保育園の設立趣旨と歴史
アトムの3つの柱
アトムっ子通信

アトムっ子通信

2006年

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12月号 巻頭文

三角関係<子ども・親・教師(保育士)>の中で思うこと 岩木陽子

1,熊取町保・幼・小・中ネットワーク会議に出席して

熊取の子ども0歳~15歳までを継続して見ていこうという目的で、それぞれの関係者(保健師・保育士・幼、小、中の教師・学童指導員・児童福祉課の担当者等)が集まり、子どものことを話し合う会議が昨年から行われています。

今年は“キレる子ども”のことを考え合うことになったのですが、「その為にはまず親をもっと知ろう」ということから始まりました。

昔と今では親の状況はどう違うのか?社会背景や自然環境、家族形態の変化が分かるような資料をもとに、11月16日に40人近い関係者が集まり、ネットワーク会議が行われました。

アトムからは、岩木と市原泉の2名が参加しました。

その会議で、私は2名の若い参加者(30代前半)の発言が印象的でした。

「昔は良かった・・」と、今の親に昔と同じ対応をしているが、それではダメだと思う

生活リズムだけの事を注意されても、それが自分のことを全部否定された思いになり、そこで壁を作ってしまう親がいる。

これらの意見は“親理解”するためには、とても参考になると思います。

年配(私を含め)になると、“今の親はなにを考えているのか分からない”とか“子どもがいるのだから当然親らしいことをしているだろう”と思いがちです。

そうではなく“子どもができたことは、親になるための第一歩がスタートした”と捉え、そのための体験や学習を今からしていくのだと考えた方が良いと思います。

私はこのことを関係者だけが考えるのではなくて、親や親の親(祖父母)も考えたらいいのではないかと思いました。特に祖父母は自分の親時代を振り返りながら、今の親に必要な事を考えていくことが、親が育つ一つの方法だと思います。あまりにも、祖父母が親に手を貸し過ぎて、親が親になる力を奪っているのでは・・・。是非考えてみて下さい。

2、学校の状況はたいへんです!!

大阪府教職員組合に依頼されて、研究集会で保育園の話しをしてきました。テーマは“格差社会の中で、保育、教育の大切にしていく事”でした。

何か漠然として、むずかしく感じたのですが、こんな世の中だからこそ、大人がつながる大切さを思い、主に懇談会の大切さを話しました。それを聞いて小学校の先生の一人が“親と話し合うとそれをテープにとられていたり、校門でマスコミが待機していることがあった。親との関係がどんどんしんどくなっている”と疲れ切った様子で話していました。私はこんな事があるのを新聞やニュースでは知っていても実際に聞くとギョッとしました。

もしアトムでこんな事が起きたら・・・と思いつつ、日頃懇談や日報を通して関係作りに力を注いでいるのは、こうはならない為だ!と思い、あらためてその重要性を感じました。

学校事務をしている人からは、高校生の授業料の未納が増えている事、「このままなら退学になります」と伝えても「しょうがない・・・」とあっさりとした返事になる事があると聞きました。

格差社会がこんな状況を生んでいることもありますが、給食費未納者の中には、外車に乗り、ブランドものを身につけている人もいる現実を新聞が書いていました。

時代が変わり、大事にする事の価値観が変化してきているとはいえ、何かやりきれない気持です。

親は子どものために最低限しなくてはならない事があって、それが出来ないときは援助がいります。でも、出来るのにしないのは、やはり親として未熟だと思います。親になるための努力や学習がこんな時にもいるのではないかと思いました。

3 高校生の実態

私の知り合いがある高校で講師をして、時折その様子を聞きます。

聞いていると、それはいつもアトムのみかん組に言うようなことで、相手の気持になることや今何するとき!というような話のやり取りを高校で生徒にしているそうです。

彼らの行動の基準は“むかつくかむかつかないか”だけのようで、他のとらえ方がないようです。

じっくりと自分の心で感じ、頭で考える体験が少なかったのだと思います。今、アトムで子どもに時間をかけて対応していること事が、改めてここでも重要だと感じます。

現場はあまりにも幼い生徒の反応と、それでいてプライドはあるからもう毎日が大変なようです。

権利意識もあって、「授業料払ってるんやから、ちゃんと教えや!」とか、生徒を叱るときに「先生らは俺らのこと殴ったらあかんのやろ・・・」と返ってくるようです。

言葉使いも荒く、教師と生徒の間に飛び交う言葉に50代の私はビックリ仰天します。

もちろん、高校生みんながそうではなくて、高校にもよるのでしょうが、確実にこんな生徒が増えています。

手のかかる生徒の話しをきくと、小さい時から“あかん子”と決められ、わかってもらえない気持や、認めてほしい思いがいっぱい積もっているようです。

大人に真剣に正面から向き合ってもらった実感も少ないと思います。

彼らのコンプレックスは深いように思います。それゆえに教師も大変なのでしょう。

知り合いは落ち込んだとき、他の先生に励まされているようで、職員関係の大切さを感じます。

しんどいことでしょうが、教師に願うことは、めげずに、逃げずにそんな生徒と向き合って欲しいということです。私はそんな教師を理解し、応援できる大人でいたいと思います。

4,最後に思うこと

子ども、親、教師(保育士)と三つのトライアングルを考えた時、基本にあるのはどんな場合も人と人のつながりしかないと思います。あと少しでもいいから、相手の立場や状況に立つやさしさとかおもいやりがあればなぁ・・と思えます。そのためには、お互いの努力もいりますし、実際は時間やお金や心の余裕もいるのだと思います。こんな現実もありながら、結局は大人一人一人が(私も含め)自分はどこまで相手の事を解り、考えているのかを振り返って行動するしかないのではないかと思えました。

11月の職員会議報告 市原悟子

1、子ども祭りの取り組みについて (感想・反省・来年度に向けて)

職員の子ども祭り参加は強制ではなく、有志の自由参加としています。

第1回の子ども祭りから、以前のアトム共同保育所は主催団体として参加し、特に乳幼児の子どもの遊びを引き受けていました。毎年職員と保護者で実行委員会をつくり、内容を考え取り組んでいました。子どもが楽しめる遊びの内容から、“ステージでの子どもと一緒のダンス”が加わり、大人も子どもと一緒に楽しめることができて好評でした。認可保育園になった4年前は新しい職員も加わり園内が混乱状態だったので、子ども祭り参加は初めて休止。2004年から有志で参加するということにしました。有志参加の大変さ(全ての作業が一部の参加者に集中し、大きな負担となっている)をなんとか改善したいとの提案で来年度に向けて負担無く進められる方法を考えあうことにしました。ステージでのアトムの取り組みも保護者有志による脚本製作、舞台衣装づくり、ダンス練習など当日を迎えるまでにはかなりの負担になっているのでは?と心配になっています。もし大変さを感じているのであれば来年度から実行委員会を保護者と職員で作り、役割分担をして負担が少ないやり方を考えてはどうでしょう。

2、各クラスの子ども理解 対応について

11月号のアトムっ子でも触れましたが、4,5歳児の子どもにゆっくりかかわることによって見えてくる心の内面、子どもの得意なこと、不得意なこと、プラス思考かマイマス思考か、自分が友達にどのように評価されているかとても気にしている子、友達同士のけんかに敏感に反応する子など子どもの様子を出し合いながら、どのように対応していくかを細かく考えあいました。

子どもに気をつけてあげることは、口頭、日報、懇談会で保護者にも伝えていくと思いますので、保育士だけに任せないで、是非考えてみてください。

先日、高3・高2・中3の子どもをもつアトム共同保育所の卒所児の母に出会いました。彼女は熊取外の中学校教師をしているのですが、久しぶりの再開で近況報告をしあいました。「その子のもっている本質的なことは大きくなってもほんとに変わらないなあ。先生が子どもの特質知っとかな後で訳わからんようになるでとよく言ってくれていたし、3人の子どもの事ちゃんと教えてくれたので本当に参考になったわ。あれはとても重要なことやわ。先生たちが丁寧に懇談会で知らせてくれたことが数年たった今でも参考にできる。現場の中学生の親が自分の子どもの事全然つかんでいなくて、理想ばかりを追いかけ子どもを追い詰めているし、子どもは中学生になると素直に本心なんか言わないので、小さい時に素直に出している時を逃したら本質はわからなくなると思う。子どものこと教えてくれる懇談会が重要や」と力説していました。

又、ある研究会で、他市の子ども支援センターの方が「4年前から問題行動を起こす比率の90%近くを女子が占めている。親が子どもにバランスよく喜怒哀楽の感情表現をしてればいいがそうなっていないことに原因があるのでは?」との報告を聞き驚きました。色々議論する中で、「親子のコミュニケーションが影響しているのではないか」との意見もあり、私はアトムの親子を思い浮かべながら送迎時の様子からだけでも、小さい年齢にもかかわらず大きな声で怒鳴られている光景もよく見るので、大人に注意を促したほうがいいかと考えました。

時間や気持ちに余裕の無い大人が多くなっている(私も含め)ので良くないなあ・・・。

親子関係は簡単なようでマニュアルが無いだけに難しいです。懇談会を最大利用して下さい。保育士からの投げかけは無視しないで考えて欲しいと思います。それが子どもを健全に育てる方法だと思います。

おしらせ

○給食室
 ☆おやつに新米のおにぎり!
 ☆みたらし団子のおやつも登場

○夜間室 
 ☆夜間保育の主な流れ

○いちご組
 ☆小麦粉粘土、ぽっとん落としのとりくみ
 ☆保育士のちょとつぶやき(こんなことに困ってます)
 ☆懇談会報告

○もも組  
 ☆おいもほりの様子
 ☆保育士の日記など
 ☆もも組懇談会報告

○ばなな組
 ☆最近のこどもたちの様子
 ☆一人ひとりのこどもの様子
 ☆食事の風景

○ぶどう組
 ☆グループ代えをしています
 ☆いすとりゲームの様子

○すいか組
 ☆遠足の前日エピソード
 ☆遠足にいってきました
 ☆グループ代えをしてみました

○みかん組
 ☆グループ代えをしています
 ☆遠足の各グループごとのエピソード
 ☆こどものつぶやき
 ☆懇談会の報告

○育む会の報告

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11月号 巻頭文

子どもの怪我と保育内容 岩木 陽子

さわやかな秋空がつづき、毎日こども達は散歩や園庭遊びを思い切り楽しんでいます。そんな中、子どもが遊んでいて怪我をすることが何件かありました。

そのたびに怪我の原因を探り、同じ怪我が起きないよう対処できることはすぐにしているのですが、それでもまた、違う場面で怪我をして、保護者にはそのたびに謝ることしか出来ず、本当に申し訳なく思います。

親の気持ちとしては

保育士はどこまで危険予測をして遊ばせているのか?怪我の現場はみていたのか?見ていないとしたら、小さな怪我がやがて大きな怪我につながるのではないか?

どんな良い保育よりも、まずは安全で事故や怪我なく見て欲しい!!

ただ、子どもにはのびのびと楽しく友達と遊んでほしい、大人の指示だけでしか動けない子どもにはなってほしくない!

