任              (岩木陽子)

副園長             (金石愛子)

園長              (市原悟子)

子ども156名その内34名が進入園児です。家庭数は138世帯です。

職員は29名です。至らない事ばかりと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。

* 4月1日~役場の健康福祉部の業務、窓口が変わっています。

保育所関係は今まで福祉課の児童福祉係でしたが、子育て支援課が新たに誕生しまして、『児童福祉係』『子育て支援係』とに分かれています。電話の際はお間違いのないように!!場所は今までどおりふれあいセンターの1階です。

保育園を安心できる生活の場に

3月26日(土)にアトム共同保育園2期生の卒園を祝う会が行われました。40名の子どもへのメッセージ、親へのメッセージが卒園証書です。その家族への担任からの思いがぎっしり書き込まれた証書、当日披露したのはその中のほんの一部でした。それでも40名の子どもと大人へのメッセージを伝える為には、2時間近く掛かりました。

子どもも慣れない服装で、大人の見守る中緊張の2時間でしたが、大きく場が崩れることなく終わる事ができました。子どもの人数が多いので一人2分でも80分かかり、担任はいかに時間を節約するかに懸命でした。

ひとり一人に既成の卒園証書を手渡すだけならもっと短時間で終了できたのですが、形式にこだわらず、心に残る会にしたいとの職員一同の強い思いで昨年同様の形となりました。会終了後私の元に何人かの保護者から「職員の思いが良く伝わった」「全員にあれだけの文章を書くだけでも大変だろうにありがたかった」「証書を担任からもらえた事は良かった」との感想をもらいました。

私は会の間みかんの子どもの後ろにずっと座っていました。そのきっかけは、みかんの子どもが肩を震わせ泣き始めたので、きっと隣とけんか始めたのかと勝手に思い仲裁のつもりで「どうしたん?」と声掛けたのです。その子は目の前ですいかの子ども達が自分たちへのプレゼント(歌の選曲はすいかの子ども達がしたそうで、練習の時には元気に楽しんでいたのに当日は緊張のあまり、立ち尽くす子どもがほとんどでした)の為に歌っているのを見て「すいかの子達とお別れするのが淋しい」と淋しくなって泣き出したということでした。

その後みかんの子ども達が次々泣き出し、何年も卒園児を送り出しているけれど、こんなに多くの子どもの泣いている様子を見たのは初めてでした。「卒園式って、淋しいなあ」ってヤンチャな男の子たちが言ってました。

友達との別れを感じること、その事をとても淋しく感じて、涙している子どもを見て、仲間への感情が育っている事に安心しました。私たち職員は、誰に対しても怖がらず自分の感情表現ができ、相手の思いにも耳を傾けられる仲間関係が作られるように力を入れてきました。

しかしこれは子どもだけではなく、むしろ大人同士に必要な事なのです。大人同士がそうなれば子どもにもヒタヒタとその空気は伝わり、安心してすごせられる。子どもに安心感を感じさせてやる為に、大人がやらねばならないことはこんな関係を作る努力だと思っています。でも多くの大人は、子どもに望んでいても、自分はできないと自分にとても甘くなってはいないでしょうか?アトムの職員は、職員間で日々努力しています。

保育園は子どもと大人の生活の場と私は考えています。その生活の場はなるだけ緊張感の少ない、のびのび楽しめる場であれば良いと思います。学校とは違うともっとはっきりさせたほうがいいかとも思っています。職員と保護者が子どもの事で真剣に考え、大人としての努力をし、お互いのがんばりに対してしっかり褒めあえるような関係を作りたいです。子どもには遊ぶ楽しみ、喜び、友達への関わりをたくさん体験させてあげたいです。

私は事務室で、雑務をしていますが、保護者がもし話したいと希望してくれればいつでも時間を都合しますので声掛けてくれるのをお待ちしています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

