保育園の設立趣旨と歴史
アトムの3つの柱
アトムっ子通信

アトムっ子通信

2008年

1月号 2月号 3月号 4月号 5月号 6月号 

7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 12月号

12月号 巻頭文

団塊のつぶやき                   金石 愛子

★<団塊の世代>のひとりです!

昨今、世の中を賑わせている<団塊の世代>、昭和22年から24年生まれの現在61才~59才の人達の中の一人が私です。大阪市内で育った私は、生まれた時からいつも周りには、いっぱいのこども・・・。中学校の時は、なんと1学年24クラス、それも1クラスに生徒は50人、教室にはうしろの壁ぎりぎりまで机が並べられ、生徒があふれんばかりでした。

受験戦争の始まりだったでしょうか・・・、なんでも競争競争、成績の順位がつけられ、テスト結果も1番から50番までは校内に名前が張り出されているような時代でした。

今からは考えられない<厳しい?>時代でした。

大学受験も史上最高の狭き門・・・とかマスコミで言われ、常に、「がんばれ!がんばれ!」とお尻を叩かれた時代でした。

日本は高度成長による好景気で、まさに右肩あがりのGNPのころです。

そんな中で、長年会社・企業のために、滅私奉公さながらに頑張ってきた世代が、今つぎつぎと定年を迎え、第二の人生のスタートを切っています。

かくいう私も、あと1年半でアトムを卒園し、第二の人生を始めようとしています。

★去年おばあちゃんになりました!

昭和48年生まれの息子(同級生の保護者がアトムに何人かおられます・・・)が、結婚が遅かったので、私は、去年やっと孫の顔を見ることができました。

先におばあちゃんになった私の友人達からは、10人が10人とも「孫って可愛いよ、もってみないとわからないよ・・・」と何度も聞かされていました。みんながあまりにも一様に、孫・孫というので、「そんなに孫って可愛いものかなー?普段アトムのこども達をみてても十分可愛いし・・・」とややアマノジャクな考えを持っていました。

が、しかし・・・確かに初孫と言うのは、もってみて初めてわかる幸福なプレゼントです。

自分の人生を振り返ったとき、折り返し点を過ぎ、人生の秋になった自分にとって孫とは、まさに「希望」なのです。特に初孫は自分をおばあちゃんにしてくれた記念すべき子なのです。

アトムの祖父母懇談でも、私と同じ世代のおじいちゃんおばあちゃん達が、孫の通う保育園はどんなところかと、とても熱心に参加されています。いつもおじいちゃん・おばあちゃん達の孫への熱い思いと深い愛情を感じます。

そして、孫たちの未来が少しでもいい社会になる為に、なにか出来ることはないか・・・と

そんな思いもおじいちゃん・おばあちゃん達から感じます。

★おじいちゃん・おばあちゃんの役割

私もやはり孫をみていると、「健やかに育ってほしい」との願いとともに、「この子が育つ社会はどうなっているのだろう、今より少しでもいい社会になっていて欲しい」との思いを強くしています。

そのために、自分はどんなことができるのだろうか・・・。

60才:第二の人生を自分だけのためではなく、少しでも社会の役にたつことに、時間と労力をさこう・・・との思いを強くしています。

★ こんな夢をもっています!

先日の「育む会」には、いつものアトムOBのほかに、ばなな組のおばあちゃんが参加されました。私と同じ団塊の世代です。

意気投合しながら、話は盛り上がりました。そのおばあちゃんも、なにかこども達のためにできることがあるのではないかと考えておられたようです。

団塊の世代の人たちは、社会的には一応定年を迎えていても、実際はまだまだ元気で、能力も体力もあり、家庭に落ち着くにはもったいない人が沢山おられます。

しかし、その力がうまく生かされていません。組織されていません。誰か、「この指とーまれ」という人がいれば、きっと何人もの人で、何かができるのではないでしょうか。

手前勝手のようですが、私は、アトムで仕事をしていて、何度も、近隣のおじいちゃん・おばあちゃんの助けがあれば・・・と思いました。

例えば、園内の清掃・園庭の草ひき・子供の見守り隊・絵本読みなどなど・・・。

ご存じのように、アトムは敷地が広く、廊下側の窓ガラスも数多く、日常の業務で手いっぱいの職員では、なかなかガラス拭きまでできません。裏庭も、雑草がすぐにはえ、気にはなっていてもなかなか除草できないのが現状です。

1年半後、私は「アトム応援隊」として、手をあげたいと思っています。

アトムの祖父母の方たちに声をかけ、近隣の人達や友人達を誘って、気軽にアトムにきて、こども達と触れ合いながら、負担のない範囲でボランティアをして、わが町のこども達を自分たちで守る・・・、そんな日々を夢みています。

今、社会で何かとターゲットにされている<団塊の世代>、戦後の復興とともに子供時代をすごし、激しい社会の変化の中でたくましく生き抜いた世代が今、自分の人生を振り返り、自分の出来うることを、それぞれが模索しています。

次の世代にどんなバトンを渡すのか・・・。

韓国からの見学                      岩木陽子

10月3日韓国から民間保育園の園長ばかり17名の見学者がありました。

日本のユニークな保育園を見学したいということで、昨年は神戸の保育園、今年はアトムOBの保護者の推薦で今回の見学になりました。

いつも見学者を案内する係りは私で、今回も通訳の人と一緒に案内しました。

興味のあることに活発な質問や直接手で触れて確認しようとする積極さに少し驚きましたが、そのストレートな様子にだんだんと案内もしやすくなりました。

見学後、質疑応答で交流をもちました。

韓国も少子化で、子どもを小さい時から競争社会に入れ、我が子が他の子より少しでも抜き出るように親は必死になるようです。

感想で面白かったのは、

アトムの子どもの絵をみて、描いたまま飾られているのに驚いていたことです。

韓国では見栄えのする絵を飾ることが良い評価につながるので、子どもの絵に大人が手を加えて飾るのだそうです。

また、民間園を国がランク付けするらしいです。なにを基準に評価するのかわからないけど、アトムのような園はどうランク付けされるのか?ちょっと気になったりしました。

子どもが描きたいように描いて“良し”にならないことは憂慮するのですが、保護者の目を気にするあまりそうなってしまうのもわかります。

また、子ども同士のけんかや小さいケガに対して過敏反応して文句を言ってくる親の対応に苦慮することも多いそうです。これは日本も同じですね。

大人が育たないと子どもも育たないことは世界共通でしょうか!

他には、
① アトムの園庭や園舎が広い。韓国は平地が少ないので園庭も広く取れないようです。
② 韓国では保育士はあこがれの職業で身分も保障されている。(日本もそうなるといいのですが・・)
③ 今回来られた園長さん達は30代~40代の若い人がほとんどの中、50代の人が1人いました。退職を考えていたというこの人はアトムの管理職3人が50代と聞いて、“まだがんばれるか”と思って貰えたようです。

感想では良いことばかり出ました。儒教の国ですから見学させてもらう者の礼儀があったのかと思います。

最後にお土産をいただきました。いろいろな表情をしたお面の壁掛けです。昔の韓国では上の者に対して言いたいことが言えなかった時代が長かったのでお面にその気持を込めたそうです。ありがとうございました。

お別れするときには、「とても今日は有意義でした。是非韓国にも来て下さい」と肩を組んでとてもフレンドリーな感じで写真を何回も撮りました。

はじめて出会う人でもこんな親密にできるのはやはりお国柄なのだろうと思いながら、韓国の人を見送りました。

おしらせ

○給食室
☆インフルエンザ注意
☆人気メニュー「タンドリーチキン」の作り方

○夜間室 
 ☆夜間保育の子どもの様子

○いちご組
 ☆日頃遊んでいる子どもの様子
 ☆はみがきについて

○もも組  
 ☆新しいグループについて
 ☆子ども達のエピソード

○ばなな組
 ☆グループの取り組みについて
 ☆各グループの様子

○ぶどう組
 ☆子ども達のトラブルについて
 ☆お当番活動について

○すいか組
 ☆ともっきーグループの子ども達の様子
 ☆まっきんグループの子ども達の様子

○みかん組
 ☆遠足にいってきたエピソード
 ☆懇談会の報告 

○フリーのページ
 ☆日頃感じたエピソードなど

○職員会議の感想

○アトム共同保育園を育む会からの報告

↑ このページの最初に戻る

 

11月号 巻頭文

>「おやじ飲み会」に参加しました 岩木陽子

10月24日みかん組のお父さんたちで「おやじ飲み会」があり、10名のお父さんと7名の職員が集まりました。職員の中には、市原、金石、岩木の3人も参加しました。事務室にいる3人が揃ってクラスの飲み会に参加するのは初めてです。これは偶然ではなくて、実は「お泊まり保育」の警備でおとうさん達が集まった時、話しの中で事務室の3人に対して不満がでたようです。その場にいたお父さんが“それなら是非に話し合う場を持とう”と提案してくれ、私達も具体的なことを聞きたいと思い、のびのびになっていたのですが、やっと実現できました。