これが、おおかたの親の気持だと思います。10月の懇談会でみかん組の保護者に散歩や園庭遊び等での意見も同じような思が聞かれました。

それは当然のことで、保育士の第一の責任は安全確保だと思っています。

怪我には防ぎようのない怪我と、保育士が気をつけておけば防げた怪我があります。怪我や事故を起こしてしまったとき、保育士は子どもに痛い思いをさせて申し訳ない気持でいっぱいになりますが、特に防ぎようのない怪我がつづくと、「またこんなことがあったらどうしょう・・・また怪我をするのではないか・・・・・」と思い、気持がどんどん萎縮してしまいます。

“もう絶対に怪我をさせません!”と言い切れないだけに、“怪我をさせてはいけない、させてはいけない” となり、そんな時の保育は、子どもが動くだけで「ジッーとしていてほしい」と願ったり、これをしたらダメ!あれをしたらダメ!と動きを制限し、大人の指示だけで動いて欲しくなります。

ここまでいくのは“子どもに良くない”と分かりつつ、こんなふうに気持が揺れてしまうことも保育士の正直な気持です。

でも・・・・やはり怪我はおこります。

では

安全な保育とのびのびと楽しく遊ぶ保育は相容れられないものか?というと、そうではなく、どちらも大事なことです。安全確保でき、なおかつ子どもの活動を損なわない保育をしたいとおもっています。

子どもが友達と自由に生き生きと十分に遊ぶことは、何よりも(安全な保育の中で)子どもに必要なことです。

組んずほぐれつで友達と遊ぶ中でしか、人と人の関わる力(コミュニケーション能力)は育たないからです。

“自分の気持が言えて、相手の気持も聞ける”(コミュニケーション能力)には、気持の伝え合いが必要です。時にはそれがぶつかり合いになり、ぶつかり合う体験により(相手との距離感や折り合いの付け方)学習していくのです。

これは、大人が指示したり、注意する事で身に付くものではなく子ども自らが感情を働かせてでないと育めない事だと思います。子どもが大人に萎縮することなく、子ども同士自由に気持がはき出せあえて成り立つものです。子ども同士のやりとりの中では、ヒートアップして取っ組み合いまでいくときがあります。暴力的になったとき

① グー(げんこつ)ではなぐらない
② 物でなぐらない
③ 顔の中特に目の周りは絶対ダメ

このルールを守っていないときは、すぐ止めに入ります。状況みながら、見守ったり、止めたりの対応をしています。また、散歩も子どもには不可欠な活動です。散歩先での偶然の出会いに感動したり、でこぼこ道や坂道で身体のバランスをとることを覚えたり、その時の擦り傷で身体を守るすべを学んだりします。室内や園庭では体験できないことばかりです。

先月、子どもの散歩の列に自動車がつっこむという痛ましい事件が埼玉の方で起こりました。

他人事ではなく、アトムでもそんなことがあったら・・・と思うとゾッとします。

こんな事件がおこると、どんどん子どもの楽しみが奪われていくようで、悲しくなります。

このニュースを聞いた翌日、早速アトムの散歩コースを点検し、なるべく歩道のあるコースを選定。職員は車の動きに細心の注意を払うことを確認しました。実際の散歩では、子どもは考えられないような動きをする事があり、散歩中ドッキ!とすることもあります。そんな時は無事に帰り着くと、一気に緊張の糸が切れ、肩の力が抜けたりします。

でも、子どもの楽しげな様子に、また次はどこに行こうか・・と思いを巡らすことの繰り返しです。

今後も散歩や友達と遊ぶ中で、ちいさな怪我は起こり得ると思います。

大事なことは、小さな怪我が大きな怪我に繋がらないようにすることだと思います。

そのためには、
1,必要なルールは、それを子どもに徹底して守らすこと
2,怪我や事故が起きたら、原因を分析して同じ事が起きないよう対応すること
3,常に危険予測をしながら子どもの遊びを保障していくこと
以上3点を念頭におきながら、気をゆるめず必要以上におびえず保育をしていきたいと思います。

工夫すべき事など気づいたことがあれば教えて下さい。

9,10月の職員会議報告 市原悟子

9月の職員会議は4月からの半年を振り返り以下のテーマでレポートをまとめ、それについて話し合い、後半どのように取り組むかを考え合いました。

・ 前半ケガ・感染症の状況
                  ・ ヒヤリ・ハット事故報告書 
                  ・ 警備点検状況
                ・ 前半保育を振り返り カリキュラムについて
・ 各自の保育士のプロとはどんなイメージか
・ 自覚しているプロ意識とは具体的にどんなことか?
・ 4月以降自分が失敗した事例 その時の責任はどのようにしたか
・ 気持を受け止めるとは具体的にどんなこと?
・ 子どもを見守るとは具体的にどんなこと?
・ 「自己主張」と「わがまま」の見分け方  
・ 給食総括 

9月のアトムっ子に各クラスの振り返りは載せていますのでもれなく読んで下さい。

これ以外に半年毎の子ども一人ひとりのまとめを全クラスしています。これを元に「半年の子どもの成長を振り返る」をテーマにした懇談会を行ったクラスもあったと思います。子どもの個性を理解することは簡単なことではありません。絶えず周囲の影響を受け変化しています。しかし、トラブルが起こった時の受け止め方、対処の方法はそんなに変化しないのではと思います。

トラブルへの対処方法を自分で身につけられることがたくましく生きることだと思います。一つひとつの事を自分で受け止め、自分の思考を働かせ対応できる子どもに育ってほしいと願っています。トラブルの受け止め方、プラス思考、マイナス思考かは5歳児くらいになると言葉でごまかさないで表現してくれるのでよくわかります。

子どもに対応するたびにいかに表現力が大事かつくづく痛感します。子どもによっては、親の前での表現、保育士への表現、友達への表現等が、いろいろ違う子どももいます。だから親、保育士がこのことに対してこのように表現したが、他の所ではどのように表現しているかをつき合わせていかないとその子の気持ちを誤解することになりかねないと思います。

よくあることですが子どもが「仲間に入れてもらえない」「遊んでくれない」「いじめられている」との言葉に親はとても心配すると思いますが、【自分の悲しかった思いに共感して欲しい】【日頃自分のことを気にかけてもらえないのでその話題を出すことで気を引ける】【担任にはわかってもらえないのでなんとかして欲しい】【自分の思いどおりにいかないことがいや】などなど色々な子どもの思いがあると思います。

子どもが精神的にも肉体的にもすくすく育つために、保護者と保育士ともによい関係でありたいものです。

10月の職員会議は全クラスとも職員と保護者の関係を考えあいました。

日頃保護者との会話や日報、懇談会などの中で保護者の子育てや職場の悩みには耳を傾けられるように職員は努力していると思いますが、至らない現状です。保護者の中には色々要望があっても直接その要望を担任に伝えられなくて、園長の私のところに届けてくれる人もいます。届けられた要望は職員に対応してもらわなければならないことが多く、園長一人が何とかできることでもありませんので、会議のテーマに取り上げました。

又、担任として対応に困っている保護者がいれば、何で困っているのか、どうすればいいのかを考えあいました。大人同士の関係づくりが難しいといわれていますが、私は無駄な見栄とコンプレックスさえ無くせば関係づくりは簡単。

友達関係の広がりは人生を楽にさせてくれることにつながるのにと力説しました。保護者、職員ともに相手の評価ばかりに気を奪われずに信頼を深めていきたいと思います。 

おしらせ

○給食室  
 ☆給食試食会の感想と報告など

○夜間室 
 ☆手紙のやりとりをこどもたちと楽しんでいます

○いちご組
 ☆1日の生活の流れ
 ☆大・小グループの様子と、一人ひとりの様子

○もも組  
 ☆グループ変えしてからのこども達の様子
 ☆こんなことして遊んでいます!遊びの紹介
 ☆すももチームの様子

○ばなな組
 ☆担任3人の日々感じていることなど
 ☆こども達の様子
 ☆ばなな懇談会報告

○ぶどう組
 ☆新しいお友達の紹介と、11月の取り組みの案内
 ☆おいもほり、クッキングの様子
 ☆最近のぶどうさんの姿

○すいか組
 ☆4歳児の特徴、よく表れてるなーと思う今日この頃です
 ☆おもちゃのエピソード
 ☆懇談会報告

○みかん組
 ☆行事予定など
 ☆ある日の給食までの出来事
 ☆かいせんどん、ゲーム遊びの様子
 ☆懇談会の報告

○フリーのページ
 ☆それぞれの保育士1ヶ月の感想など

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10月号 巻頭文

運動会を終えて 岩木陽子

9月23日の運動会は、天気に恵まれ、誰一人怪我をすることもなく、無事に終えることができました。朝早くから手伝いに来て下さったお父さん、後かたづけを手伝って下さった保護者の方々本当にありがとうございました。運動会の感想も沢山寄せて頂きました。

私は運動会の練習スタート時から2回の予行演習、そして本番の日まで子どもの様子を見てきました。

《練習の時は全くやろうとしなかった子どもが、本番ではやっている姿》

《練習の時は張りきってやっていたのに、本番は顔がひきつりいつもの調子が出せない姿》

《いつもと変わらずに本番でも出来る姿》など、さまざまな子どもの姿がありました。それは、大人からすると意外な姿だったり、予想のできる姿だったかもしれません。

ただ、子どもにしたら、どの子も自分らしく自分の持つ一面を出せていたと思います。

このように、運動会という特別な出来事で出る子どもの一面もあれば、日常の生活の中で出る一面もあります。例えば、年長児の一人が散髪をしてきて、それが友達にどう見られるか・・気になり何日も帽子を脱がない出来事がありました。これもまた、その子の持つ一面を表しています。普段の生活や行事で子どもが見せる姿は、その時々に出す“私はこんな人間です!”という子どもの自己紹介です。そこをしっかり大人が捉えてやる事が重要だと思います。

私は先月のアトムッ子で『運動会で大切にしていること』をいろいろ書いたのですが、運動会を終えた今、思うことは、子どもがありのままを表現でき、それを大人が大事に考えていけるものであれば、どんな形の運動会でも有りだと思っています。鼓笛隊やリズム運動に力をいれるやり方も有り、アトムのようなやり方も有りだということです。

この運動会で子どもはまた、新たな子ども自身の自己紹介をしてくれました。これは親も保育士もが子ども理解を深めるチャンスだと考えます。

最近、アトムを卒園したお母さんが子どもの小学校生活のことで相談に来ました。そこでの話しで、いかに子どもの態度の裏にある本当の気持、分かって欲しい気持は何か?に気付いて、対応してやる事が重要かを感じました。これが無いと子どもはどんどん大人に対して不信感をつのらせ、自己肯定感も無くしていきます。今の子どもの問題(ひきこもりやクラス崩壊など)とつながってる思いです。

小学校にもなると、自分の自己紹介もストレートにしなくなり、分かりにくいぶん大人も単純に表面だけでとらえがちです。だからよけいに今の時期の気持の出し方を丁寧に観察しなくては!と思いました。

10月は、懇談会が多いです。【運動会の姿】や【友達関係】などテーマはいろいろですが子どものことを一緒に話す機会です。是非参加下さい。

おしらせ

○給食室
    ☆新メニューの紹介 
  豚肉のカレー揚げ・卵とレタスのスープ・茄子のチーズ焼き

○夜間室 
 ☆半年間を振り返って、夜間利用した子どもたちの様子

○いちご組
 ☆大グループ・小グループの様子
 ☆10月いちご組新スタートします!

○もも組  
 ☆お願いとおしらせ
 ☆すもも・ももチームのグループのおしらせ
 ☆トンネル公園へいってきました!日頃の様子

○ばなな組
 ☆子どもの移動のおしらせ
 ☆お願いとおしらせなど
 ☆一人ひとりの様子
 ☆食事のアンケート結果とおしらせ

○ぶどう組
 ☆第3回懇談会の報告
 ☆運動会特集コーナー
 ☆半年の子どもたちの様子

○すいか組
 ☆運動会を終えて・担任の感想など
 ☆一人ひとりの運動会エピソード
 ☆保護者の運動会の感想

○みかん組
 ☆運動会の感想を子どもたちにききました
 ☆子どもたちの半年を振り返って

○フリーのページ
 ☆フリーの目から見た、各クラスの子どもたちの様子

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9月号 巻頭文

運動会で大切にしていること     岩木 陽子

9月23日(土)はぶどう、すいか、みかん組で行う運動会です。

今年、4月のぶどう組懇談会で、担任から「アトムの運動会は、一般的に行われている<子ども達の出来る姿を見る>というものではないので、ちょっと物足ないかもしれません」と説明しました。

保護者からは、「他の運動会と、アトムの運動会はどう違うの?」という質問がでました。その説明に対して、保護者が納得いく説明はできませんでした。説明できない担任を見て<アトムの運動会はなにを大事にしているか>を再度確認したほうがよいと私は考えました。そこで、7月に職員で運動会の学習会をしました。

3つの保育園(公立1,私立2)の実践資料を読み合わせし、議論しました。資料の中では、3箇所共に<運動会で大切にしていること>の共通点がありました。

①運動会の取り組みは、それまでの子どもの過程(プロセス)が大事である
②全員が出来ることをたいせつにする
③出来ないとき、子ども同士が励まし合い、助け合って出来るように援助する。そんな経験から、友達関係が深まる。
④苦手なことをチャレンジすることで、自信や達成感につながる