○夜間保育
  ☆自己紹介、大浦、野沢の顔
  ☆お知らせとお願い

○給食室
  ☆05年度のアトム給食始まりました!
  ☆給食室の自己紹介

○いちご組
  ☆おしらせ
  ☆9名のお友達紹介
  ☆担任紹介

○もも組
  ☆子どもの紹介
  ☆1年間こんなクラスにしたいです
  ☆担任の紹介

○ばなな組
  ☆4月のお願いと担任紹介
  ☆こんなクラスにしていきたいです
  ☆グループの紹介

○ぶどう組
  ☆新クラスのお願い
  ☆グループメンバー表
  ☆担任の紹介

○すいか組
  ☆こんなクラスにしていきたいです
  ☆グループメンバー表
  ☆担任の紹介

○みかん組
  ☆担任の自己紹介
  ☆保護者の方へお知らせとお願い

○法人だより

○アトム共同保育園保護者会だより

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3月号 巻頭文

 

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2月号 巻頭文

子どもの言葉の荒れが目立ちます  市原 悟子

12月の職員会議で3歳児=ぶどうぐみの子どものことばについて議論しました。

「おまえころしたろか」「しね」などとても乱暴な言葉が飛び交い、その言葉に怯えて『アトム行きたくない』と言う友達がいるという実情です。

日頃子ども達が使う言葉は、誰かが使った言葉を聞き、真似て使っています。特に悪い言葉を覚えるのはとても早く、教えなくてもすぐ覚えています。大人として使って欲しくない言葉ほどよく使います。相手がどのような気持ちになるかなんて考えが及ばないので、口から出放題の感じですね。ぶどうぐみでは子どもを集めて「こんな言葉言われたら、アトム来たくないほど怖くなるって言う友達いてるんやて」と話したところ、その後そのような言葉が聞かれなくなったそうです。

3歳児だからすぐ効果はでますが、4,5歳児だと言葉の乱暴さをいくら注意しても、あまり変化が見られません。

言葉は家族、地域、社会(テレビ、ビデオ)等、全体の影響を受けるので、アトムの保育士だけで熱心に注意しても、改善されません。送迎時の保護者の言葉を聞いていてもその乱暴さにドキッとする時も多々ありますし、事務室の隣のオアシス公園で遊んでいる小学生の言葉もかなりひどいものです。

みかんぐみの子ども達のやりとりは些細な事の成り行きにもかかわらず、言葉だけがとても大層なやりとりになっていて、事象よりも言葉がすさまじく、言葉によってこころが辛くなる、自分が痛手を負うとその言葉を武器に使ってやりとりする状況がとても多く見られます。何とかできないものかと思うのですが、子どもにだけ注意しても、日頃の親の言葉も改善してもらわなくては、解決には至らないと思っています。

兄、姉から受けた痛手をアトムに来て晴らすなんて事もあるのではとも思います。

言葉の問題、みなさんはどのように考えられますか?

父親懇談会の感想

1月8日に2回目の父親懇談会(参加者7名)を行いました。

父親懇談会を企画したのは、子どもは両親の影響を受けて生活しているのに、クラス懇談会の参加は母親が多く、保育士からは父親が分からない。

日報や口頭で母親の意見は聞くことができるけれど、父親の考えが分からない。もっと日頃から父親にも、保育園に足を運んで欲しいけれど、女性ばかりの懇談会では出にくいかもと予想して父親だけの懇談会を企画したのです。

参加者が少なくて残念なのですが、普段ゆっくり話しを聞けないお父さんたちとの懇談会は貴重だと思いました。毎月の『アトムッ子』をほとんど読んでいないお父さんの実態もよくわかったし、一般論ではない、我が子の特質をもっとつかんでおいて欲しいとも思いました。

母は子どもの事を話す機会はよくありますが、父親は自覚しないとそんなチャンスは少ないと思います。父親として子どもにどのように接したらいいのか分からない父は是非こんな機会を利用してもらったらと思います。