大きくは2つのことがありました。

まずは、3年前今のみかん組がばなな組(2歳児)の時に、当時の担任が噛む子どもに噛みかえさせる対応をしました。親はその対応に納得出来ず、その後臨時懇談を2回行いました。

1回目の懇談で岩木が「アトムのやり方がいやなら、違う保育園に行ってもらうしかないか・・」という発言をしたことに対して、あるお父さんはそれに納得できず、その後ずっと“アトムのやり方を押しつけられてきた”との思いでいることを話してくれました。

私は驚きました。そのお父さんとは、当時の懇談でかなり意見をぶつけ合ったので、その後はお互いに少し距離が縮まったような親しさも感じていたからです。

全く真逆な思いでいた私とお父さんだったことがわかりました。私は当時、何人かの保護者から発言内容を指摘され、表現の仕方を反省、以後気を付けていることを話し、お父さんもそれに納得してくれたようで、最後は握手ができました。

つぎに、アトムフェスティバルの名称の決め方についてでした。

「“アトムフェス”はどうみても運動会で、今まで通り運動会でいいのにそれをアトム側が一方的に呼び方を変えたのではないのか・・」という思いがあったようです。

それについては、園長が保護者から「アトムの運動会は運動会らしくないので、名称を変えたらどうか」という提案があって、名称は保護者に公募して多数決で決めたプロセスを説明しました。こう書くと、飲み会がとても堅い雰囲気だったのではと想像されるでしょうが、お酒を飲みながらのリラックスした雰囲気で、笑いもあり、最後はお父さん達の本音も沢山聞けて結構盛り上がったのですよ!

結局、お父さんの不満や心配は“上のもの(管理職)が一方的で、下のもの(職員や保護者)は意見を言えなくなっているのではないか”ということがわかりました。

そうならないように警告をしてくれているのではないかとも思いました。

お父さんとはあと半年でおわかれする人もいます。もっと早く聞ければ・・・となるのですが、反対にこの時期だから聞けたのかも知れません。卒園をしてからではなくて良かった!と心底思いました。

これを読んでいる保護者の人も事務室にいる3人それぞれに不満や聞きたいことがあるとしたら、是非聞かせて下さい。個々でも3人まとめてでもどちらでもいいです。

普段、担任をしていないので直接のやり取りが少ない分、こんな機会を大事にしたいと思います。聞く耳は持っていますのでよろしくお願いします。

10月の職員会議      市原悟子

今月は滋賀県の高島市から20年以上の公立、民間の保育士12名と市職員2名の14名が見学に来ました。高島市から熊取までは電車で3時間近くかかります。

9時からの職員会議のために早朝5時過ぎの電車に乗ってきたそうです。

私は数年前から高島市の公立保育園の研修(保育の見直し、職員関係作り、保護者対応)についての講師を頼まれ何度か高島市に行きました。その中で是非職員会議を見学したいとの強い要望があり今回の見学になりました。

いつもは夜間保育室が会議の場ですが見学者が多いので、すいか組の保育室で行いました。これまでも全国から職員会議への見学希望が多く、できるだけ受け入れるようにしてきました。職員会議を公開するところはほとんどないと思いますが私は全てありのままを見学してほしい、隠さなければならないことは何も無いとのスタイルでやってきました。

そのスタイルに「市原は自信があるからやれる」とよく言われます。「自信があるとかないとか考えたこともない。体裁整えてもすぐバレル。地でいくしかないのです」と答えています。職員も最初は見学者を意識して普段使わないような言葉でやりとりしますがすぐいつもの調子になります。「自分たちの会議は報告がほとんど、話し合いは行事についてくらいで協議なんてしたことがない。ましてや職員同士で思いを伝え合うなんて発想にない。アトムの会議を見て年齢関係なくみんなよく話している。発言していることに驚いた。自分たちもこんな職員会議をしたい」との感想が多いです。

今回の高島市の方たちも同様な感想でした。 

司会は吉本・山本で今月主に協議したことは

1)9月の中間総括で時間不足で話しできなかった担任同士の意思疎通について

クラスで起こった担任同士のトラブル、気まずくなった具体例、どのようにして修復したかを出し合いました。

話し合う必要性はわかるが、トラブルことは避けたい。気まずくなるのも、気まずくさせるのもイヤと黙ることを選んでいる職員もいて、「こねて・ぶつけて・かよい合う心」を体験していないことを感じました。これからのチャレンジに期待します。

2)アトム独自のカリキュラム作成について

協議することが多数ありまだ完成には至っていません。今後はカリキュラム作成委員会をつくりその委員で検討しながら作っていく予定です。まだ数ヶ月かかると思いますが、完成したら保護者に見てもらって保護者の思いを組み入れて行きたいと思っています。30年前アトム共同保育所に勤め始めた当時、保育について討論できる土壌がありませんでした。保育士なのにそんな話ができない現状にイラつきながらもいつか独自のカリキュラムを作れるような保育園にしたい。保育を語り合える職員関係をと念願に思っていました。そしてやっとアトム独自のカリキュラムを作る作業にとりかかれたことが本当にうれしくてワクワクしています。

*韓国から保育園の園長先生16人が見学に来ました。その様子もお知らせしたいのですが紙面の都合上来月に載せますのでお楽しみに!

おしらせ

○給食室 
  ☆10月の献立メニューです
☆絹かつぎ、その名前の由来

○夜間室 
 ☆普段の夜間保育でのこどもたちの様子

○いちご組
 ☆寒さを乗り越える強い体つくりについて
 ☆どんぐり遊びの様子
 ☆こんな僕、私たちのおもしろエピソード

○もも組  
 ☆
 ☆もも組の生活習慣状況
 ☆もも・すももグループの違いがわかるエピソードなどなど
 ☆もも組のおいも堀り

○ばなな組
 ☆やぎさんに会いに行ってきたよ
 ☆おいも堀の様子
 ☆子どもの姿、特徴などなど

○ぶどう組
 ☆新グループでの取り組みなど
 ☆午睡前の絵本読み
 ☆クラス懇談会の報告

○すいか組
 ☆グループ保育の様子
 ☆豚汁、おにぎりクッキングのおしらせ
 ☆クラス懇談会の報告

○みかん組
 ☆11月の予定と1日の流れ
 ☆ドッジボール、お絵かきの様子 
 ☆クラス懇談会の報告

○フリーのページ
 ☆日頃感じたエピソードなど

○父親懇談会の報告

○職員会議の感想

○アトム共同保育園を育む会からの報告

↑ このページの最初に戻る

 

10月号 巻頭文

9月20日の職員会議は半年を振り返る中間総括を行いました。

同時に職員が分担してこれまでやってきたことを盛り込むアトム独自のカリキュラムを作成しました。まだたたき台の段階でこれから完成に向けて協議が必要ですが私の念願がやっと実現しそうです。

保育士の思いのカリキュラムなのでそこに親の思いを反映させて完成にしたいと思っています。親と保育士で確認しながら子どもの育ちを考える作業をしていくともっともっと子どもの育ちに安心感がもてると思います。今年中には完成させたいと思います。

1月頃には親との検討会ができるようにと思っています。

お楽しみにしていてください。

小田文彦さんは自転車で全国の保育所を訪ねています。

彼は千葉の保育所で3年間勤め退職、レベルアップしたいと旅に出たそうです。どこの保育所に行くかはたどり着いたその土地の図書館で下調べをして決定。アトムに来るまでにすでに10ヶ所見学。アトムには5日間滞在しました。懇談会も是非出席したいとの希望でばななぐみの保護者の了解を得て見学しました。5日間のアトムでの感想を書いてもらいました。

アトムを見学してみて・・・  小田文彦

1週間の見学、とても楽しく勉強になりました。アトムはとっても騒々しい所。

子ども達が感情をむきだして怒鳴りあっている。大人は簡単に「ごめん」「いいよ」だけでは済ませない。自分の想いをとことん吐き出す練習をしているようにも見えてくる。

僕は高校時代、友達の輪の中に入りたくてアホなことをしたり、道化を演じていました。その結果、人の顔色を伺い、自分が退屈な人間と思われることに怯えて生きてきました。

しかし、グループに入ってもそこでの立場はからかわれ、こづかれ、パシリにされ・・・といったもので、誰一人心を許せる友達はいませんでした。それからは人と接する事が重荷となり、一人のほうが楽だと思うようになりました。傷つかぬように鎧をまとい、弱みを見せず、強がってカッコつけて生きてきました。

アトムでは大人も子どもも本音を要求される。建前や上っ面の言葉では本物の人間関係は築く事ができない。弱い自分や醜い部分をさらけ出してからこそ、ようやく相手も本気で向き合ってくれるのだという事が分かった。誰一人完璧な人間なんていない。