以上の4点と比較しながら、アトムで大切にしている事は何かを議論しました。

①アトムでは取り組みのプロセスで大事にしていることは、その子の個性の発見なのです。

運動会の練習をしていると、こどもの意外な一面を発見します。言葉では強気を表現するのに、行動はとても臆病的だったり、失敗に対してとてももろい面を見せたり、友達同士の関係でも気が合うようで合わない面、友達の事を気に掛けているように見えていたのに、自分のことのみで精一杯の状態など自由に遊んでいるときには見かけられない様子がふんだんに見えるのです。

自分の思いどおりにいかない時にどのように反応するのか?あっさり妥協するのか、粘り強く友達に交渉するのか?あきらめたり、あきらめられない思いを友達にわかってもらうまで頑張ったりの様子です。

子どもが物事に取り組むときどのような個性を発揮するのか、物事にどのように対処していくのかを見て、その子の理解をしていくことを大事にしているのです。個性の発見=その子の弱点とするところはどこか、アクシデントにどのように対処するのかを大人に見せてくれ、それを今後に生かす=その子のどこに気を付けてあげればいいのかなどです。

他の園では、【目標に向かってがんばるプロセス=できないことができるようになるまでのプロセス】を大切にしているようです。アトムでは、【運動会をするプロセスで起こる、さまざまな出来事で子ども理解を深めること】を大切にしているのです。

②は、例えば竹馬を全員ですると決めたとします。他の園では、【出来ない子は出来る子を助けてあげながら、応援しながら、全員が出来るようになる。出来たことに喜び、達成感を感じ、その姿を親に見てもらう】ことを大切にしているようです。

アトムでは、全員で決めたことを全員で守ったり、やり遂げたりすることが大事な時とそうでない時があると考えているのです。例えば、お当番活動があります。お当番はその日にお当番をやり遂げてくれないとみんなは困ります。日常で、みんながスムーズにすごすためのルールは守るべきです。

食事時間は子どもが食べたい時間に食べても良いにはしていないし、午睡時、眠くないからと大騒ぎしている子どもはきつく叱ります。子どもの好き勝手をさせてはいません。運動会は非日常のことです。日常でみんなが快く過ごすためのものではありません。

だから、運動会は個人の思いを大事にしています。“しんどくなったときは変更してもいい、やめたかったら途中でやめてもよいもの”と捉えています。「親が見に来ているのにもうちょっと頑張れ」との励ましの言葉をあまり使いません。「やろうと思っていたけど、こんなに大勢の人に見られるのは恥ずかしい」「失敗が恐いから止めたい」とかの自分の思いが出せて、それを聞き入れてもらえた安心感が5才児までは重要なのではないか、聞き入れられた安心感でやってみようとチャレンジする子どもが毎年います。

3才児の時何もしなかった子も、4才児には意気揚々とやったり、3,4,才児とやらなくても5才児でやったり、子どもの気持はその日の気分に大きく左右されるのです。それほど繊細なものなのです。年1回の運動会に子どもの成長がかかっているなんて大きく捉えないで下さい。

日々の積み重ねが大事なのですから。子どもの行事を楽しくするか、緊張感を持たせるかは大人の言葉が大きいと思います。

以前の運動会で、5才児が戸板登りをしました。その時に2才児レベルの高さを登った子がいました。大人の気持をよそに、本人はいたって楽しげに、満足していました。

その時に、子ども自身が“出来た!”と思うレベルと、大人が期待するレベルでは、ずれがあるのを感じました。そのずれが大きければ大きいほど、子どもはしんどくなるのだと思います。

【みんなが出来ること】はそれほど重要に捉えず、【出来ることにこだわらず、やりたいことがやれる、楽な気持】で子どもが運動会を楽しめることを大切にしたいと思っています。

そうでなくても、いつもと違う運動会の雰囲気を察してバリバリに緊張する子ども達です。

次に③と④では

職員一人一人の<子どもの頃の運動会はどうだったか?>を語り、考え合いました。

「みんなに“がんばれ!”って言われるのはいややったなぁ・・・こいつには負けたくない・・と思ったらやる気になった」と山本保育士

「あんまり覚えてないけど・・そんなにいやな思いはないわ」

「運動会は、イヤでイヤで休んだわ」と他の保育士の話しが続きました。

山本保育士の様な子どもは毎年のようにいます。昨年の5才児にも、すごい恥ずかしがり屋で、そのくせ負けん気の強い子どもがいました。

戸板登りをやろうとせず(やりたくないわけでもなさそう・・)、担任(たにやん)もいろいろとアプローチするけど、なかなかその気になりませんでした。

ある日、その子は「誰もいてないところでたにやんが戸板を持ってくれるならやる」と言い出しました。それからは、友達に見つからないように午睡中などの時間を見計らってホールで何度も練習していたようです。

そのうち、みんなにばれたけど、もうその頃は友達と一緒でもやれました。

友達の励ましや応援を喜びとして、チャレンジしていく子もいるけど、反対に“そんなのいやや“という子もいます。いろいろなタイプの子どもがいるので、その子に応じたやり方が大切だと思います。

また、自信や達成感についても、みんなの意見はいろいろでした。

「自信って何なん?ようわからんようになってきた・・・」

「クッソー負けるもんか!と思い、やってやれたときが自分の達成感」などなど・・

結局、結論は【自信とは、他の人につけてもらえるようなことじゃない。自分の中で自分に満足できたとき】ということで共感しました。

以前の運動会で、ある男の子がこまなし自転車をしました。運動会当日上手く乗れなかったのか、もっと上手く乗りたいと思ったのか、運動会後も一人で黙々と練習していました。練習して乗れるようになった時、そこには運動会のような応援者の拍手喝采は無かったけど、子どもの表情は輝き、とてもうれしそうに乗れたことをお迎えのお父さんに話していたのです。

<運動会当日にそんな姿をみてもらってこそ、自信になるのでは>という意見もあると思います。

その子にとって、“上手に乗りたい。あんなふうに乗りたい”と思うきっかけは、運動会で他の友達の様子を見たからだと思います。自信がつくのは、“自分がこうしたい!”と思った時なので、そのきっかけが、運動会当日でも、その後でもどっちでも良いのだと思います。

ただ、運動会で沢山の人に見てもらうことは、子どもの<喜び>にはなります。昨年の運動会の予行練習の時、5才児の女の子3人が、オープニングの練習から浮かぬ顔で「やりたくない・・・」といいました。

「それならここで見るだけでいいよ」といい、そのまま女の子3人は見ていました。

周りの子ども達は「あの子ら何でしないの?」と聞きます。「緊張してるみたいやで・・」と返答したら「ふーん・・」と言ったまま、そのままクラスに戻って行きました。

私は周りのこども達の気持を想像してみました。

「へぇーあの子ら緊張してるんや・・いつもぎゃーぎゃーとにぎやかにさわいでて、緊張なんかしないと思っていたのに、意外やなあ。活発に見える子もこんな事はあかんねんなぁ・・でも、やりたくないと言うてもいいんや、聞いてくれるんや・・今度僕もそんなことあったら言うてみよ・・・」 そんな気持が予想できました。

見ているだけの女の子3人は、保育士に怒られることなく、聞き入れて貰えたことにホットしていました。同時に、「やらなあかんのかなぁ・・やれたらいいけどやっぱりはずかしいな・・」と、そんな気持の葛藤を表情から感じました。葛藤することは大事なことだと思います。

自分はやらないと決めても、周囲の友達の様子を見てこのままで良いかなあと自問自答する。

その体験が次どうしようと考えることに繋がるのだと思います。外からの強制に従ってばかりの体験だと自分の考え、自分の意欲を育てる機会がないまま。外に合わせる体験が多くなり主体的に考えられなくなるのではと思います。

自分で決めたこと、自分の言ったことに責任もたせるように、強制的にやらせる事も必要だと思いますが、そのような責任感を自覚できるにはそれなりの年齢が必要だと思います。子ども時代はまだまだ、心変わり、気分次第で良い、自分のしたいことを充分やって失敗したり、困ったりの体験をさせてやればよいと考えます。

<したくないを認めれば自分のわがまま言い放題になるのではないか>という意見もあるでしょう。しかし反対なのです。したくないを認めてもらえない体験が「おもしろくない」「自分の思いを解ってくれない」との反発になるのではと思います。

当日3人の女の子たちは、恥ずかしそうでしたが、その自分にチャレンジするように、オープニングで持ち味を発揮していました。

学習会は時間が足りないぐらいでした。職員は、まだ自分の考えがまとまらない様子でしたが、“大人も子どもも、楽な気持で楽しめる運動会をしたい”思いは全員同じでした。

どのような運動会になるかとても楽しみです。大人の期待に子どもが合わせるのでなく、子どもの思いを解ってあげられる大人の観客であって欲しいです。

力強い応援よろしくお願い致します。

2006年度第4回アトム共同保育園運動会のご案内

1,日程          2006,9,23(土) 秋分の日

2、時間          午前9:00~11:00

3,場所          長池オアシス広場

(ア) 雨天の場合は10月1日(日)に延期します。時間と場所は同じです

(イ) 今年のテーマ “アトムっ子 いつものようにとびだそう!”   です。

(ウ) 8月よりスタッフ会議をはじめました。

(エ) 以上児には、後日に詳しい内容をお知らせ致します。

9月職員会議報告           金石 愛子

今月の職員会議は、園長は出張・主任は休暇のため、司会は金石が行いました。

①研修報告
7・8月は多くの職員が研修に行きました。アトムでは今年は、研修に行くのに、自分が学びたい研修を自分で選んで、参加することになっています。

・合研(全国保育団体合同研究会)  上原・田丸・岩出・川中・松藤・久保
・町立保育所    第2保育所・・・上野    第5保育所・・・谷野
・町研修「育ちあい」   上原・田丸
・体育同士会  山本
・食育研修  大石
・フレーベル館「子どもと環境を考える2006」夏期講習会  市原泉・三宅・梅本
・光の国幼児教育講習会   松藤   
    ・学研実技講習会  上原

研修に参加した職員がそれぞれにアトムに生かせること、逆に、アトムの良さを再認識したり、会の中での司会のまずさを感じ、イライラしたり・・・、自分が学んだことを、アトム職員に伝えてくれました。

皆の感想を聞きながら、おもしろいと思ったことは、「こんなに研修費をかけてもらって、

こんな内容ではもったいない・・・」とか、「もっとしっかり発言して、学んで帰ろう・・・」

とか、職員一人ひとりが、研修を義務的に思わずに、自発的に研修費・時間・チャンスを有効に生かせる学びの場としたいとの意欲が溢れる発言でした。

詳しくは、アトムッ子の研修報告をご覧下さい。

②運動会の進行状況
みかん組のこども達と担任で話し合っています。今のところ、運動会当日のこども達の役割として、4グループに分け、体操・司会・門作り・用具運びをするそうです。

③お盆休みの協力アンケートについて

ある保護者から日報を通して、お盆休みの協力についての意見が寄せられました。そのお母さんは育児休暇中で、お父さんもお盆休みはなく、普段と全く同じ状況なのに、

アンケートに協力して欲しいと保育士から言われ、心の中では、「3日間も家でこどもを見るには、つらい・・・」でも、言いにくい。 他の育休中のお母さんには、休みの協力を頼まず、言いやすい自分にだけ言ってくるのは納得できない・・・。

そこで、担任はお母さんと直接話し、いくつかの誤解も解け、お母さんにもわかってもらい、また、家庭保育するお母さんの大変さも理解することができました。 毎年給食食材と保育体制のために夏と冬にアンケートをとらせていただいています。

協力が多いと、保育士達も休暇を取りやすくなります。「いつも先生達よく頑張っ   てくれてるので、ちょっと協力しようか・・・」なんて言ってもらえるように、日頃の保育で頑張りたいと思います。

おしらせ

○給食室  
 ☆給食室にクーラーが取り付けられました。 
 ☆おししいきゅうりのお漬物
 ☆温泉のご紹介(和歌山かつらぎ町の野半の里のご紹介!)