おしらせ

2月6日(日)アトムのホールで集いを開催します。 くわしくはおしらせをクリック

職員会議の報告   

岩木陽子         

12月が都合上、報告できていません。ここで、12月と1月を合わせて報告します。

12月職員会議

① ”その人理解”は、鳥羽保(みかん組)でした。普段はおだやかな雰囲気の彼女ですが、実は、激しい感情を秘めているのが分かりました。

② 研修報告が沢山ありました。特に”沖縄研修”は、アトムっ子(1月号)に載せました。

③ <協議事項>では、夕方の室内遊びの工夫について話し合いました。特にいちご組は寒さや体調で室内遊びがつづきます。廊下に動物や乗り物のシールを貼り付けて楽しむ、そこに4~5才の作品も貼り付たりすると、遊びがもっと広がるだろうという案もでました。その他には、いつも通り”各クラスの状況”について話し合いました

1月職員会議

① ”その人理解”は、赤坂保(いちご組)でした。思春期になってからの、さまざまな葛藤、それの具体的な出来事などを聞き、彼女の知らなかった一面が分かりました。

② ”父親懇談会”の報告(司会の山本保より)と参加保育士の感想をききました。全クラスの父が対象であること、懇談の目的を持ちながらも、参加する人の顔ぶれで、臨機応変な変更もいる事など、クラス懇談会とは共通点も有りながら、また違う難しさもあり、力量のいることでした。今回は、進行を園長に頼ることとなったのですが、経験を積みながら私たちが力をつけていくしかないのだと感じました。

③ <協議事項>では、クラスの状況を話すのですが、ここであらためて確認できた事がありました。それは、3才頃から子ども一人一人の感情表現に違いが見えだし、4~5才には、さらにそこから子どもの持ち味というか気質のようなものが感じられる事です。だからこそ、丁寧な対応がいるのですが、”丁寧な対応”というのが、どういう事なのか、何を、どう、対応する事なのか、悩むとこです.

また、子どもにとって、担任以外の大人の目やクラスとは違う雰囲気のある事務室の存在も、大きい事が分かります。クラスの中だけに束縛されず、いろいろなやり方、物や人の活用で”丁寧な対応”を心掛けようと思います。 

毎回、職員会議の後はものすごく疲れます。4時間が短く、もったいなく感じられて、休憩もせずぶっとばすという感じです。気を抜いたら話し合いに付いていけないので、神経の集中で疲れるのだと思います。個人差はあれ、職員はそんな感じです。

私事ですが、私の夫も会社で会議をよくします。そこで、アトム職会の時間の長さや疲れ方を見て、どうも”要領の悪い会議をしている”としか思えないようです。報告や指示の会議でない事、みんなで丁寧に考えたら時間がかかる事など話したのですが、どれもピンときません。そんな会議は体験がないと無理なんでしょうね。夫に理解を求めるのは、あきらめている岩木です。

○夜間保育
  ☆夜間保育の感想「保護者より」
  ☆夕食タイムの子どもの様子を紹介

○給食室
  ☆各地でノロウィルスが流行っています
  ☆朝食しっかりとっていますか?

○いちご組
  ☆クリスマス会参加!の様子
  ☆こどもたちがいつも夢中になっている絵本、手遊び、踊りを紹介します。

○もも組
  ☆懇談会のおしらせとお願い(服に名前を記入してください)
  ☆凧あげの様子

○ばなな組
  ☆カルタ取りしました
  ☆4月からの変化、一日の流れを比較して

○ぶどう組
  ☆節分のおはなし
  ☆虹グループ、星グループのそれぞれの様子

○すいか組
  ☆いーちゃん、まっきんがみたスイカ組の1月の様子
  ☆節分の日、体の中にどんな鬼おる?