みんな弱くて違っていて当たり前なのだからこそ、話し合い、分かり合い、助け合っていくことが必要なんだと思いました。職員の何人かと話していると、自分の保育能力に悩んでいる人、もっと向上したいと思いながら自分の弱さと向き合おうとしている人、先輩や保護者に叩かれ、鍛えられ、成長している人等など、みんな弱い一人の人間なのだと感じました。僕は保育の知識、視野の狭い自分、本音を出さずいいかっこしいの自分、子どもを真剣に見ていなかった自分、そんな嫌な自分を少しでも変えようと旅に出ました。

でも、3歳児の組に入り散歩に出かけた帰り道、一人の女の子が「疲れたー」とだっこをせがんできたので、僕は抱っこしたり、励まして一緒に歩いたりを繰り返して園に着きました。その午後みんなでおしゃべりをしている時に、僕はその子のマネをして「だっこしてー」とふざけていると、その子はとても悲しそうな目をしていました。「しまった!」と思いました。

一人一人の子の気持ちを考えられる保育者になりたいと思っていたのに、その子をみんなの前ではずかしめてしまった。申し訳ない気持ちでその子の顔を見る事ができなくなりました。「ゴメンネ」と素直に謝れなかった事を後悔しています。懇談会では保護者が子育ての悩みやしんどさを語り、保育者と親という立場も関係梨に、人間と人間の関係をそこで見る事ができました。

アトムは素晴らしいところです。しかし、僕なりに気付いた所も記しておきます。一つは大きな声で子どもを制しようとしたり、禁止言葉を多く使う場面を何度かみました。子どもの心に響く言葉がけをして欲しいと思いました。もう一つは待たせている時間が長いように感じました。それによって子ども達の注意力が分散したり、遊びの時間が短くなっていて、改善できないものかなと思いました。

僕は理想の保育って何なんだろうと考えていましたが、アトムにいると理想のものなんてない、みんな裸になって1から一つ一つ積みあげていくだけなのかなと思うようになりました。もっと弱く、もっと小さくなる事が大切なのだと思えるようになりました。

アトムのみなさん、心から「ありがとうございました!」

アトム共同保育園を育む会

アトム共同保育所保護者OBとアトム共同保育園OB保護者の会

9月20日、参加者4名で「育む会」を行い「運動会」をテーマに話をしました。

参加者4名ともわが子の運動会は心配なく楽しめたようです。ベテラン母の余裕の言葉とは対照的にみかん組の保護者がアトムフェスティバル翌日の小学校の運動会でのわが子の一コマの姿を見てとても心配していました。子どもが行う「おみやげ競争」での緊張感いっぱいのわが子をみて小学校で大丈夫かなと不安になったようです。

同じような不安、悩みをもった保護者の体験談を載せたいと思います。

小学校の運動会が終わった翌日、Iさんから「今年の運動会、娘はめちゃくちゃ楽しんで張り切ってやってた。」と電話がありました。小学校での運動会の様子を聞いて嬉しくなり、是非お母さんの今の気持ちを聞かせてほしいとインタビューしました。

ここには書ききれないくらいいっぱいの気持ちを話してくれました。

『娘は5歳児からアトムにきました。3歳4歳と前の保育所ではそれなりに運動会をやっていたので去年のアトムフェスティバルで練習の時から「やりたくない」と拒否しているのがなんで?と理解できなかった。「やりたくない」の娘の心の中なんて考えてもみなかった。

運動会の練習なんて誰でも普通にすることが当たり前のことで、当たり前のことをしない娘がおかしい。なんとかやる気になるように家であれこれ言葉を変えて励ましていた。親の思いとは裏腹にしようとしない娘。家で楽しそうに踊っているのに私の姿が見えたとたんすぐにやめてしまう。その様子からひょっとして私の一生懸命な言葉賭けは娘にはプレッシャーでしかないのか?子どもは親の気持ちを見抜いているのかと思ったりした。

担任は娘がしたくない心のうちを説明してくれた(大勢の中で緊張や恥ずかしい気持ち、間違ったらどうしようという気持ちが大きく、やってみたい気持ちはあってもまだやりたいという気持ちには至っていない。「やりたくない」と表現していることを尊重しよう。楽しめないことを無理にやらせても意味がない。今までも楽しんでやっていなかったと思う。アトムではやりたくないと言っても良いと感じて言っているのでは。これまでにも何人もこんな子どもはいたが小学校で何もしない子どもはいなかったので心配しなくてもいい。たかが子どもの行事なのだから)と親が考えてもみなかった娘の内面を言われたとき、親として娘を理解してやれていなかったとショックを受けた。ただ、担任から「やりたくないようだ」と聞いても初めは「やらなあかんよ」って言ってくれたらやるはずだと思っていた。

前日応援旗を作って当日は応援団としての出番を作ってくれた。

応援旗を振り回している娘を見てとても複雑な思いだった。私はそんな参加の仕方の娘を認めることが出来ずにいたのにアトムのみんなは娘を認めて一生懸命サポートしてくれたのを感じた。私が「本当にやりたくないんだな」と娘を認められたのはアトムフェスティバルが終わってから・・・。

その日家での娘の表情がなんとも穏やかで、楽しげに踊っていたのでこの子はやっと終わったと開放されたのかと思ったら親として又情けなくなった。改めて4歳児の運動会のビデオを見たら、緊張感いっぱいの娘の顔に気がついた。やって当然で無理やりやらせているなんて考えてもみなかった。

娘に対しての不安はどこからきているのかと思い返したら4歳児の保育参観で周りの子とは明らかにペースが違うわが子を見て他の子から置いていかれるのではないかと不安になったことがベースにあると気がついた。人並みにと思う気持ちが娘にプレッシャーを与えていた。娘は「私は私」と親に知らせていたのだがそこをみてやれていなかった。小学校へ行ったら大丈夫と聞いてても今ちゃんとやらないとみんなに置いていかれるっていう不安が大きかった。

その後担任や懇談会でいろんな人と話をしながら自分を振り返り、わが子のありのままの姿や特徴を知ることでやらないわが子を許せるようになった。今まで子どもの内面を何一つ気づいていなかった自分にショックを受けたがそのままの子どもの姿を理解できたことが親として成長できたかなと思う。

アトムフェスティバルが終わった後娘は「アトムではしなかったけど 小学校ではする」と宣言していた。そして今年の運動会、昨年の経験から親として気づいたこともあり今年は無理にせんでもいいと思える自分がいた。

ところが私の前でも楽しそうにダンスを練習するし、当日もめちゃくちゃ楽しそうに踊り、走る娘の姿だった。普段家での練習の姿を見ていない父は目の前の娘の姿や表情を見て涙を流していた。娘の何がそうさせているかはわからないけどみんながやっている事は自分も出きるというプライドなのか、学校へ行って変わりたいと思っている娘のような気がする。子どもって不思議だ、去年の親の心配はなんだったんだろうって思う。

「親は子どもの成長についていけていない気がする。どんどん先を行く子ども。親としていろんなことを子どもに教えてもらってる気がする。子どもを親に合わせようとするのではなく子どもの今の姿に親が合わせることだと思う。心配しなくてもその子のペースでその子が成長していくことを待ってやったらいい・・・・。」

体験から来る重みのあるメッセージをいただきました。

おしらせ

○給食室 
  ☆秋らしくなってきた献立
☆食の安全が脅かされつつあります

○夜間室 
 ☆毎日のこどもたちの様子

○いちご組
 ☆保護者へのお願い
 ☆半年間の子どもの成長を一人ひとりまとめました

○もも組  
 ☆もも組のおしらせ
 ☆半年の子どもの成長など
 ☆子ども達の面白エピソード

○ばなな組
 ☆おしらせと歯みがきタイムの様子
 ☆散歩先での様子
 ☆クラス懇談会の報告
 ☆保育士の半年を振り返って

○ぶどう組
 ☆お知らせと今月の取り組み予定
 ☆子ども達の半年間の様子

○すいか組
 ☆子ども達の半年のすがた
 ☆アトムフェスの一人一人の様子

○みかん組
 ☆こども一人一人の半年の姿
 ☆アトムフェスでのこどもたちの様子

○フリーのページ
 ☆

○父親懇談会の報告

○職員会議の感想

○アトム共同保育園を育む会からの報告

↑ このページの最初に戻る

 

9月号 巻頭文

立場をかえてみる 岩木陽子

先月の父親懇談会では、最近の社会で起った事件について話し合う機会がありました。秋葉原の事件やその後の父親殺傷など悲惨な事件がつづき、胸を痛めながらも、お父さん達の意見に興味もあって参加しました。

もし、私の子どもが被害者であれば、怒りで発狂するのではないか、加害者を憎んでも憎みきれないほど恨むだろうし、一生許せない思いで過ごすと思いました。たいていの親は同じ心情だと思います。被害者の親の気持は解るし、マスコミからも被害者の無念や家族の悲しみは伝わってきます。