○夜間室 
 ☆日頃の夜間保育の様子など

○いちご組
 ☆いちごのこどもたちの様子
 ☆なっちゃん(保育士)のつぶやき日記

○もも組
 ☆今月のわらべ歌の紹介です
 ☆保護者からみた子どもの半年の姿と、保育士からみた姿を載せています。

○ばなな組
 ☆半年のカリキュラムについて
 ☆保育士の半年を振り返って
 ☆子どもの様子を保護者からみて振り返ってもらいました

○ぶどう組
 ☆子どもたちに夏休みの様子をインタビューしました。

○すいか組
 ☆子どもの様子を振り返ってみました!

○みかん組
 ☆9月の予定、運動会のご案内
 ☆このごろみかん組でおこっている、モノ隠しについて

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8月号 巻頭文

収穫のあった7月 岩木陽子

アトムの子育て支援をPRしてきました

7月15日愛知県の「子ども、子育て応援コラボ」という子育て推進事業が行われました。

“働きながら子どもを育てる喜びをみんなの手で”というテーマの分科会で、報告者してもらえないかと依頼があり参加してきました。報告者は<学童指導員>と<あいちマザーズハローワークの女性所長>とわたしの3人でした

わたしはアトムが行っている夜間保育、休日保育、一時保育、クラス懇談会の内容を話しました。

熊取町の行政が中心になって、保育園・幼稚園・小学校・中学校が連携した会議が出来てきていることも報告しました。「すごいことができているのですね!」と驚かれ、あらためて幅広い子育て支援が大事なことを感じました

残念だったことは、時間がなくて懇談会のことをていねいに説明できなかったことです

午前は報告と質問で終わりました

午後からは、そこに参加していた人に、自己紹介を兼ねて感想を聞きました

「子どもの頃は、お母さんが働いていてさみしかったことを覚えています。今は小さな子どもはいるが、仕事をしたい、働きたいと思っています。ただ、我が子にさみしい思いをさせてしまうのではないか・・それはどうなんだろう?・・と思い、参考に出来ることがあれば聞きたいと、ここに参加しています」と若いお母さんの発言がありました

それを聞き「“さみしい思いをしてきた”と言うのがとても気になる」という意見がでました。つぎに

<地域のお母さんをつなぐための支援活動をしている>という人が、「料理教室を催した時、子どもとお母さんが離れられず、大泣きする事がありました。そんなときに、ここまで子どもを泣かせて、これでいいのだろうか?と悩みます」という発言がありました

聞いていて、だんだん話しの流れが<親が働くことは子どもには良くないこと?・・・>のような雰囲気を感じました

わたしは「子どもは親の背中を見て育つといいます。あなたは働くお母さんを見てきて、【働きたくない】ではなく【働きたい】と思っている。それは良い影響をお母さんから受けたのであって、私は何よりすばらしい子育てだと思います。誰でも子どもの頃には、イヤな思い出のひとつやふたつあるものです・・・・それよりも、お母さんに感謝した方がいいですよ!」と話しました。

その後、ハローワークの所長さんは、働きながらの自分の子育てを語り、司会者からも意見が出ました。

そのあと、そのお母さんは「母は看護士です。幼稚園では遅くなると預かり保育となり、弟と2人で待つのがさみしかったです。でも、母には良い思い出も沢山あります・・・」と、気持を語りました

働きながらの子育ては、しんどいことも多く、後ろめたい気持で働く人もいるでしょう

ただ、<働きながらの子育ては子どものためにならない>というのはちがうよ!と、このお母さんが証明してくれたように思いました

今の子どもの問題は、<親が働いているかどうか>ではなく、もっといろいろな原因がからまっているのだろうと思うのです。

今回はそこまで話し合えなかったけど、どこかで考え合いたいと思いました

また、こんな場にでるといろいろ普段感じないことに気づきます

<子育て支援>とよく叫ばれるけども、私達支援する側の勉強がもっといるなぁ・・と感じたのもそのひとつです。

マザーズハローワークの所長さんの報告も面白かったです

今は、マザーズの他に、ヤングハローワークもあるそうです(知ってました?)

子連れのお母さんが気を使わずに、子どもを遊ばせながら仕事探しができるように作られたようです。良いことですよね!

子連れのお父さんも、たまに利用があるみたいですよ

ある企業の求人に応募して、独身にまじり何倍もの競争率を勝ち抜いたお母さんの報告を聞きました。そんなこともあるけど、でも現実はやはり厳しいようです。

自分の状況や能力を理解できてない人や他人任せのような人が多くなって、なお厳しくしているらしいです(納得・・・・)

最後に報告者が、それぞれのしめくくりをしました

①本当に支援が必要な人はなかなかこんな場所に出てこない。そんな人をどうするか?

②よく報道されるような子どもの事件を聞くたびに、幼児期の子どもに関わる者とした、なぜそうなるのかを考えていかなければと思う

③わたしの子育て支援の原点は、<自分が子育てしていて、こんな手助けがあれば助かった>なので、その気持を忘れないようにしたい

わたしは3つのことを伝えて終わりました

終了後、<さみしかった>と言ったあの若いお母さんが、「さっそく、母に感謝を言います!」とわたしの所に言いに来てくれました

帰りの新幹線の中では、10年前の事を思い出していました。

10年前、全国保育合同研究集会(合研)が東北であり、私は5才児の実践報告をしました

その時は、内容を理解して貰えず、質疑応答までもいかず、もう散々でした

透明の存在になって大阪に帰り着いたのを覚えています。

今回はそんなこともなく、10年前とは気持が大きく違いました。

今までわたしは、仕事で満足することよりも、不満でもんもんとすることが多かったです。

今回の参加で多少なりとも満足感が持てたことは、わたしの収穫でした。

7月職員会議報告         市原 悟子

1、お泊り保育の取り組みについて、準備から当日の子どもの様子、その後の変化

2、父親懇談会、企画から当日の司会、来年にむけてのアイデア

3、2歳児からの感情表現、(特に自分の思いどおりに行かなかった時)に対してどのように対応するか、主にこの3点を協議しました。

【お泊り保育】は、子ども達にとってどのような意味があるのか?

一般的には行事を体験するごとに子どもが変化、成長すると言われるけれど、このお泊りでみかん組の子どもにそのような変化は見られたか?どのような体験が成長に繋がるのだろうという点を検証しました。お泊り4回目の今年は、全てにおいてスムーズに進行し、大人も子どももとても楽しむ事ができた。親と離れて、自分たちで食事の準備=カレー作りをし、キャンプファイャー、お風呂に入り、みんなで寝て、朝食をとる。

日常生活とは違った体験をする事による、緊張感、遊びの時には見られない新たな面を友達や自分の中に発見する体験が何かの変化をもたらす。オネショの不安から、お泊りをとても嫌がっていた子どもがいたようだが、友達にオネショが見つかると恥ずかしいとの思いから意識していたのかどの子もオネショなしでした。

事前に懇談会でお泊りをどのように感じているか家での子どもの様子を聞いていたのが参考になった。来年は一人一人の目標を明確にするともっと奥深いお泊り体験になるのでは・・・と来年も引き続き行う事になりました。

6名の お父さん達、夜警のご協力ありがとうございました。

【父親懇談会】16名の参加でした。

昨年の反省を生かし、テーマ設定、時間配分に考慮して取り組みました。

時間が短く感じた。もっと話し込みたかった。との感想が多くありました。父親との懇談が少ないので年2回の父親懇談会は保育士にとってとても貴重です。

しかし、平日の19:00~の時間設定は、近辺の勤務地のお父さんは参加できても、遠距離通勤の人には無理なので、来年は土曜日に変更する予定です。

【子どもの感情表現】

ばなな=2歳児からみかん=5歳児までの子どもが自分の思いどおりにならない時、(騒ぐ、ひっくり返る、すねる、暴言、暴力)などの感情表現をする。その対応に日々悩む、他クラスはどのようにしているかの意見交換をしました。

・その子の要求を理解しているか
・その子が聞く耳を持てるようになるのは、どんな対応をした時か
・アトムと家とでは感情表現の出し方が同じか
・子どもは担任により出し方を変えていないか

各クラス、具体的に子どもの様子を出しながら、全員で意見交換しました。

自分の時に特にぐずるような子どもがいるので、なんでかわからずお手上げ状態だったが、みんなの議論を聞きヒントがわかり、とても気分が軽くなった。とこのテーマを提案した保育士の感想でした。(職員会議のテーマは日頃悩んでいる事を取り上げたり、学習会にしたり、毎回変化しています。

今月は、福島県から公立幼稚園教諭2名、幼稚園教諭希望の学生1名の見学者がありました。1名の先生は5年前に職員会議を見学に来て、「自分達のやってきた保育を考えさせられた」「自分達のやっていた保育は、先生が決めたことに子どもを乗っける保育、子どもが保育士に安心感をもっていないのでは?」と感じたそうです。再度アトムに研修に行きたいと熱心にレポートを書いて認めてもらったそうです。

職員会議のみでなく、日曜日の休日保育見学、月曜日は熊取全体での子育て支援、特に保育園、幼稚園、小学校、中学校も含めた連携などについての聞き取りも行い、とても参考になりましたと喜んで帰られました。

「また参加したい!」8年目にしてはじめて思えたクラス懇談会 事務室組 林 明子(meiko)

長女が小学校に入学してから数々のクラス懇談会に出席してきました。

小学校のクラス懇談会は回数も少なく、参加者も少ない。一部の保護者で盛り上がるか先生からの一方的な話であっという間に時間がすぐ来てしまう。ひどい時は先生への注文ばかりで参加してもおもしろくないのが現状です。それでも参加するのは、他の保護者の話を聞く機会がそこしかないからです。送迎できる幼児期には、保育園であれ幼稚園であれ多少のつながりは出来るものです。ところが学校へ上がった途端に、子どもは自分の足で通うようになり保護者の顔が見えなくなります。さらに保育園からの親・幼稚園からの親と実に様々な価値観の親が集まってきます。そのために知っている者だけでまとまってしまうのは仕方のない事ですが、時にはその集団が恐怖にさえ感じる事もあります。懇談会でそんなメンバーが口火を切ると他の参加者はただただ聞くに徹するだけになってしまいます。こんな話を聞く為に参加したのではないのに・・。と思いながらも迫力に圧倒されて何もいえない。そうして参加者が減っていく。なんともいえない悪循環・・・。アトムの懇談会を何回も経験している私は事あるごとにクラス懇談会の充実を要望し続けました。

今年長男を受け持ったのは、やり手のベテラン先生。自己紹介の後に「次の懇談会では漠然と喋るのではなく、テーマを決めてみんなで共有できる話をしたいので、提案があったら知らせてほしい。」との先生からのコメント。この時点で期待を膨らませた私です。家庭訪問時に「‘思春期に入りかけた子どもたち‘をテーマに悩みを聞いてほしいし、他の方も悩んでいないか知りたい」と申し出ました。その後、学年便りにクラス懇談会の内容が掲載され参加を呼びかけていました。(内容まで具体的に書かれていたのも初めてで驚きました。)

当日の参加者は15名(児童数39名)。学校の懇談としては多い参加数です。中高生をもつ保護者から子どもの成長の変化や経験を聞けたり、一人のお母さんが抱えていた深い悩みにみんなで考えたり、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。先生からは、今どきの子どもたちの体と心の変化(情報から得る知識と心の成長がかけ離れている)や先生自身の子育ての話を聞く事が出来「子育てはいくつになっても悩みが尽きないね。」の言葉で終りました。懇談会ともなると「勉強の事・学校内での様子」になりがちな中、今まで接点のなかったお母さん達の「子育て」の話を聞けたことやそれぞれの家庭で大事にしていることがわかったり、「これぞ待ち望んでいた談後会、また参加したい」と心から思えた私です。

とは言え、アトムのような懇談にはまだまだ遠いのも現実で、一足飛びにはいきません。

わが子のことを知り、子どもの友達を知る。自分を振り返り、他人の思いを知る。アトムの懇談ではたくさんの問題提起があり親として考えさせられました(眠れぬ夜もありましたが・・・。)学校の懇談会を充実させたいと願うのもあの経験があるからです。子育ては保育園時代だけでなくずーっと続きます。「また参加したい」と思わせる懇談会を経験している人にしか行動を起こすことはできません。アトムのような懇談会がいろんな小学校で広がったらいいですよね。

ここだけで終わらせるのはもったいない!!