○みかん組
  ☆早寝早起きのリズムで
  ☆大人に抱っこにjくる気持ち、ストレートにできない表現
  ☆みんな学校にはどんな不安がある?
 ☆節分の様子、体の中にどんな鬼おる?
 ☆お手伝いクラスでの様子

○父親懇談会の報告

○保護者会だより「おもちつきの報告」

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1月号 巻頭文

あけましておめでとうございます。

2005年良い年でありますように!! 市原 悟子

2004年は、長く続く暑い夏、相次ぐ台風、それによる水害、地震と自然の猛威を次々感じた年でした。

子どもの虐待、誘拐等の事件も多発しましたね。

良いニュースもあったはずなのに、記憶に残っているのはイヤな出来事ばかりでした。

2005年は良い年でありますようにと願うばかりです。

みかんぐみはアトム生活も残り3ヶ月です。

駄々こねしたり、叩いたりと幼い行動している時に「そんなことで学校大丈夫かなあ」との問いに「いける!!いける!!」と張り切っています。

時間に追われることなく、遊びに夢中になれるわずかな保育園時期を十分楽しんで欲しいと思います。ほんとにほんとに良い年でありますように!!

おしらせ

2月6日(日)アトムのホールで集いを開催します。 くわしくはおしらせをクリック

子育て支援団体で話したこと 岩木陽子

熊取町には子育てに関るサークルが幾つかあります。

「すくすくキッズ」「親子劇場」「オリーブの木」などです。活動内容は様々ですが、どれも「熊取町で子育てしやすいように」と、一般の人が立ち上げているサークルです。これらを「子育て支援住民団体」といいます。

12月に入り、2回この人たちの前で保育士として話す機会がありました。

きっかけは「子どもの自我はいつ?どんなふうにはじまるのだろう?」というサークル代表の人たちの疑問に答えるという事でした。

1回目は「子どもの発達0歳~3歳」について具体的な子どもの姿を話しました。

2回目は「子どもの姿から見える親の姿」についてのテーマで話をしました。

話し終わってのサークル代表者の方の感想は「こんな話を今子育ての真っ最中の人に聞いてもらいたい」ということでした。

サークルの代表者の人は小学生から成人している子どもをもっている人ばかりなのでこんな感想になったのだと思います。

私はよくこんなテーマで貝塚や樽井など他の所では話すのですが、熊取で話したのは初めてでした。

まして地元の家庭育児をしているお母さんたちに話すことは一度もありません。子育ての悩みを共感したり、解決できる場所が保育園ならまだあるけれど、家庭にいる人は少ないのではないでしょうか・・・、そう思ったらぜひ地元熊取にもこんな話ができるような講座のようなものがあれば!と痛感しました。

上記のようなサークルや保育所、学童、図書館、保健師などが集い、子どもや子育て中の大人のために何かできることをしよう!というのが「子育てふれあいパーク」です。

2月27日(日)ふれあいセンター(熊取町役場横)であります。

そこでは子どもの遊びや子育ての悩みなどを話し合うコーナーもありますので、ぜひ近所の方も誘って来てください。

日時の都合上、12月の職員会議の報告は来月にしますのでお待ち下さい。

○夜間保育
  ☆夜間保育のおしらせ
  ☆アルバイトの紹介

○給食室
  ☆子どもの味覚は作られるものです。こどもの味覚について。
  ☆みかん組の子どもたちはあとわずかです。生活リズムと食事のリズムを整えましょう!
  ☆子どもの脳を育てる睡眠について

○いちご組
  ☆お買い物ごっこしたよ!
  ☆遊んでいるいつもの様子

○もも組
  ☆新メンバーの紹介
  ☆トイレでおしっこできるかな
  ☆12月に入っての様子

○ばなな組
  ☆新年の挨拶
  ☆メリークリスマス!の様子

○ぶどう組
  ☆新年のご挨拶
  ☆クリスマスストーリ総集編

○すいか組
  ☆クリスマスストーリーの紹介
  ☆クッキー作り(クッキング)の様子
  ☆パーティー当日の様子

○みかん組
  ☆ポケモンチームの様子
  ☆最近変わってきた子どもの様子
  ☆クリスマスストーリーの紹介
 ☆トトロチームの様子
 ☆お手伝いクラスでの様子
 ☆ひとりの子を通じて、周りの子の変化をみて

○アトム共同保育園保護者会よりおしらせ
 新年もちつき大会のおしらせ

○沖縄研修の報告 
  吉本、山本、赤坂、亀地、谷野

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