でも、もし私の子どもが加害者であれば・・・(そんなことを考えただけでゾッとしますが) その時の自分の精神状態を考えただけで怖くなりました。

ただ、加害者の親も自分の子どもを犯罪者にしようと思っては育ててないし、やさしくて、思いやりがあって、たくましく育って欲しいとふつうに願っていたと思うのです。それがどこでどうボタンを掛け違えたのか・・・そう思うと、加害者の親や家族のつらさも想像ができ、何ともいえない気持になりました。

どの親も我が子を被害者にも、加害者にもしたくないはずです。そうならないためには、自分に関係がない・・等と無関心ではおれないし、加害者の親を冷たく責めてもどうにもならないことです。

ではどうしたらいいか?やはりそこまでに至った原因を探り、親として大人としてどうすればよかったのかを考えて、今の子育てに生かすしかないと思います。

テレビや本でも原因のようなことはいろいろと報道されています。何が本当か、判断がむずかしいと感じつつ、本当のことを知ろうとする姿勢と、立場をかえて考える柔軟さは持っていたいと思いました。

先日、研修会(参加者はほとんど教師)で、アトムの懇談会について話す機会がありました。その研修目的は、学校の懇談会をもっと充実させたいということで、本音で語れるアトムの懇談会がなぜできるのか聞かせてほしいということでした。

学校の懇談会は出席率もよくないし、時間も短くてなかなか話し込めない、本音も語れないし、子どものお母さん同士でも親しくなれないと聞きます。

実際、我が子の懇談会もそんなようだったことを思い出しました。

私は、どんな話をしたらいいのか、さんざん迷ったのですが、結局、先生達に保護者の立場になって、我が子の懇談会を振り返ってもらうことにしました。

先生も親の立場で参加すると、やはり同じような不満があるようでした。

教師も家に帰れば子どもの親です。教師目線と保護者目線ではどんなズレがあるのか?立場をかえると、また何か違ったことに気づかされる事もあるので、こんなふうに考えてもらえたことは良かったかと思っています。

終了後、先生達の感想も聞けず、私自身は話の進め方に多少の反省もありで、全体にはちょっと消化不良気味な話になってしまいましたが・・・・。

あさりの会

いろいろな職種の人が気軽に集まり、肩の力を抜いて話し合う場に「あさりの会」というのがあります。誰が来てもいいし、どんな話をしてもよい集まりです。

ルールはそこで話されたことを口外しないことです。

教師、保育士、保健師、役場で働く人、学童の指導員、などが参加しています。

先日の「あさりの会」では、南小の教頭先生をゲストに招き、話を聞きました。

30年近く教師をしてきての苦労話や大切にやってこられたことを、気取らずに話して下さいました。エピソードを聞くと先生の熱い思いが伝わりました。

私は仕事上、南小には時々用事で行きます。教頭先生にもお会いするのですが、その時の印象は正直、言葉数の少ない、ちょっと近づきにくい感じでした。でも、今回のような話を聞くと、先生の人となりが分かり、印象が変わってきました。次に南小に行く時の私の気持は今までと違うと思います。子どもを小学校に引き継ぐ立場の保育士としても、小学校の先生と少しでも近づけて、本音で話しが出来る方が子どものために良い事です。

実は、教頭先生は旧アトム共同保育所の保護者でもありました。

肩書きを気にせずに、飾らずに話して下さった先生に感謝しています。

人に関わる仕事をしていると、人の理解がとても大切になります。

いろいろな立場で働く人の本音を聞くことで、人の理解にも役立つのではないかと思います。

誰でもが、都合の良いときに自由に参加できる「あさりの会」です!

安全委員会を行いました。 市原悟子

第1回の安全委員会を8月23日(土)の午後2時から行いました。

4名の保護者と職員7名で3時半まで気付いたことを出し合いながら、改良点を考えました。その後、子ども役、犯人役になり「さす又」の実技訓練を行いました。私も「さす又」を手にして犯人役に向かいましたが臨機応変に使用方法を変えないといけないことを痛感しました。

《遊具について》  現在、年2回職員で点検表に基づいて自主点検を行い、その際に不具合、危険箇所が見つかれば業者に補修をお願いしています。

① 築山(コンクリートの滑り台)の耐震強度は?
② 鉄棒の歪みは大丈夫?
③ ブランコを小学生が乗っているが体重制限した方が良いのでは?

《施設について》  この施設も30年近いので老朽化が進み6年前に施設を移管してから毎年修理を重ねてその費用もかなり嵩んでいます。耐震対策としては保育室の蛍光灯は飛散防止の物を使用、窓ガラスには飛散防止フィルムを貼っています。

① フェンスを高くした方が良いのでは?
② 防犯カメラのアピール、警備会社のステッカーを貼る
③ 保育室のオートロック
④ 園庭の灯油置き場は不要であれば撤去したらどうか 
⑤ 別館裏庭の材木、撤去したらどうか
⑥ 建物の耐震強度は?

《その他》

散歩に行く時は複数で、3点セット(携帯電話・笛・防犯スプレー)を持参しています

①ホールの横の裏門の鍵置き場は明確に
②駐車場の正門を閉じた方が良いのでは?
③災害時の避難経路を明確に
④散歩中の用心は?
⑤早朝の事務室に誰かいたほうが安心だが

以上の意見が出ました。この中には仕事で参加できないのでと日報で案を書いてくれた保護者の意見も記入しています。

これらの意見を整理して今すぐ取り組むことで解決できること、建物などに関しては建替えの年も視野に入れて計画立てようと考えています。

建替えに関してはかなりの費用も必要です。その際には大きな協力をお願いすることになるかと思います。

1回目の安全委員会に参加していただいた保護者の方、日報で意見表明してくれた方ありがとうございました。

第2回、3回と引き続き重ねていく予定です。よろしくお願い致します。

おしらせ

○給食室  
☆給食検討委員会の報告
☆人気メニューと、不人気メニューについて
☆ゴーヤチャンプル。鳥レバーのケチャップ煮の作り方について

○夜間室 
 ☆夜間保育でのこどもの様子
 ☆昆虫好きなこどもたち

○いちご組
 ☆夏の水遊びの様子
 ☆保護者からみての、子どものこの半年の成長など

○もも組  
 ☆夏の思い出

○ばなな組
 ☆今月のお知らせ
 ☆子ども達全員の半年の様子

○ぶどう組
 ☆なつやすみの思い出など
 ☆クラス懇談会の報告
 ☆田丸保育士のつぶやきなど

○すいか組
 ☆子ども達の半年のすがた

○みかん組
 ☆子ども達にこんな話をしてみました
 夏の思い出を子ども達にきいてみました

○フリーのページ
 ☆フリー保育士の夏の思い出

○父親懇談会の報告

○職員会議の感想

○アトム共同保育園を育む会からの報告

↑ このページの最初に戻る

 

8月号 巻頭文

「安全委員会」立ち上げます。 市原悟子

今年で6回目の父親懇談会が7月12日(土)午後6時から行われました。

全ての行事は園長の私が決定するのではなく行事ごとに職員の担当(実行委員)を決めて実行委員会で協議しながら決めています。今年の実行委員は初の試み、クラス別ではなくテーマ別懇談会を企画しました。

① 子育てQ&А
  ② 嫁のナゾ
③ 最近の事件から子育てを考える    の3テーマでした。

私はお父さん達が最近の殺傷事件をどのように感じ、自分の子育てに引きつけて考えるのかを知りたくて③に参加しました。

その中であるお父さんが「もしアトムに刃物を持った不審者が侵入してきたら職員は守ってくれますか?どんな防犯、安全管理をしてくれていますか?」との質問がありました。

現在行っていることは

1、毎月1回  非難訓練を行っています。

2、散歩に行くときは(防犯スプレー・携帯電話・笛)を持参

3、知り合いの警察官の方に来ていただき、もし不審者が来たときどうすれば良いかの指導をしてもらい、竹刀を常備した方が良いとのアドバイスでかき集めて常備しています。

以上のようなことです。その夜は防犯に対して色々考えると一睡もできませんでした。

そして、保護者にも協力してもらい「安全委員会」を作ろうと考えました。

安全面に関してどのような不備があるか、点検して早急にするべきこと。

長期計画ですすめることと整理し取り組みたいと思います。

是非、保護者の意見も聞かせてください。力を貸してください。

8月23日(土)午後2時から夜間室で第1回目の会議を行います。

よろしくお願いします。

7月の職員会議の内容

① АEDの使い方の講習
インストラクターから具体的な救急処置を学びました。
  ② 父親懇談会で出た意見から安全に対しての検証
もし不審者が来たらどのように子ども達を守るか、誘導するかなど
火事、地震の避難訓練と同じ回数で不審者対策の訓練も今後する。
③ 職場の文化、職員間のマナーなどについて考えよう
事前にアンケートで気になる点を書いてもらい、職場の倫理のようなことを討議しました。メイクや服装についてなど具体的に話し合う事ができました。