充実した懇談会を送るには「先生にしか出来ないこと」「親として出来ること」両方が必要だと今回切実に感じました。「親として出来ること」を教えてくれたのがアトムの懇談会でした。

おしらせ

*アトムの前の道路は、横断歩道もあり、近隣住人にとって、生活道路です。

アトム関係者がスピード上げて走るので、とても危険だという指摘を受けました。

事故が発生してからでは、取り返しがつきません。

夏休みが始まり、子どもも行き来しています。充分注意して走行してください!!

*路上駐車くれぐれもご注意下さい。最近巡回、取り締まりが厳しくなっています。

懇談会の時は、園庭を駐車場にしますので、路上には止めないで下さい。

*8月2日から高校生、大学生が保育ボランティアで子ども達と過ごしてくれます。

○給食室  
 ☆お泊り保育を終えて 
 ☆スローフードについて

○夜間室 
 ☆子どもたちの様子
 ☆子どもたちの間ではやっていることなど

○いちご組
 ☆子どもたちの1日の生活をのぞいてみよう
 ☆保育者のつぶやき日記
 ☆懇談会の報告

○もも組
 ☆イタズラ好き、やんちゃ好きなももの子どもたちの紹介です!
 ☆懇談会の報告

○ばなな組
 ☆2歳児の姿ってこんな感じです
 ☆プール遊び・日頃の様子
 ☆懇談会の報告

○ぶどう組
 ☆水遊びの様子
 ☆懇談会の報告

○すいか組
 ☆ぼくって・わたしって○○名人
 ☆こどものあるケンカのエピソード

○みかん組
 ☆お泊り保育特集

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7月号 巻頭文

相次ぐいやな事件どうして起こるのでしょうね 市原悟子

この間の相次ぐ事件、人間性はどうなっているんだろうと考え込みますね。

数年前から子どもの連れ去り事件や殺される事件が相次いで、登下校時には大丈夫かと不安になり、勝手に子ども達同士で遊ばせてやる事ができない状況が続いています。熊取でも、吉川友梨ちゃんの手がかりがないまま3年経ちました。

「知らない大人には付いて行かないように」「1人で勝手に外で遊ばないように」とか子ども達に注意を促し、「子ども見守り隊」や他にもボランティアで子ども達を見守ってくれる人も町中には見かけられ、地域で子どもを危険から守ろうという思いが広がっています。

不審者に注意する事を心がける事が、事件を未然に防ぐ手立てと取り組み中、滋賀県の長浜で同じ幼稚園に通う保護者が起こした二人の子どもが殺されるという事件は、犯人が不審者ではなく、顔見知りの人の犯行であったことに、どうしたらいいの?と大きなショックと混乱を引き起こしたと思います。

その後一つの事件が解明する間もなく、塾の講師が教え子を殺す。親を殺して家に火をつける。家から逃げた親を追いかけて人の見ている前で殺す。近所の女性が子どもを殺す。大学生が学友を生き埋めにすると次々信じがたい事件が続いています。一つ、ひとつの事件は原因、背景も違うのでしょうが、連続することが何を示しているのかと考えてしまいます。

テレビや新聞で事件の悲惨さ、残酷さ、残された者の苦しみの様子を伝えているので、それらを一切見聞きしていないとは思えないのです。その上で起こしているのだとすれば、何を真似ようとしていたのか、学習能力とは、何なのか。人間性が育っていないとしか考えられないのです。

動物と人間の違いは感情があること、学習能力がある、他とのコミュニケーションがとれるこの3点かと思うのですが、加害者にはこの能力が欠けていたのか?もっていたのに、それらの能力を失わせるほどのどんな強い刺激があったのか?どの殺人事件もやりきれない思いです。

加害者の背景にその子の特質(生真面目)、親子関係、学校生活のいじめ、などの影響があるように報道されているのを聞くと、事件を起こすまでになんともならなかったのかなと残念に思うと同時に、アトムの子ども達の将来に同じ事が起こらないようにこれらの事件を教訓にしないとと更に強く感じます。

6月のすいか、みかんの懇談会は「友達関係」をテーマに行いましたが、私たちが毎月準備しながら懇談会を重ねている目的はまさに①『わが子の特質』を知ってもらう。②『親としての振り返りをしてもらう』③幼児期に何が必要かを考える④親しかできないこと、他人でないとできないことを考える=健全に子どもが育つようにとの強い思いからです。

今回の懇談会の中で、「わが子の家では気づかない面を知れた」「親にはできない事だから先生たちに頼みたい」「子どもの心の表現に気をつけよう」とか、親の気づきや親の発言から保育士が気づいたことも多々あり、これらが全部子どもに良いように影響してくると感じました。子どもと親は別人格なのです。子どもの思いを自分と重ねて不安がったり、母の付属物、又はペット扱いしたり、親の思いが強く子どもを支配的に扱ったりのないように、懇談会で振り返りをすることはとても大切だと思います。

私たち保育士が懸命にやっても、たかが6年間の付き合いでしかありません。しかし、親子関係は一生続きます。子どもは保育士の影響も受けるでしょうが、親の影響の方が大きいのです。子どもが認めて欲しいのは他人より親なのです。親に認めてもらえる事が原点に安心感をもち、他人に向かえるのです。

子どもの事がとても心配という親の思いの背景には、理想の子どもと比較してはあれこれ焦りを感じているのではと思います。子ども丸ごと理解する=受け入れることは容易でではありません。そこが親としてのしんどさ(親なのにわかってあげられないジレンマ)と思います。日々変化する人間(大人、子ども)を理解することは、難しいのです。だから一人よがりにならないように、他人と話す機会が重要だと思います。これからも遠慮なく意見交換していきましょう。

外に行くだけが研修じゃない!!

4月の職員会議で、自分が行きたい研修を出し合いました。その中に手遊びや指遊びを希望する保育士が数人いました。

今までは、それを外に出て研修を受けていたのですが、今年は自分たちでやってみようと思いました。

一人一人が知っている手遊びや指遊びを披露し合ったらどうだろうか、みんな結構知っていて、それを寄せ集めて覚えたらレパートリーが増えるし、忘れても聞き直すことができると思い、学習会形式でやりました。

実際やってみると、予想通り幾つもの手遊びが出て、同じ歌詞でもリズムがちがうもの、年齢を越えて面白そうなで使えるものがあることに気がつきました。

気心の知れた者同士「そこもう一回してよ・・」とわいわい言いつつ、分かりにくいところは何回も聞きました。

結局10種類以上の遊びをピックアップして、忘れたら、誰に聞くかも書いてまとめました。

その後、保育士はそこで覚えた手遊びをよくしています。

研修と言うと外で勉強する事と思いがちですが、こんな形も十分学習できることに気づきました。案外こんな形の方が身につくこともあるように思います。

講演を聞いてその時は感動しても、なかなか自分の保育に生かせないことがあります。身近な者同士が共感や励ましや指摘をしあいながらの勉強も良い研修になると思えました。 さて、次はどんなことしょうかと楽しみに考え中です。

職員会議の報告

子どもの食生活と友達関係についての話し合いをしました。友達関係では、思いどうりに行かない時の子どもの表現と大人の関わりに時間をさきました。

子どもの偏食と表現の仕方については、何人かの子どもを(今だけの様子ではなくて)ずっと5才までの追跡調査をしたらどうだろうか・・今まで気づかなかった事が分かるかも知れないというで、追跡することになりました。

食の方は、谷野と栄養士の大石

表現の方は、岩出と上原が追跡調査します。今後何かお知らせできるかもしれません。

また、見学者が2組ありました。

和歌山大学院生の方と、香川県からは保育士6名が来られました。

保育士の方々は、日々の保育にいろいろと悩み、アトムに来たら何か元気がもらえるのではないかということで、急きょ来られました。いつも、アトムの本を読んでは励みにして下さっているようです。

「元気が貰えました」と言って帰られたのですが、私の方もわざわざ遠方から来られた人の、保育に対する熱い思いを本音で聞くことが出来ました。

今後も同じ保育士として、良い保育ができるように励まし合いたいと思います。

おしらせ

○給食室  
 ☆みかん組の子どもたちはソラマメの皮むきを手伝っています。 
 ☆クッキングも楽しんでいます。
 ☆家族揃って食事していますか?

○夜間室 
 ☆保育士の悩みながら対応したこと
 ☆夜間保育の様子

○いちご組
 ☆みかん組のお手伝いにきてくれる様子
 ☆大グループの様子・おまる風景

○もも組
 ☆4月からの子どもたちの様子
 ☆こどもの噛む・ひっかくへの保育士の率直な気持ち
  ☆大グループの様子

○ばなな組
 ☆はみがきの様子
 ☆大・小チームのそれぞれの様子
 ☆食事の好き嫌いについて、保育士の感じている事

○ぶどう組
☆保育士の子どものけがする事に対する思い
☆一人ひとりの子どもの様子

○すいか組
☆毎週火曜日は手話の日、難聴の子どもと一緒に手話を楽しもう
☆こどもの葛藤
☆保護者からのコーナー
☆懇談会の報告

○みかん組
☆子どもたちのそれぞれのエピソード
☆日根神社へ遠足に要った着ました。
☆おとまり保育のおしらせ
☆懇談会の報告

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6月号 巻頭文

命を大切にする心は何から?   岩木陽子

ぶどう組(3歳児)の散歩についていった時の事です。

暑すぎるぐらいの天気でみんな帽子をかぶり「ガーガーちゃん(和田にいるアヒル)を見に行こう!」というこで出かけました。

帰り道に子どもが4~5人何やら丸く輪になつて座り込み動きません。

どうしたのか?と見てみると、そこに小さな虫が1匹・・・虫は人の気配を感じてかゴソゴソと動いては止まります。

子ども達はそれを囲んでジッー!!一点集中です。

私も「むしさんいるなぁ・・」と言いつつ一緒に見てました。

すると一人の子どもがいきなり靴でその虫を踏みつけました。

虫は一瞬動かなくなります。そんなことを何回か繰り返して、とうとう虫は死んでしまいました。

「あーあー死んでしもうたわ・・おはかつくったらな・・」と言って、土をぱらぱらとかけて帰ってきました。

それから何日か後、2才児の散歩でも同じような光景がありました。

こんな時の子どもの集中度、目の輝きはすごいものです。

ただただ興味の固まりで、言葉もなく見入ってる感じです。

動いている生き物を見て、<踏みつけたらどうなるだろう?アッ動かなくなったゾ・>

とそんな気持で、自分の方が虫より優位であることを確認しているかのようです。

それは本能的というか、動物的な感じがします。

こんな光景は、3才ぐらいまでによく見かけるのですが、5才になっても、”どうなるのだろう?”という興味からかそうすることがあります。

「かわいそうやんか・・」と回りの友達に言われ、ばつ悪そうな表情になるのですが・・・・ここが3才と5才のちがいですね

【生き物を大切にすること=命を大切にすること】子どもにはこの気持ちを育みたい。誰もがそう思いますし、私もそうだと思います。だとしたら、私はそのとき子どもになんとしても止めさすべきだったのか?

まだ年齢が低い子どもだからそれはそれでよかったのか?