おしらせ

○給食室  
☆みかん組のお泊り保育の様子
☆なすとピーマンの鍋しぎ の作り方

○夜間室 
 ☆夜間保育の子ども達の様子

○いちご組
 ☆水遊びの子ども達一人一人の様子
 ☆クラス懇談会の報告

○もも組  
 ☆リトミックしましたー
 ☆すももグループの様子

○ばなな組
 ☆今月のお知らせ
 ☆子ども達の食事の様子

○ぶどう組
 ☆おしらせとお願いなど
 ☆吉本保育士の最近感じたこと
 ☆おもしろエピソード集

○すいか組
 ☆子ども達の出来事でおっ!?って思ったこと
 ☆グループがえをして感じたこと

○みかん組
 ☆お泊り保育の様子を特集しています

○フリーのページ
 ☆行事ごとの報告

○父親懇談会の報告

○職員会議の感想

○アトム共同保育園を育む会からの報告

↑ このページの最初に戻る

 

7月号 巻頭文

今月は職員会議の報告が巻頭です。

更新までいましばらくお待ち下さい。

おしらせ

○給食室  
☆夏の疲れ回復のために
☆夏の飲み物について、こどもには水分補給はお茶で!

○夜間室 
 ☆夜間保育の子どもたちの様子

○いちご組
 ☆今月の予定と、こども達の様子
 ☆いちご組の食事の様子

○もも組  
 ☆お散歩の様子、少し遠出をしてきました
 ☆クラス懇談会の報告

○ばなな組
 ☆今月のお知らせ
 ☆保育園でのこども達の様子

○ぶどう組
 ☆おしらせと、7月の取り組み
 ☆おもしろエピソード集
 ☆カリキュラムに照らし合わせたこども達の発達の様子

○すいか組
 ☆7月の予定
 ☆やぎさんを見にお散歩行ってきました
 ☆七夕のお願い事

○みかん組
 ☆7月の予定
 ☆4月からやっているいろいろなこと
 ☆懇談会の報告
 ☆遠足の様子のお知らせ

○フリーのページ
 ☆行事ごとの報告

○アトム共同保育園を育む会からの報告

↑ このページの最初に戻る

 

6月号 巻頭文

子育てと介護 岩木陽子

3月より実母と同居しています。認知症の母が88年間住み慣れた故郷を離れ、見知らぬ土地でどうなることか・・・と不安でしたが、少しずつゆっくりと慣れてきている感じです。実母といえども27年間も別々に暮らしていると、今まで気づかなかった母の一面がいろいろ見えます。例えば三角コーナーのゴミ袋を、ゴミだけだしてまた使おうとしたり、夕食におかず3品つくると「もったいない・・・」と連発し大正~昭和を生きてきた人の生き様を感じます。

また、認知症もあるので、仕事に出かける孫に“いってらっしゃい”をしたかとおもえば次の瞬間に「あの子はまだ2階で寝ているのか?仕事行くのなら起こしたらなあかんで」と言ったり、2~3日お風呂に入らないので誘うと「毎日入っているからまだ体がほこほこしているわ」と断わります。気分や気持もその時々でよくかわりますし、行動も自分のやりたいことや目についたことが先になります。これは4~5歳児の子どもに似ています。お年寄りがどんどん子どもになっていくのは本当で、これが3歳になり2歳になりやがて0歳の赤ちゃんにもどっていくのか・・・と思います。

今の出来事が記憶に残らない母と暮らしていると(昔のことや息子のことなどは覚えているけど)、あらためて“記憶ができる”というのはすごい!と実感します。

家では母と、仕事では子どもと生活していると、老人や子どもに親や家族や社会はどんな手助けが必要なのか?介護と子育ての共通点や相違点などをいろいろと考えます。

認知症の人は今のことを記憶に残しておけません。母にできないことを指摘して、次は同じことを繰り返さないようにいくら注意してもその事を覚えていないのだから無意味です。母も私もしんどくなるだけです。

人間の成長は失敗から学習してそれを次に生かしてこそ出来るのだと思います。その意味では認知症の人にはそれが通じません。母のような人には成長を望むより、ただただ毎日心安らかに過ごせるよう、否定も指摘もしないことです。それがその人の尊厳を守ることになります。

骨折をしないように、気分を害させないように100%“転ばぬ先の杖”をつくのが、老人介護で一番大事なことだと思います。これから成長していく子どもとは正反対の対応です。

子どもは自分のしたことを覚えています。記憶もできるし、いろいろなことが自覚出来るようになってきます。良いことをしたら褒められたいし、悪いことをしたら誤魔化そうともします。

子どもは日々の学習で成長していきます。学習するためには、生活の中で子ども自身が頭を打つような体験をしたとき、“もうこんなおもいするのはいやだ!”“じゃそのためにどうするか?”を考える機会が要ります。 “かわいい子には旅をさせろ”ということわざがあります。これは過保護な子育てはだめなことを言っています。昔の人の子育ての知恵はすごいと思います。

子どもの周りで起っていることに干渉し過ぎず、子ども自身が乗り越えられるように見守ることが子育てでは大事なことです。

もし、今子どもに転ばぬ先の杖をつきすぎているかなぁ・・・と感じている親は、その力をどうぞこれからの介護のために残しておいて下さい。

つきすぎているかどうか分らない・・・という親は、今一度子育てを振り返って下さい。担任に聞いても良いし、懇談会などで他の親のことを聞いて参考にするのも良いです。

私は数ヶ月前までは、子育てを終えてゆったりとしていました。母は長男の兄が面倒をみてくれるものと思いこんでいました。まさか私が介護して最後まで看取ることになるとは夢にも思いませんでした。でも、よく考えたら親に育ててもらったのだから、つぎは親の面倒をみるのは当たり前のことですよね。

長寿社会では誰にでも起こり得ることです。

転ばぬ先の杖をついた介護がしてもらえるように、今からしっかりと子ども達を育てておきましょう!!

『親子まつり』いかがでしたか? 市原悟子

『親子まつり』は今年で2回目です。認可保育園としてスタートした6年前にはこの行事はありませんでした。認可1年目の2003年度には7月、「夏祭り」を夕涼み会風に夕方取り組みましたが、とても夕涼みにならない蒸し暑さの中でホールに入りきれない大人数、安全上の不安も重なり、2004年度には土曜日の午前中に時間変更しました。この年もうだるような暑い日で、熱中症にならないか気が気ではありませんでした。

暑いこの時期にしなくても良いのではと「夏祭り」を見直し2005年度は「アトム子どもまつり」と内容も、時季も変更して5月に行いました。

2007年度に「親子での取り組みもしたい」との保護者からの要望もありネーミングを募集して「親子まつり」に変更しました。いちごぐみからみかんぐみまでクラス別で親子でできる競技やリレーで楽しんだ昨年でした。今年も同じ様な内容を企画していましたが、あいにく雨天でしたね。

今までは雨天の場合は延期としていたのですが、今年は雨天でも実施できる内容を考えました。保育室での取り組みはいかがでしたでしょうか?

「戸外も良いけど、保育室での遊びも良かった」との感想が多く聞かれました。

来年企画するにあたり皆さんの意見も参考にしたいと思いますので、日報に書く、職員に伝えるとかの方法で教えて下さい。よろしくお願いします。

5月の職員会議

1部の司会2時間(上野・山本)で子ども達の「集団作り」について汐見稔幸先生のレポートを読み合わせして2部の司会(谷野・田丸)で保育内容についての協議を行いました。

今月は松田みおかさんが職員会議を見学しました。彼女は父親の仕事の都合で16歳の時、イギリスに行き、現在はイギリスのシェフィールド大学の幼児教育の研究員です。

2003年7月にNHKスペシャル「裸で育て君らしく」のアトム共同保育所の放送をイギリスでみてアトムの保育に興味をもって昨年8月に来園しました。

今回は2回目の来園です。職員会議の見学だけではなくみかん組での実習も6月20日まで行いますのでよろしくお願いします。

松田さんが生活するイギリスの子育て事情、保育園、幼稚園について日本と比較しながら議論できました。

「集団作り」の発想がどのようなところから考え出されたのか、これが日本独自で外国にはないということなども明らかになり、職員は広い視野がいるなあと改めて学習の大事さを痛感しているようでした。

おしらせ

みかんぐみは毎月第3火曜日 「手話の日」と決め、3月に卒園した西村ゆたか君のお母さんから手話を教えていただきます。

毎月第4火曜日は日頃遊んでいるオアシス公園の掃除をします。(ごみ拾い)

《お願いします》

オアシス公園の草引きのご協力をお願いします。毎月第2火曜日9時~

いつも子ども達がお散歩で草花を楽しませてもらっています。

花壇の手入れは地域のボランティアの方々が行ってくれていますが広範囲の為、草引が大変な作業のようです。是非草引きボランティアに御協力お願いします。

(おじいさん、おばあさんの参加も大変助かります)

○給食室   ☆お弁当の日について ☆ランチルームが始まって1ヶ月の様子 ☆人気のおやつ「ポテトグラタン」の紹介

○夜間室 
 ☆夜間保育の子どもたちの様子

○いちご組
 ☆アンケートをとりました「子育てで大変だーと感じるとき、幸せだなあーと感じるときのベスト3」
 ☆今月の子ども達と遊んでいる様子

○もも組  
 ☆梅雨時の遊び
 ☆うきうきお弁当の日
 ☆懇談会の報告

○ばなな組
 ☆6月のおしらせ
 ☆ばななっ子、ひとりひとりの様子

○ぶどう組
 ☆お弁当の日の様子
 ☆クラス懇談会の報告
 ☆お誕生日会の様子

○すいか組
 ☆お弁当の日の様子
 ☆すいか組ランチルームでの様子

○みかん組
 ☆子ども達が感じていること
 ☆消防署見学の様子
 ☆おにぎりクッキングをしたよー

○フリーのページ
 ☆行事ごとの報告

○アトム共同保育園を育む会からの報告

↑ このページの最初に戻る

 

5月号 巻頭文

新しい取り組みです。

①ランチルームを作りました!!

みかんぐみは、給食室の前の保育室で食事、おやつをとることにしました。

すいかぐみは、玄関横のスペースのランチルームでとることにしました。

今まで、遊ぶ、寝る、食事の部屋を別々にしたいとずっと考えていたのですが空き部屋がないため実現できませんでした。工夫に工夫を重ねやっと場所作りができたので

実施しています。気分が変わるのか今のところ落ち着いての食事になっています。

②「アトムっ子」に新コーナーを作りました。

・家であった子どもの楽しい、おもしろい出来事を伝えるコーナー
  ・不明な衣類など持ち物を探して欲しいコーナー

新入園保護者の方へ

①5月は「母の日」6月には「父の日」がありますが、家族形態も多様化していますのでアトムでは3月9日に「サンキューの日」として母、父に限らず感謝の気持ちを表す日として取り組むことにしています。3月までお待ちください。
②苦情処理委員を設置しています。以下の4名です。何なりとお聞かせください。

市原悟子・金石愛子・岩木陽子・林明子

【お願い】

① 駐車場での子どもの動きに細心の注意を払って下さい。時々ヒヤリとする場面を見かけます。事故が起きてからでは手遅れです。みんなで気をつけて下さい。お願いします。

② アトムの駐車場の前に横断歩道があります。そこに駐車するのは絶対止めましょう!!

地域の方から再三注意を受けています。交通マナーや社会的マナーを私たち大人が守らないと子どもが守れるはずがないのです。

② 毎月第4土曜日の職員会議の日の利用にご協力ください。仕事以外で利用される方は家庭保育にしていただくと助かります。午前9:00から午後1時までの4時間を使って職員会議を行っています。会議では子どもたちのこと、保育のありかた、職員間のコンビネーション、研修などを行っています。とても貴重な会議ですので、保育担当職員を最小にし、1名でも多くの職員が参加できるようにご協力をお願いします。

おもしろ~い家でのできごと

扁桃腺が腫れて、熱も出ているので「安静にしとき」との母と息子のバトル

ご飯も食べないで遊びたがる息子に

母「ごはん食べられへんのにアカン」
息子「食べたくても食べられへんのやからしゃーないやろが!!」と10分バトル
あまりにも顔を真っ赤にして怒る息子に笑いがこみ上げて思わず笑うと
息子「笑うとこ違うやろが!」
母「一体どっちがおかしいこと言うてるの?」
息子「自分や」
母「自分って誰?」
息子「自分って子どものことやろが」
母「子どもって誰?名前いうて」 名前をいう息子
母「じゃーどうするの?」 息子 無言
母「はいはいもういいわ」と用事をしようとすると
息子「ケンカの途中でどこいくんや!まだ終わってないやろが!!」
 母「そんなんいうても悪い人が謝らなケンカ終われへん」と無視して、やけに静かであきらめたのかと思いきや興奮のあまり鼻血ダラダラ流していた息子慌てて拭くと
息子「これで仲直りしてくれる?」

よー頑張った息子でした。

おしらせ

○給食室  
☆子ども達の様子 
☆お弁当の日のおしらせ

○夜間室 
 ☆各クラスの懇談会の時の様子 

○いちご組
 ☆4月の子ども達の様子
 ☆懇談会の報告

○もも組  
 ☆グループ分け後の様子
 ☆子ども一人一人の様子
 ☆もも組の1日の流れ

○ばなな組
 ☆お願いとおしらせ
 ☆1ヶ月たっての子どもの様子
 ☆クラス懇談会の報告

○ぶどう組
 ☆おしらせなど
 ☆新しい保護者の人の紹介
 ☆クラス懇談会の報告

○すいか組
 ☆グループごとの1ヶ月たっての子どもの様子
 ☆クラス懇談会の報告

○みかん組
 ☆取り組みのおしらせ
 ☆1ヶ月の子ども一人一人の様子

○フリーのページ
 ☆1ヶ月過ごしての思い

↑ このページの最初に戻る

 

4月号 巻頭文

2008年度がスタートします。どうぞよろしくお願いします。

2008年度は新しく34名を迎え入れて、子ども149名、職員31名でスタートします。どうぞよろしくお願い致します。 

各クラスの子ども数と担任を紹介します。  *=新入園児 太字=責任者

いちごぐみ 10名  *10 【池本美和・川中三和・上野由美子・坂口舞】

ももぐみ  24名  *12 【鳥羽美奈子・仲嶺真弓・亀地亜由美・糀谷麻衣子】

ばななぐみ 25名  *2  【谷野則文・上原峰子・谷奥奈津子】 

ぶどうぐみ 28名  *5  【田丸あけみ・吉本忍】

すいかぐみ 32名  *4  【山本知輝・南真紀】

みかんぐみ 30名  *1  【大野京子・市原泉】

休暇代替フリー        【梅本あゆみ・松藤美和・長野麻美・小松純子】

夜間保育           【大浦由美子・久保創太】

給食             【金石愛子=副園長・木場浪子・中川知子】

掃除             【山田キミ子】

事務             【林 明子・原田博子】

総括主任、副園長       【岩木陽子】

園長             【市原悟子】

理事の紹介をします。

アトム共同保育園は、社会福祉法人アトム共同福祉会が運営に責任をもっています。

市原悟子 理事長兼園長   金石愛子   副園長 給食責任者

山本健慈 非常勤理事(和歌山大学教授) 吉見剛二 「なかまの里」施設長

瀧本善則 非常勤理事          原田 仁  非常勤理事

【監事 吉木浩  赤塚満紀子】

以上が理事会のメンバーです。理事会は2ヶ月に1回行われています。

どうぞよろしくお願いします。

事務室メンバーの自己紹介 

園長の市原悟子です。京都の認可保育所3年、泉佐野公立保育所の臨時職員約2年、認可前のアトム共同保育所24年、現園長6年目です。独身時代から保育士の仕事を始めていたので、30歳半ばこのまま保育士だけを続けるのは??一つの仕事で終わるのもどうか、年齢的に転職できるラストチャンスかと心揺れる時期がありました。当時非常勤の山本所長(現会長理事)に就職先を探して欲しいと頼んだところ、「どの職に就いたところであんたの仕事振りは変わらないだろう。アトムの足元を見てもっとやることがあるのでは」と言われその後一年ほどはあきらめきれない気持ちがあったのですが、認可への準備や保護者とのトラブルなど目の前に問題が山積み、その対応に追われるうちに就職活動は断念して現在に至っています。この仕事の奥の深さ、幅の広さを年々実感しています。

子どもにケガがあるともうダメだと辞めたくなるのですが・・・。

話は自己紹介とは少し離れますが、最近の殺傷事件やホームでの突き落とし事件、青年の心の闇は親でも気付かないと一様に言いますが、親に全て話せない。話さない。心配掛けたくないと思うあまり言えない。渦巻く不安、焦燥感が積もってとんでもない行動に出たのではと推測します。事件のたびに被害者家族はもちろんのこと加害者家族も周囲の人にも大きな傷跡と長く辛い日々が続くことを思うと、いたたまれないですね。

アトムで長年取り組んでいる親同士の関係作りは家族のピンチを救い合える、大人にとっても子どもにとっても気軽に話せる人、胸のうちを理解してもらえる安心が生活の中に必要との考えから行われているのです。相談できる関係になるためには日頃からの付き合いの積み重ねです。関係作りにチャレンジしてみて下さい。お手伝いします。