親の中には<止めさすべきだ>と言う人もいるのじゃないか・・・と思い色々な意見を聞きたいと思っています。

以前、4才児に虫をちぎる事件があり職員間で議論したことがあります。

また、<小さい時は虫いじめたり、ダンゴムシを水に浮かしてあそんだことがある>と父親懇談会でお父さんから聞いたこともありました。

いろいろな考え方やとらえ方があったことをおもいだします。

子どもの悲惨な事件は、<今の子が命の大切さをしらないためだ>と新聞などに書かれています。

そのことも含めて、是非皆さんの思いを聞かせて下さい。宜しくお願いします。

普段私は子どもの散歩に付いていくことが多いです。

そこでの子どもの様子は何十年前と余り変わりません。

子どもはわくわくどきどきすることが好きで、冒険心もすごくあります。

以前ぶどう組の散歩で竹藪に入り帰り道が分からなくなったことがありました。

もう何ヶ月も前の事なのに「迷子になったなぁ・・」といいます。 

     

5才児が急斜面を登ろうとするときの真剣な様子、落ち葉だらけでズルズル滑り落ちそうな坂道を目の前にしたときの表情・・・そんな時の目の輝きは、虫を見ているときとつながります。

子どもはこんなことが好きだし、生き生きと感じます。

子どもの内に秘めた生きる力(今をなんとかしょうとする力)も感じます。

そんな散歩をもっとしたいと思うのですが、時には危険もあってそこがむずかしいとこです。

反対に変化してきたことは、やっぱり環境ですね。

安心して走り回れる場所が少なくなっています。こどもの感性を育てる為には、自然の摂理をしっかり感じる体験が必要なのに、その環境が無くなっている事はとても残念な事です。

でも都会の真ん中に比べれば、まだまだ自然が残っているのでこれからもどんどん散歩に出かけていきます。

親子まつりの報告

5月21日(日)9:00~11:00で親子まつりがありました。14日(日)が雨で延期になり、その時は雨をうらんだのですが、21日のお日様には感謝しました。

参加家庭数は88家庭で、100人以上の人数が集まりました。

今回のやり方は始めてだったのですが、お父さんの参加とOBの参加が目立ちました。

特に新入園児や0才児のお父さんが沢山来てくれ、普段忙しくて出会うことの少ないお父さんに出会えたことは職員一同大感激でした。

また、<育む会>(アトムOB)の人の協力も頂きたい編励みになりました。

特に司会をOBの島谷さんがしてくれ、盛り上げてくれました。仕事の合間に打ち合わせに来てくれたり、当日は仕事の都合をつけてくれての司会で、本当にありがとうございました。

残念なことは、子どもが一人怪我をしてしまいました。

木の根っこでこめかみのあたりを切ったようです。幸い大けがにはならずに済みました。

保護者の方からは、沢山の感想が寄せられました。

① 体を動かせてよかった
② リレーが楽しかった。久しぶりに真剣になった
③ ほのぼのとして、親子で楽しめた
④ リレーの距離が短すぎた
⑤ 暑すぎた

以上のような多数の感想が寄せられました。はじめての取り組みで行き届かないこともあったでしょうに、沢山の人が楽しんでくれたようで、ほっとしてます。

来年はどうするかを検討しながら保護者の力も借りて一緒にできればいいなと思っています。

その時は宜しくお願いしますね!   

                 

ホールでの食事も楽しかったです。参加出来なかった人も来年はぜひ食事も一緒に参加して下さい。

おしらせ

○給食室  
 ☆給食献立を考えるに当たって 
 ☆栄養士大石の思い

○夜間室 
 ☆新しいおもちゃで遊ぶ風景
 ☆ひろにいの気持ち

○いちご組
 ☆おしらせと落し物のおしらせ
 ☆大と小グループでの様子

○もも組
 ☆大グループの給食の様子
 ☆小グループ、おまるでの様子

○ばなな組
 ☆カリキュラム内容からおしらせ
 ☆大・小グループの様子
 ☆クラス懇談会の報告

○ぶどう組
☆あおぶどう、しろぶどうグループの様子
☆クッキングの様子

○すいか組
☆おしらせ、クッキングの様子など
☆保護者のコーナー
☆クッキングのおしらせ

○みかん組
☆いろいろと連絡です
☆生協へ遠足のおやつを買いに行きました。
☆第2回みかん組懇談報告

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5月号 巻頭文

新年度がスタートします。どうぞよろしくお願いします。 市原 悟子

2006年度は新しく39名を迎え入れて、161名でスタートします。 

各クラスの子ども数と担任を紹介します。  *=新入園児

いちごぐみ 15名*9【仲嶺真弓・亀地亜由美・野沢早苗・谷奥奈津子=新人】

ももぐみ  24名*13【上原峰子・梅本あゆみ・松藤美和・上野由美子】

ばななぐみ 23名*2【谷野則文・鳥羽美奈子・久保創太=新人】

ぶどうぐみ 29名*7【岩出京子・山本知輝】

すいかぐみ 34名*5【中田真紀・吉本忍】

みかんぐみ 36名*3【田丸あけみ・市原泉】

休暇代替フリー

【給食、いちご担当=中川知子】【もも、ばなな、夜間担当=小松純子】

【ばなな、ぶどう担当=川中三和】【すいか、みかん担当=三宅祥子】

夜間保育 【大浦由美子、井上広海=新人】

給食  【金石愛子=副園長・木場浪子・大石あゆみ】

事務  【林 明子】

総括主任、副園長 【岩木陽子】

園長  【市原悟子】

今年度は、保育室の使い方、職員体制に新しい試みをしています。毎年保育室の使い方に苦慮していましたが、1歳児から4歳児までアコーデオンカーテンを取り付けた保育室で2グループ別保育をし、5歳児は2クラスを使用します。昨年と違った部屋の使い方をしていますので、子ども達も慣れるまでには少し時間がかかるかと思います。

職員の体制ではいままでどおりの責任者に加え3歳未満児クラスの主任=仲嶺真弓

3歳以上児の主任=中田真紀 総括主任、副園長兼務=岩木陽子を新たに置きました。

運営がスムーズに行われるようになればと思っています。

子どもの気持ち、子どもが思いつく遊びを大事に

卒園を祝う会で私は保護者と子どもに向けてのあいさつで「保育園と学校は違う。遊びが学習の時期の子ども時代をアトムでは大切にしてきました。子ども達は好きなように、好きな遊びをしてきたよね。学校は勉強するとこだからアトムとは違う。勉強ばかりではしんどくなるので、学校には夏、冬、春休みがある。その休みの時いっぱい遊べるよ。その休みの時アトムに来たら良いからね」と話しました。会が終わって、ある保護者が「今までも、きっと園長は同じこといってくれていたと思うけど、学校と保育園が違うことが今日の話でよくわかりました。アトムのやり方でこれからも是非続けてやって下さい。」

「園長が大人が居心地良いと感じる場所が子どもにとっても良いと言っていた意味がとてもよくわかりました。ここは自分にとってなくてはならない場所でした。これからもがんばってな」と励ましの言葉をかけてくれました。

今年も更に、子どもにとって何が必要で、何が必要でないかを見極められるように、

大人同士が敵対関係でなく、支えあえる関係になれるように職員一同努力していきたいと思います。自分達の居場所を自分達の手で作っていきましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。

理事の紹介をします。

アトム共同保育園は、社会福祉法人アトム共同福祉会が運営に責任をもっています。

市原悟子   常勤理事    理事長兼園長

金石愛子   常勤理事    副園長 給食責任者

山本健慈  非常勤理事    和歌山大学教授

吉見剛二  非常勤理事   「なかまの里」施設長

瀧本善則  非常勤理事 

原田 仁  非常勤理事

以上が理事のメンバーです。理事会は2ヶ月に1回行われています。

どうぞよろしくお願いします。

おしらせ

○給食室  
 ☆欠席の連絡は午前9時までにお願いします 
 ☆アトム給食の大事にしている事
 ☆アトム給食納入業者について
 ☆今月の献立<生節とふきのまぜごはん>

○夜間室 
 ☆おしらせとお願い
 ☆担当保育士の紹介 

○いちご組
 ☆お知らせと担任紹介です

○もも組
 ☆グループ分けの紹介と、担任紹介です。

○ばなな組
 ☆グループ分けの紹介と担任の紹介です

○ぶどう組
☆おおぶどう・しろぶどうグループ分けと、担任紹介です。

○すいか組
☆担任紹介とグループ分けについて
☆部屋の使い方の説明

○みかん組
☆4月の予定とおしらせ
☆グループ分けの説明と担任紹介

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4月号 巻頭文

 

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3月号 巻頭文

長浜の事件を考える 市原悟子

又もや、信じがたい事件が起こりましたね。数年前、東京文京区で起こった春菜ちゃん事件と同様に、子どもが被害にあい、それを行った人は友達のお母さんです。今回はその場面を子どもが見ていたことが3重の衝撃でした。ましてや親同士の助け合いの為に作ったグループ送迎が悲劇の現場を生み出すことになるとはなんともやりきれないですね。

特に子どもや親が関連する事件が起こる度に、アトムでは起こりえないことか?ここまでに至るまでになんとかできなかったのか?と考えます。

アトム内でも保護者と職員の思いのズレや、感情の行き違い、誤解からくる仲たがいなど日常的にあります。しかし、その度に気持のズレを修正できるように話し合う場をもっていますが、表面化させないで心に秘めたままの保護者もいるのではないかといつも不安になります。保護者同士の関係も気になるところですが、きっと何か異変があれば、誰かが伝えてくれるだろうと思っているのですが・・・。

この事件の後、数人から「アトムだったらあんな事件にはならなかったと思う。中国から来たお母さんの不安を取り除けるようにするだろう。他の母との関係が上手くいくように先生たちはなんとかしてくれるよなあ」と言ってくれましたが、アトム内では絶対このような事件は起こらないと言い切りたいものです。その為にはお互いを表現し合う事です。職員も保護者のことを、全然見当違いな理解をしているかも分かりません。保護者同士はもっと話し合う機会が少ないと思いますので、機会あるごとに表現する以外、防ぐ手立てはないのではないでしょうか?

いつも言い続けていることですが人それぞれ感覚、価値観が違います。

これは常識の範囲と思っていても、昔のように地域、家庭、全体が同じ価値観、規律が統一されていた時代と現代は違っています。我が家の常識は他の家では非常識と言う事も沢山あります。だから、違和感を表現してくれない事には理解できないのです。

表現しないで「わかってくれてるはず」「わかってくれないのはおかしい」はとても無理な話です。表現できる場、違いをつき合わせて理解に至るように話し合える場として懇談会をもっているのです。懇談会だけでなく日常の会話や日報でのやり取りもその手段です。

自分だけがこんな思いでいるのだろうか?こんな事を言えば相手に変に思われるのではないか?との不安で言えないのであれば、勇気をだして是非伝えていただければと思います。

長浜の事件を知った時、数年前外国から仕事で日本に来た家族を受け入れた時のことを思い出しました。

当時3歳児の子どもは家庭生活から一変して、周囲日本人ばかりの集団生活になり、かなり不安状態でした。りのらからょもとたいらくん・やのさおりちゃん・毎日アトムに行くのを嫌がり泣く子どもを見て、他の子どもは楽しく遊んでいるのにその輪に入れないのではこの先大丈夫か?とお母さんはとても不安に思っていました。その不安は毎日の日報に書いてくれていました。私たちは子どもが慣れるには日数が掛かる。まして、言葉がわからないうえに、家庭生活との違いに泣いて嫌がるのは当たり前のことと伝えていました。しかし、お母さんの不安は解消しませんでした。クラスのお母さんたちもその不安に共感し、私たちにもっと母の気持を汲み取ってあげて欲しいと言ってくれました。その後、個人懇談、クラス懇談をもち乗り切りました。その体験を当時を思い出してもらい書いてもらいました。(原稿は日本語の使い回し、ニュアンスなど間違って使っている箇所がありますが、あえてそのまま掲載します。)

長浜の園児殺害事件から思い出すこと

滋賀県長浜市の園児殺害事件で、同じ年頃子供を持つ母親にとって、衝撃なものでした。なぜそんな恐ろしい事件を起こったでしょうか?精神的に正常ではない理由以外に、私が考えられません。動機についていろいろ報道されていますが、直接の理由が子供の幼稚園への送迎グルップに不安があり、子供さんが苛められているではないか心配している起因でした。

初めて外国の子育て、不安がいっぱいあるでしょう。私もそうでした。6年前に、当時三歳児の長男がパンダ組(現在ぶどう)のときのことを思い出します。朝、泣きながらのバイバイするが辛かった。晩に迎えに行った時にまだ泣いていたのを見て、一日中に泣いているではないかと心配でした。また、子供から、○○くんに砂をかけられた、○○くんにおもちゃを取られたなどの話しを聞いて、更に心配で仕方ありませんでした。

担任の岩チャンと谷やんに“子供がそう言っているけど、本当は如何ですか?”とストレートに聞けばよかったですが、当時、谷さんが大学卒業ばっかりの新人で、岩チャンがひとりでとても忙しそうで、なかなか本音を言えませんでした。今日も元気で過ごしましたと書いた日報を見て、心配の種がますます大きくなりました。