行事について

>今年の特徴

①親子フェスティバルなど、土曜日に企画しています。

②卒園クラスの記念行事に相撲大会を入れています。

年間行事予定表を失くさないように保管しておいて下さい。

行事は基本的に子どもと職員が共に楽しめるような内容を考えてつくっています。

他の保育所や幼稚園で年度末に行われる生活発表会(劇、歌、踊り、楽器演奏等)は行事に入れていません。

「是非、やって欲しい」との保護者からの要望もありますが、取り入れていません。

発表するにはそれなりの準備や練習が必要だと思います。それは見る側の期待があるのでその期待に沿うような内容を考えるからだと思います。準備や練習それらを楽しめたら良いのですが目的意識がまだはっきり自覚できない就学前の子どもたちには、大人主導の指導を入れないと無理だと思います。私は保育園時代には人に見せるために練習する時間をとるよりも自分の遊びたいこと、したいことをする時間に使うことが重要だと思っています。

思春期に思い悩み、自己肯定感が少ない、又は自己肯定感をもてなく、リストカットや薬物依存になるケース、やる気の欠如の原点は何かを考えた時、すでに幼児期の就学前の段階から評価や競争の体験、(出来栄えを気にし、大人からの評価を気にした生活体験)が影響しているのではと考えます。幼児期では自分のしたいことを十分して、その為に自分で努力してその結果に対して自分で喜べる体験が必要なのではと思います。

友達と共に遊ぶことも、自分ひとりで楽しむことも同じくらい大切な時間だと思います。

現代は全てにおいて焦らされ、急がされて、自分の思いを温める時間を持てないのではと心配になります。小学校に入学すれば、行事や全てがみんなと同じことを一斉に行う生活になります。子どもたちもよくそれはわかっていると思います。だからせめて保育園時代は小学校ではできないことをさせてやりたいのです。子どもは遊びが学習なのです。

生活発表会は取り組みませんが「アトムフェスティバル」では日頃の遊びや自分のしたいことを子どもたちが見せてくれますのでお楽しみ下さい。

大人の行事としては特にクラス懇談会を重要視しています。すいか、みかん組は他のクラスより回数を多く予定しています。懇談会は子どものこと、大人のことを話す場、子どもを育てる大人同士が子ども理解をするための場です。何か問題があるから話すのではなく、日頃ゆっくり時間がとれないので、懇談会という場を設定しています。

多いに活用して下さい。

新入園児の保護者の方は就学前の小さい子どものことで何を話しするのだろうと疑問をもたれると思いますが、日頃の些細な子育ての悩み(こんなことするのうちの子だけ?私の育て方これでいいの?全然言うこときかないんやけどどうしよう等)を話してもいいのです。   

子どもの対応についてはプロと言われても保育士も日々悩みながらやっていますので、保護者の方と一緒です。保育士と保護者の関係は上下ではなく、子育てを共にしている仲間と思っていただければと思います。多くの保護者の方から「懇談会で他の人の話を聞いてとても考えさせられた」「大人になってゆっくり、話したり考えたりする時間がなかったから懇談会が新鮮だった」「人前で話すことが苦手なので参加しなかったけど、最後に参加して自分が予想していたような緊張感などなくとても楽しかった。もっと早くから参加しておけば良かった。後悔!!」との感想が聞かれるほどです。是非参加して下さい。

おしらせ

○給食室  
☆お願い 
☆給食スタッフの紹介

○夜間室 
 ☆実家のような夜間保育に 
 ☆お願いとおしらせ

○いちご組
 ☆いちご組のお友達
 ☆担任紹介
 ☆部屋の配置

○もも組  
 ☆お願い・こんなクラスにしたいと思っていること
 ☆部屋の配置と、担任の紹介

○ばなな組
 ☆お願いとグループメンバー表
 ☆こんなクラスにしたいと思っていること
 ☆担任の紹介

○ぶどう組
 ☆おしらせと担任紹介
 ☆グループ別保育について

○すいか組
 ☆新しい友達の紹介と、グループ保育の説明
 ☆新しい部屋の配置

○みかん組
 ☆こんなクラスにしたいと思っています
 ☆グループの紹介と部屋の配置

↑ このページの最初に戻る

 

3月号 巻頭文

2007年度一年間を振り返る             市原悟子    

今年4月子ども150名でスタートし、(途中退園児3名、途中入園児4名)年度末151名でした。毎年途中入園に伴い臨時職員を採用するのですが今年は応募しても見つかりませんでした。そこで事務の仕事に3時間来てくれていた原田さんと保護者でもある畑さんに頼み込んでいちご組の保育に入ってもらいました。二人とも保育士資格取得者で経験もあったのでとても助かりました。

もも組にも担任変更の予想外のできごとがありました。子ども達は慣れるまで時間がかかったと思いますが大きな混乱がなく移行できました。担任の久保保育士が体調不良で担任をはずれ夜間保育担当になり、夜間担当だった中川がフリーの担当へ、フリーの小松保育士がもも組の担任へと変更しました。しかし小松保育士が体調不良で1月から時間短縮を余儀なくされ急遽、給食調理を担当していた川中保育士がもも組担任になり、給食室が1名不足の事態になったのです。こんなピンチを救ってくれたのが10年以上も前のアトムの職員だった山内さん、赤塚さんの2名でした。3月までの急場しのぎの無理矢理のお願いを聞き入れてくれたのです。求人に苦労した今年でしたが、なんとかピンチを切り抜けられました。いろんな人に支えられているアトムです。

涙・涙の年度末総括でした

2月の職員会議は年度末総括を行いました。子ども、保護者、職員関係など今年度の保育実践をまとめたレポートは72ページにわたりました。

職員会議の進行はほとんど私が行っているのですが、今回私は一切口をはさまないという約束で司会、進行を谷野・田丸に任せました。事前に二人は何度も打ち合わせをして、進行シナリオを私に見せて確認するなど相当なる気合を入れて当日を迎えました。

二人が討議したかったことは、以下の2点でした。

① 保育方針の見直し
② 現在の管理職(岩木、金石、私)がいなくなる数年後自分達でどうして行くか

しかし二人が作ったシナリオどおりにはいかず、多方面にわたる意見に収集付かず頭を抱える場面も度々。と同時に進行役の二人も途中から自分の書いたシナリオ以外の思いが膨らみ方向変えて発言するので益々混乱していました。

議論が予定どおりに進行できなかった悔しさで田丸は涙、涙。谷野は困惑顔でした。

予定通り行かなかった原因はどこにあったのか、反省して次回に望むそうです。

「司会進行がこんなに難しいこととは思わなかった。準備したにも関わらずうまく行かなかったことがとても悔しいけれど、司会を引き受けたからこそ分かったことなので、司会はみんな体験した方がいいと思う」との二人からの提案もあり4月からの職員会議は持ち回りの司会進行で行う予定です。

職員会議の際、保育担当は職員が順番に入っていましたが10月から担任をもたないフリー職員、夜間職員、給食職員を担当に固定しました。通常土曜保育の子どもは50名ほどですが、第4土曜日の職員会議の時は協力を呼びかけてお陰さまで30名ほどになり会議に参加できる職員が増えてとても助かっています。御協力ありがとうございました。

ご冥福をお祈りします 

アトム内での子どものケガは年々減少しています。事故もなく今年度を終えることができそうで何よりなのですが、みかん組のS君のお父さんが事故で亡くなったことは大きな衝撃でした。仕事を終えてお父さんが帰ってくるのが当たり前だったS家の生活が突然起こった一瞬の事故で、二度とお父さんと会えなくなったのですから。

お父さん主導で生活していたのでお母さんの混乱、今後への不安は計り知れません。

4月から小学生になるS君、南小校区なので卒園後もみんなで支えてあげられると思っていたのですが、和歌山の方へ引越しすることになったそうです。

遠くに離れてしまいますが、応援団が沢山いることを忘れないでピンチの時にはアトムに来てくれたらと思います。お父さんのご冥福をお祈りします。

↑ このページの最初に戻る

 

2月号 巻頭文

第4回父親懇談会の報告

今年で4回目の父親懇談会です。昨年まではクラスに関係なく3歳未満児、3歳以上児のグループ別懇談会を行っていましたが、今年はクラス別で行ってみました。

クラスの親同士、担任との交流ができたと好評でした。

ちなみに参加はいちご=3名 もも=5名 ばなな=7名 ぶどう=14名の予定(2月2日に行います)すいか=6名 みかん=3名でした。

クラスにより話し合うテーマは違います。私は、ばなな、すいか、みかん組に短時間ですが順番に参加しました。初参加のお父さんが子育てについて疑問をいろいろ投げかけてそれに関して他の人が自分流を話していたばなな、すいか組でした。残念ながらみかん組は1時間近く1名のお父さんの参加で、個人懇談風でした。

そのお父さんが「テーマがマンネリになっていないか?保育士が全部主導取るのでなく、親に任せてみるのも良いのでは?きっといろいろ話題豊富な親っていっぱいいると思うし、一人10分でも話できる人はいると思う」と提案してくれました。

私も全く同感です。保護者同士の関係は、会社の上司と部下のような階級を気にして話しなくてもいい関係です。同年代も多い、多種多彩な業種の人がいるので交流したらとてもおもしろくなると思います。家と会社の往復のみの毎日だと出会う人も限られていると思います。

子育てに関することのみでなく、社会的なこと、芸術的なこと話題は色々あると思うので、テーマ別にするのもおもしろくなるかもと来年の企画がふとよぎりました。

他に要望などあればぜひお聞かせ下さい。よろしくおねがいいたします。

1月の職員会議

今月も気になる子どもの言動、行動について協議しました。

動きが活発な子、何回注意されても同じことを繰り返す子、言葉での表現がまだできないからか手が出る子、片付けや歯磨きなどを嫌がる子、落ち着きがなく話を聞き取れない子など、具体的に保育士の対応をどのようにしているのか、対応を変えて先月と比較してどのように変化したかを報告しながら、新しい対応を考えました。

おしらせ

新しい取り組みをお知らせします。

* 2月6日(水)魚解体ショー 4,5歳児のみです。

子ども達は給食で魚を食べていますが、魚の料理の様子を見ることは少ないと思います。家で丸ごとの魚を調理することもないでしょう。

当日はブリの解体を魚屋さんにきてもらって、夜間室で行う予定です。

きっと子ども達にとって衝撃的だと思います。

その日はその様子を話すと思いますので、是非聞いてあげてください

* 3月16日(日) 10;00~ 『卒園記念相撲大会』アトム内で行います。

ぶどう組のTちゃんのお父さんは小さい時から相撲をしていて、相撲で有名な高校、大学に進み現在も岸和田の地域の子どもたちに教えているそうです。

みかんぐみの子ども達に何かしてあげたいと『卒園記念相撲大会』を考えてくれました。当日は、道場の小学生も参加し本物のまわしも持参してくれるそうです。

優勝者にはトロフィーを、トロフィーには優勝者の名前を記入して、来年又アトムに持ってきてもらい、来年の優勝者に渡す。それを毎年繰り返します。

本物の大相撲では懸賞金が一幟=3万円だそうです。アトムでも1口=300円カンパを募り相撲大会の運営資金にと考えていますがどうでしょうか?

意見をお聞かせ下さい。

おしらせ

○給食室  
 ☆給食室の新メンバーの紹介
 ☆アトム特製「茶碗蒸し」の作り方の紹介

○夜間室 
 ☆サンタからのおもちゃで遊ぶ様子

○いちご組
 ☆体の成長、心の成長について
 ☆生活習慣について

○もも組  
 ☆お正月遊びのようす
 ☆節分にちなんで、こんなところもっていってほしい!各家庭が書いてきてくれたので掲載しています。

○ばなな組
 ☆保護者が主体となってのおもちゃ作りイベントの報告
 ☆進級にむけて準備しているところ
 ☆節分の鬼がきたら、みんなはどうする?こども一人ひとりに聞いてみました
 ☆クラス懇談会の報告

○ぶどう組
 ☆節分でのとりくみの様子
 ☆鬼さんに、自分たちのもっていってほしいところ、子ども全員にきいてみました

○すいか組
 ☆節分で鬼さんにもっていってほしいところは?子どもにきいてみました
 ☆すいか組の部屋は位置を変えました

○みかん組
 ☆一人一人のこどもの日の取り組み報告
 ☆節分で鬼にもっていってほしい所ってなに?
 ☆こどもの1年間の一人一人の様子
 ☆育む会からのおしらせ

↑ このページの最初に戻る

 

1月号 巻頭文

2008年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願い致します。       

【事務室より年賀の御挨拶】

お待たせしました!今年は仮称『シングルベル』=シングルの親の会を立ち上げようと思います。是非会を立ち上げて欲しいとの要望がありながらなかなか、実現できなかったのですが、実現します。

第1回目は    1月12日(土)午前9:30から11:30

2回目     2月 9日(土)午前9:30から11:30  

場所は夜間室です。

この会の参加資格はシングル家庭の親、シングル家庭を支えてあげたいとの思いをもっている人、プライバシーを守れる人です。

シングル歴20年の私の体験談も自己紹介します。

今年も実行の年にしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 (市原悟子)

アトム家族がみんな元気でケガ無くすごせますように・・・。毎日祈りながら給食室に入っています。昨年3月に初孫が出来た金石ちゃんです。でもアトムっ子たちはみんな金石ちゃんの孫です。今年も可愛い孫達の為に愛情たっぷりいれて、おいしい体にいい給食を作ります。宜しくお願いいたします。     (金石愛子)

昨年の代表文字は「偽」でした。これはみんなお金に絡んだ事でした。職員会議の報告でもあったように、今年はお金では買えない大事な事が代表文字になるような・・・そんな年であって欲しいと思います。   (岩木陽子)

年号が「平成」に変わり20年目がスタートしました。「昭和から平成」に変わったとき、みなさんは大部分の方がまだ10代だったと思います。どんなふうに過ごしていましたか?20年の時が流れ、父親・母親になりましたね。今年も皆さんと一緒に子ども達と成長を喜び合いたいです。みかん組の保護者の方は保育園生活もあと3ヶ月です。残されたアトム生活を楽しんでください。

(林 明子)

12月職員会議の報告

1,12/16(日)子育てパークが煉瓦館で行われました。

今年は例年になく沢山の人で賑わいました。熊取の保育園児(年長児)全員の共同作品(クリスマスツリー)が飾られ、それを見に来る親も多かったようです。参加する団体が増え、餅つきや舞台の催し物も今年初めてのものが沢山ありました。アトム保護者有志による劇(こどもまつりで出されたのと同じ)も行われたのですよ。親子で楽しめて、大人も学習のできる場が子育てパークです。まだ参加したことのない人は、来年は是非参加してみて下さいね!

2,子ども理解を話し合い、対応検討しました。

思いどうりにならないと手がでて、注意はするけどどこまで理解しているのか分からないでいる子どもの対応や赤ちゃん返りをどうしたらいいのかで悩むことがあったのでその話し合いをしました。子どもが今までとは違う様子を見せると親も保育士も戸惑います。どの子にも通じる対応のマニュアルがあればいいのですが、ひとりひとり子どもが違うので対応も違ってきます。だからこそ、毎月こんな話し合いが必要になります。今回もその子どもに合った理解と対応を話し合いました。

3,研修で学んできたこと

若手職員7名が、九州湯布院で行われた子育て共同集会の研修に参加しました。保育内容に直接関わる話しは少なかったようですが、刺激を沢山受けてきたようです。

環境にこだわりNPOを立ち上げて畑作りをしている人、自然の中で子どもの興味や関心のある物を取り上げて、生きる力を学ばせようとしている教師、世界各国の若者や子どもを見て回っている人など多彩な人達がいたようです。

職員の感想も「さまざまな人の話が聞け、自分ももっと色々なことを知っていかなあかんと思った」「テレビなどで何となくボッーと聞くだけのことが、それではあかんと思った」「小学校の先生の取り組みに驚き、共感した」「お金にならないことを生き生きしてやっているのが心に残った」「子どもの関わりの話しは少なかったが、大事にしなあかん所がわかった。生活かけてやっている情熱が伝わってきた」「“未来だけどなつかしさを作っていく”という話しが印象深い」などでした。

何事もお金さえあればできるような、それがすべてのような風潮の中で、お金では買えないものや生き方があることを子ども達に感じさせたいと思っています。そのためには、大人がそれを実践や実感しないと伝わらないとも思います。今回の研修は、そんな人たちの出会いで意義深いものだったと思います。

4,会議を終えて、残り一時間でクラスの大掃除をしました。

おしらせ

○給食室  
 ☆風邪を引いた時には

○夜間室 
 ☆サンタがきたよ!

○いちご組
 ☆いちごの面白エピソード
 ☆サンタクロースが来たよ♪

○もも組  
 ☆すもも組のふれあい遊び
 ☆クリスマス会でのエピソード
 ☆担任が代わります。

○ばなな組
 ☆今年のみんなの目標は?各家庭にききました。
 ☆ばなな組の懇談会の報告

○ぶどう組
 ☆クリスマス会でのエピソード
 ☆プレゼントを受け取ってのこどもたちの様子

○すいか組
 ☆すいかの子達に聞いた昨年1番たのしかったことは何?
 ☆クラス懇談会の報告

○みかん組
 ☆一人一人の日の取り組みの報告
 ☆手話の日の取り組み
 ☆おもちゃの使い方のあれこれ
 ☆育む会からのおしらせ

↑ このページの最初に戻る