もっと、我が子を見てほしいの自分の本音と、わがままに思われるのがいやの自分の思いに悩んでいました。

自分のことなら、我慢するかもしれませんが、子供のことなので、そのままずっといやなので、岩チャンに個人懇談に申し込んだ。岩チャンと市原さん(現在園長)は私の心配を聞いてくれました。やっぱり予想通りで、岩チャンは初めて私が長男のことを心配している事実を分かって、びっくりしている様子でした。岩チャンは“お母さん送り迎えの時に、いつもニコニコしているから、心配しているのが思なかった。

日報を読んでも親子の会話を書いているから、心配しているの真意が分からなかったわ。”また、“お母さんは心配ですが、私の目から子供が別に心配することが何もなかった”と言いましたが、私が納得できませんでした。そのまま、その気持ちで、次の日のクラス懇談会に持ち込んで、“私は子供のことを心配している。

心配と言っているのに、岩チャンが分かってくれない。母親だから、自分の子供を心配しているの当然でしょう”と感情的になり、みなの前に泣き出しました。岩チャンはまだ岩チャンで、“なんで私を信用しないでしょうか”怒鳴りだしました。一瞬、懇談会の空気が固まり、すぐでも私が外へ飛び出しをしたかった。でも、同じクラス保護者の皆さんの意見も聞きたかったので、ずっとその場で座りました。とてもしんどかった。すぐにもアトムを辞めたかった。だが、いやの気持ちのままで辞めるのがいやでした。

懇談の後あるお母さんの感想“この懇談はとても良かった、本音を出し合って言い合いできる場なんですね。お互いに何のためにケンかしたの考えてほしい”ずっと頭に離れませんでした。冷静になって、私はアトム保育所が好きです。岩チャンは私と本気にけんかして、すべて我が子のためのが気を付きました。

気持ちもスーとなりました。友達にも相談しました、“そのまま諦めたらだめですよ、もう一回話すべきですよ。私は一緒に行ってあげる”と力強く私の背中を押してくれました。結局、もう一回勇気を出して、アトムと話し合いことにしました。

今度、飾り言葉は何もなく、それまでに溜まり込んだ話や、もっと日報を詳しく書いてほしいとか本音そのまま言いました。岩チャンは“お母さんの本音を聞いてよかった。このように言ってほしかった”と言ってくれました。

そこからの日々は、楽しかった、私の心配もなくなり、すっかりアトムに信頼になりました。その出来ことから、自分の気持ちを相手に正直に伝えることがどれだけ大事のか学びました。いま思うと、アトムで言っても良いようの雰囲気があったから、また懇談会の喋る場があったから、自己の主張ができたんと思います。

また、友達や、家族の支えがあって、私に勇気をつけてられたと思います。長浜の園児殺害事件の容疑者は、もしもっと幼稚園側と話し合いをしたら、また、幼稚園側はもっと彼女の話を真剣で聞いてくれたら、その事件を起こられなかったでしょう。本当に、いろいろ考えられた事件でした。私は、あのもう一回の話がなかったら、いまどうなるでしょう?想像するのが怖いです。

園長の市原先生から、長浜市の園児殺害事件について何か書いてほしいと言われた時に、正直でとてもいやでした。なぜなら、私も外国人からです。今回の事件はとても他人ことには思わないので、私の経験から、共に子育てするお母さん達に、すこしでもメセッジを送ったら幸いな気持ちで、この文章を書きました。

長浜との比較は単純にできないと思いますが、大人同士のつながり(保護者同士・職員と保護者)の重要性を感じたのですがみなさんは、どのように感じましたか?

北海道の短大に通う学生が、授業でアトムの話を聞き是非見学したいと2月13日に来ました。彼女からの感想です。

『先日はアトムを見学させていただきありがとうございました。子どもたちの「~でなあ、~でなあ」と関西弁が私にはとっても新鮮でかわいかったです。自分自身、まだ学んだ事を消化できていない状況ではありますが、実際にあんな素敵な事を実行できている現場があるんだと言うことを目にした事はこれからの保育に関わっていく者として大きなひとつの出来事になりそうです。私はこの春短大を卒業し同じ大学の専攻科に進学し後2年保育について学びたいと思っています。本当にありがとうございました。滋賀などではとても悲しい事件が起きてしまいましたが、あのような事件が起こらないよう保育に関わるものとして真剣に考えていきたいと思います。』

雨降って地固まる?! 岩木陽子

2月に園長宅で飲み会があり、久しぶりに以前一緒に働いていたアトム仲間が集まりました。新旧職員が混ざって、日頃話せないことを、特に夫婦のあり方などを息まいて話しました。独身者もいるのにおかまいなくの濃い話しでした。

その夜、自宅に帰り着くと、夫はリビングでごろ寝をしていて、娘が起きていました。楽しかった?と聞く娘にいろいろと話しながら、そのうち「お母さんは、お父さんと老後どうしたいの?」と聞いてきます。少しお酒も入っていてついつい本音が出た私は「お父さんとの老後は、いつも一緒にいるのしんどいから別々に暮らして、たまに会うのがいいかなぁ・・」と言いました。

すると寝ているはずの夫がむくっと起き出して、「俺はもう明日から仕事に行かん!何のために仕事してるんや!・・・」とぶつぶつ怒鳴るでもなく反応・・ショックな気持ちを吐きだすようでした。まるでテレビのドラマで、ビックリした私は「しまった!!」と思っても、後の祭りとはこのことです。そういえば夫は最近よく老後の事を「どこに住もうか?沖縄か海外か?」などと夢を話していたので、その夜は通夜のような暗い岩木家でした・・・。

翌日「お父さんと話した方がいいよ」という娘のアドバイスで思い切って話すことにしました。「今までお父さんの心を閉ざしたら何も言わせない、だれも寄せ付けない様な雰囲気にずっとしんどさを感じていた」ことを伝えると、自分がそんな雰囲気を出している事は気づいていたことと、それが10才ごろから始まったことを夫の口から初めて聞きました。

「そうすることで自分を守ってきたんやね・・」という私の声かけにどんどん夫の心が開いていくようなものを感じながらの話し合いでした。翌日の夫は、普段言ったことのない挨拶<おやすみ><行ってきます>等を言って驚きました。そんな潤滑油のような言葉も苦手な夫です。頑固というかシャイというか・・・・。

25年間の結婚生活でこんな話しは初めてで、私自身も話しができたこととその後の夫の変化に驚いています。えっと思うでしょうが本当の話です。夫は苦労人で人間的に尊敬できるとこがあり、それでこれまでやってこれました。が、しんどい一面を感じていたことも事実でした。何か触れたらあかんような感覚になっていたのです。もっと早く話せていたら・・・という気もするのですが、25年一緒にいたからこんな会話ができたようにも思います。

夫婦の形態にはいろいろあります。不満の持って行き方、折り合いの付け方もさまざまです。我が家のように25年かかってやっと通じ合う事もあるのです。何が良いのかなんてだれも決められないのでしょうね。

園長宅の飲み会で、夫婦のことでしんどくなっている人に、旧職員が「夫婦の問題は今だけをみるとしんどいけど、、ながーい目でみると、その時だけのしんどさかもしれんで・・」とアドバイスしていました。それを言った彼女自身がシングル経験者だけに意味深い?!感じがしました。今回の事も、時間はかかったけどそんなことなのでしょう。

その後の岩木夫婦は、何か薄い霧がはれたような気持に私がなっています。夫の気持は分かりません。たぶん同じような気分だと思います。特別聞かなくても分かる気がするのは、25年の積み重ねだと思います。

おしらせ

ありがとうございました!!

2月16日(木)千代田短大の学生さんたち20名が、子どもたちに踊りを披露してくれ、その後園庭に木の小屋を作ってくれました。 

○給食室  
 ☆みかん組のこどもたちへ 卒園おめでとう 
 ☆みかん組のクッキングの報告

○夜間室 
 ☆保育士と保護者の思い 今年度を終えて

○いちご組
☆こんなふうに遊べるようになたよ
☆保育士からのメッセージ
☆第4回クラス懇談会

○もも組
☆今のこどもたちの一人一人の様子
☆クラス懇談会の報告・保護者の感想など
☆保育士の感想

○ばなな組
☆こどもたちに聞きました
☆1年を振り返って
☆クラス懇談会の報告

○ぶどう組
☆節分ストーリーの続き
☆1年を振り返って

○すいか組
☆みんなの中にいる鬼は?
☆1年の子どもたちの成長

○みかん組
☆遠足のおしらせ
☆保護者からのメッセージ
☆クラス懇談会の報告

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2月号 巻頭文

2つの同窓会 市原 悟子

昨年末に、共同保育所時代(1989年卒園児=2歳児1期生この頃アトムは2歳児保育まで)の同窓会を行いました。

アトムの前身は0,1歳児の乳児だけの保育所でしたが、親の熱い希望と、様々な条件が整い、1989年2歳児保育が実現したのです。その当時は子ども30名前後でした。

1988年の1歳児の11月クラス懇談会の中で「アトムはおもしろい、子どもにとっても良いと思うけど、保護者同士の繋がりをここで終わりにするのは残念!もう1年過ごしたいなあ」と誰からともなく声が上がり、担任の私に「あんたは2歳児までこの子達を見たいと思わないの?」と詰め寄られ、「0,1歳児の手のかかる時期を見てこれからどのようになるのかと成長を見ることも無く送り出してきた。就学前まで保育できたらどんなに良いか」と言ったら「是非やろう」と一気に数人で盛り上がったのでした。

職員、保護者の中には2歳児は公立でやっているのでアトムでやらなくてもいいのではないかと反対意見の人もいてその調整や、保育室確保のための準備作業など、その後週2~3回の夜遅くまでの会議を重ね2歳児保育が実現できました。この2歳児保育が実現していなければ、現在のアトム共同保育園は存在しなかったのではないかと思います。

18年前私もエネルギーあふれる30代、保護者と共に作っている実感にワクワクしていました。ちなみにその頃のクラス名は0歳児=ひよこ1歳児=りす2歳児=うさぎでした。

数年毎に開かれるうさぎぐみの同窓会では、近況を語り合う大人同士です。その横で子どもたちは最初、はにかんでいてもすぐに賑やかに話し始めるのです。たった3年のアトム仲間なのに、気心知れた友達を感じているようです。その子ども達も現在18歳、泣き虫の男の子が今やオシャレな逞しい青年に、髪の毛が薄く男の子と間違われていて女の子がファッションモデルのようなカッコイイ娘さんにあの当時からは想像できない変貌した容姿に驚くばかりでした。

「アトムの事憶えてるか?」と聞けば「畦道とか土手を登った」「毎日散歩行ってた」「おもしろかった」となんとなくそんな事が浮かんでくると言っていました。

担任の私は2歳児の子どもをつれて池に、山に、神社にとよく歩きました。時には池にはまったり、溝に落ちたりと危険な事もいっぱい体験しましたが、保護者にその出来事を話しても「大事に至らず良かった。気をつけて行ってな」と「すぐ中止にして」と言う保護者はいませんでした。3月のお別れ遠足には路線バス、南海電車を使って岬公園に行ったのです。現在のばなな組の年齢です。不審者の心配をしなくても良かった環境だったから、規制無く子どもたちはいっぱい体験できたと思います。

「自然の中で遊ぶそんな体験がとても良かった。貴重な体験をさせてもらったと思う」と必ずこの言葉が保護者の口から相次ぎました。

子どもたちのカッコ良さと比較して、髪の毛が薄くなったり、体型が変わったり、の大人同士でしたが、「いいなあ」としみじみ感じたうさぎぐみ同窓会でした。

2006年の年始には私が保育士としてスタートした京都の私立風の子保育園の退職者の同窓会に出かけてきました。3歳児までの保育園でその後5歳児までに拡大したのですが、職員は28名でした。当時の職員で現在も働いているメンバーは5名だそうです。同窓会の出席者は28名でしたが、その中の22名は共に働いていた方達だったので、「久しぶり!」「元気そうやなあ!」「変われへんなあ」と手を取り合って再会を喜び合いました。30年ぶりに会う人も多く、北海道、名古屋からも来ていました。

風の子は京都大学の学内にある2つの認可保育園の1つです。ここで3年勤めて大阪に引越した為に退職になったのですが、ここでの経験が全てにおいて大きく影響しています。20歳の最年少の職員でした。32年前です。

その当時認可間もない風の子は、保育園作りに活気がみなぎっていました。私にとっては保護者、職員の方達も年上の人たちばかり、何をどうして良いものやら訳が分からず毎日過ごしていたと思います。1歳児の担任だった時、子どもが「一緒に帰る」と私にくっついてくれたのがうれしくて「家に連れて帰っても良いですか?」とその子のお母さんに聞きました。「大変と思うけど大丈夫かなあ?」と私の事を心配してくれ私が「ひとりで暇なので預からせてください」と言うと了承してくれたのです。自転車に乗せ3畳1間の下宿につれて帰り、近くの銭湯でお風呂に入りました。その時「若いお母さんですね」と声を掛けられた事がとてもうれしかった事を思い出します。夜泣きもなく無事に泊まれた事を報告するとお母さんもうれしそうでした。その後代わる代わるクラスの子が泊りに来ました。今思えば、保護者は若い私によく預けたなあと思うし、周囲に不信がられることもなかったし、私は不安も何も感じず、考えず、ただ楽しいと思ってやっていました。

子育て経験のない独身、20歳の若い私に保護者は不安を抱えていただろうに、誰一人そんな素振りを見せず、暖かく見守ってくれていたのだとつくづく感謝しています。

当時を思い出しながら先輩職員は「あの頃毎日夜の会議で子連れ職員の4人は、出前で丼とってそれを4等分して夕食にしていた。子どもたちは文句も言わずガツガツ食べていたなあ。お風呂に入れる時間ないし、次の日着の身着のままで保育園に連れて行くそんな繰り返しで、休みはビラ配り、集会と誰かの家は保育担当ととにかく一生懸命だったよね。毎日合宿している気分で」と大笑いでした。

最後に当時の園長が、「しかし、うちの職員は全員逞しい!全国に散らばって新しいことに取り組んでるし、シングルになっている人が多い!」すかさず「園長見習ってシングルになりました」と返したので大爆笑になりました。

ちょっと疲れ気味のお年頃を感じていたのですが初心を思い出し新たな気持ちで望まなくてはと気持を立て直した新年でした。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

思い出話に花を咲かせアっという間に3時間が過ぎ、2次会は喫茶店に移動して近況報告会となりました。同窓会の命名は「けやきの会」(当時園庭の真ん中に大きな欅の木があった)年1回は集まろうと言う事で解散しました。

年末、年始に今の自分を作ってくれた人たちに会う事ができた2つの同窓会。

ちょっと疲れ気味のお年頃を感じていたのですが初心を思い出し新たな気持ちで望まなくてはと気持を立て直した新年でした。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

おしらせ

ありがとうございました。

*1月のお誕生会の日に、熊取町の大正琴のサークル=「雅」の方々が子どもたちに大正琴を聞かせてくれました。

*2月中に千代田短大の学生さんたちが園庭に木の小屋を作ってくれることになりました。

職員会議の報告   岩木陽子

12月に行われた子育てパークに、家庭育児のお母さん達が子育ての悩みなどを話し合うコーナーがあり、岩木もそこに参加しました。その時に参加のお母さんから「もっと子どもの様子や遊びを知る機会を作ってほしい」と保健師に要望をしていました。

それを受けて保育園で何かしようとなり、その打ち合わせに1月19日に3人のサークル代表お母さんが保健師さんと一緒に来ました。

その時のお母さん達の話は、<公園に行ってもほとんど遊ぶ相手がいないので、プールに行かせている><サークルに入るとまだ話す相手がいるけど、そんなことが苦手な人もいて、どうしているのだろうと思う><サークルでは、子どもの事は話せても、夫や自分の悩みは話せない。以前はもうちょっとはなせていたように思う>などでした。

このへんまでは予想の付く話でした。

さらに、保健師からは、<家の近くの公園ではなく、離れた公園にわざわざ車を使い遊ばせに行っている>と聞き、お母さんからは<子どもの習い事(サッカーや野球)で同じ校区の人と関わると、子どもの成績が分かるので、わざと違う校区の人と親しくする>と聞きました。この話にはびっくりしました。子どもの成績が気になる親の気持ちは分かるし、近所付き合いの苦手な人が多くなっているのも分かるのですが、何もそこまでしなくても・・という驚きです。

私が昭和28年生まれだからびっくりするのか?この人達が特別なのか?・・私一人がその場であせってもどうしようもないことですが、どうにかしなくてはという思いです。

また、アトムの保護者の人はどうなんだろうと思いました。

保育園ではよく<大人のつながり>を目的に懇談会や、レクリェーションをするのですが、それでもどうでしょうか?・・・人との関係が上手く作れないしんどさをたくさんの子どもが抱えていることを見聞きするたびに、見本となる大人の関係はどうだろう?と考えます

その後、アトムの懇談会の様子を少し話しました。「自分とは違う意見を聞ける場があってうらやましい、サークルでは同じ意見だと盛り上がるけど、反対意見は言いにくい」と言うことでした。家での子育てではなかなかそんな場がないですよね。結局、親が自分たちの事を話したいし、子どもの成長や発達を知りたいということで、2月にそんな場を設けることになりました。

一月の職員会議は父親懇談会の報告だけして、その他は2月の職員会議(年度末総括)と合わせて報告いたします。了承ください。

父親懇談は1月21日(土)午後6時~8時で21名の参加がありました。前半は年齢別で分かれました。後半はみかん組のお父さん達に今までしてきた保育士とのトラブルを話してもらいました。感想は「みかん組のお父さんが保育士にそんなことまで言ってきたのかと思った。自分もみかんになったら言えるようになりたい」などでした。その後の飲み会も盛り上がったようです。

○夜間保育
  ☆いちご組の子どもたちの夜間保育の様子。
  ☆保育園内の探検

○給食室
  ☆インフルエンザの予防のための5つの要点
  ☆1、ウイルスは湿度に弱い。室内の過湿を。 
2、月からの進入を防ぐ 3、皮膚からの侵入を防ぐ 
4、お茶うがいが効果的 
5、抗ウィルス作用の食べ物を・

○いちご組
  ☆2月の予定、おしらせ
  ☆一人ひとりの子どもの生長した姿

○もも組
  ☆もも組大グループの様子
  ☆初めてのトンネル公園へのお散歩
  ☆ばなな組進級にむけて

○ばなな組
  ☆イスとりゲームしました!その様子。
  ☆カルタとりゲームしました。   
    ☆鬼の壁面づくり

○ぶどう組
  ☆ぶどうの鬼物語。節分の取り組みの案内
  ☆みんなのおなかの中の鬼はなに?

○すいか組
  ☆1ヶ月の取り組みの様子
  ☆すいか組懇談会報告

○みかん組
  ☆2月の予定
  ☆懇談会報告
  ☆でていけ、みんなのなかのわるい鬼!

○育む会からの報告

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1月号 巻頭文

あけましておめでとうございます。 市原 悟子

2004、2005年と子どもの痛ましい事件が相次ぎました。

事件が起こる地域は大都市ばかりでなく、のどかと思われている地域でも起こっているので、不安と緊張の日々が続いています。

不安無く、当たり前のこととして、近所で子どもたちが遊んでいる風景はもう見られなくなってしまうのでしょうか?

子どもたちが道草を楽しむ体験、迷い道で困りながら道を憶えていく体験など、自分の感覚で方向を覚えていくことなどとても貴重な体験だと思います。しかし、どこにどんな危険が潜んでいるか分からない今の状況ではそのような体験をさせてやれなくなってしまいますね。『安全』はどの分野でも『神話』になってしまうのでしょうか?

なんとかしたいものですね。 2006年子どもたちに災いが降りかからないように!!元凶を作り出さないように、大人のスクラムをがっちり作りましょうね。

今年もよろしくお願いいたします。

おしらせ

例年行って行っている「くまとり子育てと保育所を考える集い」ですが、今後どのような形式・内容で行うか現在検討中です。そのために今年2月には開催しませんのでご了承下さい。新しい「集い」の方向性が決まり次第お知らせします。

職員会議の報告   岩木陽子

今月は3時間を全体で行い、1時間をクラス別で子どもの事を話し合いました。

★各取り組みの報告
①12月18日<第3回子育てパーク>が、11月にオープンした煉瓦館で行われました。アトムから(岩木、中田)が実行委員、当日は保育体制で(山本、岩出、鳥羽、谷野)が参加しました。とても寒い日だったので例年よりは参加者減少でした。来年今までのやり方で良いのか見直していく必要がありと感じた参加者でした。
②10月から町の子育て支援課を中心に行われた<子ども、家庭サポートリーダー会議>=保健師、公立、幼稚園、無認可、民間各保育所の職員が集まり、子どもの実情を話し合いながら、交流、研修をしてきました。アトムから中田、山本が参加。 他の保育所の実状を聞き、アトム以外の人と接する事で、子育て支援にはどんな視点が要るのかをあらためて感じ、大きな学びができたとの感想でした。

★12月の保育を振り返る
①定期的に一時保育を利用する人が増えています。一時保育は公立では実施していないので、アトムに集中しています。0歳児の希望者が多くアトムもいちごぐみ満員ですが、なんとか保育を工夫して受け入れています。子どもの人数が増えると、正直保育士にとってもしんどさを感じるのですが、どこにも受け入れ先がなく、困っている家族をそのままにはできません。保護者の皆さんは重々分かっている事と思いますが・・・もし保育園に入園できなければ働き続けられない状況になります。保育士として途中入園、一時保育を受け入れる事は大事な子育て支援なのだという事を確認しました。
②子どものケガが2件ありました。1件は椅子の足で踏んで爪が剥がれてとても痛い思いをさせてしまったけがです。足カバーが外れたままになっていたのを気づかずにそのまま使用していたことが爪が剥がれるようなとこにまで至ってしまい申し訳なく思います。早速カバーを付けました。もう1件も園庭の滑り台で友達の靴で手を踏まれ、指の爪が剥がれたけがでした。予想以上に子どもの爪は柔らかいようで、気を付けたいと思います。
この件からけがの処理の仕方などをシュミレーションしました。
③いちご、もものクラス懇談会の司会の役割を再検討しました。いちごぐみでは先輩保護者に大きな力を発揮してもらいとても良かった。一人目の育児の大変さを体験した人の話は参考にもなり、勇気付けられる話でもあるので保育士だけが話すのでなく、親の力を借りた方が良いとの報告でした。
★名古屋への出張研修を終えアトムで何を取り入れるのか検討しました。       
●吉本=子どもが、同じ事を取り組む一体感、やり遂げる達成感、子どもの自信について、どのような体験からそれらは育まれるのか、もっと議論したい。見学してきた保育所で行われてきた事に刺激を受けぶどうぐみで今までに実践していなかった事を実行してみる。
●上原=部屋の配置、手作りおもちゃ、わらべ歌の充実に取り組む。
●市原泉=ルールあそびの充実に取り組む。
★日報の書き方=日頃の子どもの様子(友達関係、その子の感情表現の仕方)を保護者に伝えられているか?伝えたいことは何かを保育士が絞られているか?を振り返りました。
日報は休憩時間を利用して(午睡時間)限られた時間で書いていますので、不十分と思います。分からない表現とかは遠慮なく直接聞いてください。

○夜間保育
  ☆ご飯を食べるまでの保育の工夫
  ☆食事後の遊びの様子

○給食室
  ☆アトム給食の食器の値段について
  ☆12月のクリスマスの日、給食室は大忙しでした
  ☆みかんの子どもたちが干し柿を作りました

○いちご組
  ☆クリスマス会の子どもたちの様子
  ☆いちご組クラス懇談会の報告

○もも組
  ☆一時保育の新しいお友達の紹介
  ☆クリスマス会の様子
  ☆もも組さんのちょこっとエピソード
  ☆もも組懇談会の報告

○ばなな組
  ☆クリスマスの様子と、散歩の様子

○ぶどう組
  ☆クリスマス会のパーティーの様子
  ☆昨年はありがとう、今年もよろしくねー。

○すいか組
  ☆1月からこんなことやっていきたいです
  ☆サンタからの手紙
  ☆にんじんクッキー作りました!クリスマス会の様子

○みかん組
  ☆懇談会の日時の変更
  ☆私にもいわせて!子どもの気持ちより 
    ☆クリスマスパーティーの様子
  ☆子どもの主役になれる日の紹介

○保護者会だより
 おもちつきのおしらせ

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